村雨さんと日本庭園たしなみ巡り毛越寺11月8日|遣水とは?大泉が池と作庭記の見どころ|11/8 7:30
11月8日(日)7時30分からNHK BSP4Kで放送される「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 選 毛越寺」は、岩手県平泉町の毛越寺を訪ねる回です。
今回の中心になるのは、広い大泉が池と、池へ水を導く全長80mの遣水(やりみず)、そして日本最古の作庭書とされる「作庭記」の考え方を今に伝える庭園のつくりです。以前の毛越寺記事では放送内容や再放送情報を中心に紹介しているため、ここでは「番組を見るときにどこへ注目すると面白いのか」という視点で整理します。
11月8日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月8日(日)7:30〜8:00 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 番組 | 村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 選 毛越寺 |
| 出演 | 村雨辰剛 |
| 語り | 瀧本美織 |
| 主な舞台 | 岩手県平泉町・毛越寺 |
NHKオンデマンドの公式ページでは、この「毛越寺」回について本編29分、出演は村雨辰剛さん、語りは瀧本美織さんと案内されています。もともとは2026年7月31日に放送された回で、11月8日は「選」として編成された放送です。
番組表では11月8日7時30分から8時までの放送と案内されています。朝の30分で毛越寺の庭をたどる内容なので、池の景色だけでなく、水の流れや石組み、地形のつくりに注目すると番組の狙いが分かりやすくなります。
毛越寺回の見どころは大泉が池と遣水
番組の紹介でまず目を引くのが、全長約180mとされる大泉が池です。池の水面に周囲の自然が映り込む風景は、この回を象徴する場面の一つになっています。
毛越寺公式サイトでは、庭園について、仏堂と苑池が一体となった浄土庭園であることが説明されています。大泉が池の周囲には州浜、荒磯風の石組み、立石、築山、そして池へ水を引き入れる遣水が配置され、自然の景観を庭の中に表しているのが特徴です。
遣水とは何?番組で注目したい全長80mの流れ
遣水は、庭園の池へ水を導くためにつくられた流れです。NHKオンデマンドの公式説明では、毛越寺の遣水は全長80mで、学術調査によって発見されたものと紹介されています。
平安時代の遣水が残る庭園は極めて貴重とされており、単に池へ水を入れる設備として見るだけではもったいない存在です。流れの曲がり方や石の置き方、水面へつながる見え方まで含めて、庭の一部として設計されています。
毛越寺は「曲水の宴」でも知られています。流れに盃を浮かべ、手元へ届くまでに和歌を詠むという平安文化を思わせる行事です。番組で遣水が映ったときは、現在の景観だけでなく、かつてこの場所で水の流れそのものが文化の舞台になっていたことを思い浮かべると、見え方が変わってきます。
作庭記が毛越寺の庭でどう見える?
この回のもう一つの軸が「作庭記」です。NHK公式の番組説明では、毛越寺の庭には、日本最古の作庭の秘伝書といわれる「作庭記」を具現化した築山や州浜などが随所に見られると案内されています。
毛越寺公式サイトでも、庭園には「作庭記」の思想や技法が伝わっていると説明されています。つまり、文章で伝えられた古い庭づくりの考え方を、実際の景観として確かめられる場所だということです。
州浜は水際の自然な景色をつくる
州浜(すはま)は、池の縁をなだらかな水際として見せる部分です。海辺の砂浜や浅瀬を思わせるような景観を庭の中につくるため、池が人工的な四角い水面ではなく、自然の風景のように感じられます。
番組では大泉が池を広く映す場面だけでなく、岸辺の細かなつくりにも注目したいところです。遠景では一つの大きな池に見えても、近くでは石や岸の形が細かく変化し、見る場所によって印象が変わります。
築山や石組みは自然の山水を庭の中に写す
毛越寺公式では、池の周囲に枯山水風の築山や荒磯を思わせる石組みなどがあると紹介されています。平坦な場所に池だけを置くのではなく、高低差や岩の表情を取り入れることで、山や海岸のような自然景観を凝縮しているわけです。
「日本庭園はどこを見ればいいのか分からない」と感じる場合でも、番組では村雨辰剛さんが庭師の視点を交えて見どころをたどるため、水・石・樹木の配置が何を表しているのかを追いやすくなっています。
村雨辰剛が紅葉の手入れを体験
NHKオンデマンドの公式説明では、村雨辰剛さんが庭園での一大イベントを前に、新緑が美しい紅葉の手入れを手伝うことも紹介されています。
庭園は完成した時点の形を保存するだけではなく、樹木が成長し続けるなかで景観を整えていく必要があります。枝葉が増えれば、池や石組みへの視線が遮られたり、もともと意図された景色のバランスが変わったりします。
村雨さん自身が庭師として活動してきた人物だからこそ、鑑賞する側だけでなく、手入れをする側から庭を見る場面がこの番組らしいポイントです。毛越寺回では、平安時代から伝わる庭園の形と、現在も続く維持管理の仕事が一つの流れとして見えてきます。
毛越寺はなぜ特別史跡・特別名勝として知られる?
毛越寺は、番組表でも特別史跡・特別名勝、さらに世界遺産を構成する場所として紹介されています。毛越寺公式サイトでは、文化的価値について国から「特別史跡」と「特別名勝」の二重指定を受けていることが説明されています。
境内には平安時代の堂塔伽藍をしのばせる礎石などの遺構が残り、大泉が池を中心とする庭園も当時の作庭造園の形を伝えています。建物の多くが失われた後も、地形や池、石組みなどから平安時代の空間構成を読み取れる点が大きな特徴です。
そのため、この回は「きれいな庭を見る番組」というだけではありません。水の流れ、池の形、石の配置、植物の手入れを通して、平安時代の人々がどのような景色を理想としたのかをたどる内容になっています。
以前の毛越寺回の記事とあわせて見るなら
キニナルでは、毛越寺回について以前にも紹介しています。放送内容を広く確認したい場合は、村雨さんと日本庭園 毛越寺|80mの遣水・180mの池・作庭記の見どころも参考になります。
再放送の時間や配信情報を中心に確認したい場合は、村雨さんと日本庭園 毛越寺9月5日再放送|時間・見逃し・遣水の見どころで整理しています。
今回はその2記事と重ならないよう、遣水が庭の中で果たす役割や、作庭記の考え方が州浜・築山などにどう表れているのかを中心にまとめました。11月8日の放送では、景色を眺めるだけでなく、庭を構成する要素を一つずつ追うと内容が入りやすくなります。
前回放送から続く「庭の見方」
「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り」は、村雨辰剛さんが各地の庭園を訪ね、見た目の美しさだけでなく、庭に仕込まれた工夫や手入れの技術をたどる番組です。
毛越寺の後にも盛美園、山本亭、東福寺など異なる性格をもつ庭園が取り上げられています。場所が変わっても、水の扱い、石の配置、建物との関係、見る人の視線をどう導くかといった点が庭を理解する鍵になります。
毛越寺回では、とくに「水」が主役です。大泉が池の大きな水面と、そこへ注ぐ細い遣水を一緒に見ることで、庭園全体のスケールと細部の工夫を行き来できる構成になっています。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 毛越寺」
- 番組表.Gガイド「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 選 毛越寺」
- 毛越寺公式「境内のご案内」
- Prime Video「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り」
よくある質問
11月8日の「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 毛越寺」は何時からですか?
2026年11月8日(日)7時30分から8時まで、NHK BSP4Kで放送予定です。
毛越寺回に出演するのは誰ですか?
出演は村雨辰剛さん、語りは瀧本美織さんです。NHKオンデマンドの公式ページでも確認できます。
毛越寺の遣水はどれくらいの長さですか?
番組公式の説明では全長80mです。学術調査で発見された平安時代の遣水として紹介されています。
毛越寺回で作庭記と関係する見どころは何ですか?
築山や州浜などです。毛越寺公式でも、庭園が「作庭記」の思想や技法を今に伝えていると説明されています。
まとめ
11月8日の「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 選 毛越寺」は、岩手・平泉の毛越寺で、大泉が池、全長80mの遣水、作庭記を映す築山や州浜などをたどる回です。
村雨辰剛さんが紅葉の手入れを手伝う場面もあり、平安時代から受け継がれる庭の形と、現在その景観を守る仕事の両方が見どころになります。
これまでの毛越寺記事で放送概要や再放送情報を確認した方も、今回は「水がどう流れ、石や岸辺がどう配置されているか」という視点で見ると、同じ庭園をより立体的に楽しめます。

