名曲アルバム「無伴奏チェロ組曲 第1番」は何の曲?バッハ・横坂源・ケーテン|8/12 13:05

2026年8月12日(水)午後1時5分からNHK Eテレで放送される「名曲アルバム『無伴奏チェロ組曲 第1番』バッハ作曲」。チェロ1本だけで、旋律だけでなく和声やリズムまで立体的に感じさせるバッハの代表的な器楽作品を、ゆかりの地・ドイツのケーテンの映像とともに味わう5分番組です。

「無伴奏チェロ組曲 第1番は何の曲?」「有名なプレリュードは何楽章?」「全部で何曲ある?」「なぜケーテンで生まれた?」「演奏する横坂源さんはどんなチェリスト?」と気になった方に向けて、放送前後に知りたいポイントをまとめます。

名曲アルバム「無伴奏チェロ組曲 第1番」の放送日時・演奏者

番組名名曲アルバム「無伴奏チェロ組曲 第1番」バッハ作曲
放送局NHK Eテレ1・東京
放送日時2026年8月12日(水)13:05~13:10
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
作品無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
チェロ横坂源
ロケ地ケーテン(ドイツ)

番組表の公式データでは、チェロは横坂源(よこさか・げん)さん、ロケ地はドイツ・ケーテンと案内されています。番組紹介では、音楽好きの君主との出会いを背景に、バッハがチェロの可能性を大きく広げた作品として取り上げられます。

バッハ「無伴奏チェロ組曲 第1番」は何の曲?

無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007は、J.S.バッハが残した6つの無伴奏チェロ組曲の最初の作品です。「無伴奏」とは、ピアノやオーケストラなどの伴奏を付けず、チェロ1本だけで演奏するという意味です。

成立年を特定できる自筆譜は残っていませんが、一般にはバッハがケーテン宮廷で楽長を務めていた1720年前後の作品と考えられています。第1番はト長調で、明るく開放的な響きが特徴。6曲ある組曲の中でも入口として親しまれやすく、特に第1曲「プレリュード」は映画、テレビ、CMなどでも耳にする機会の多い旋律です。

第1番は全6楽章|有名なプレリュードは第1曲

順番楽章聴きどころ
1プレリュード(前奏曲)分散和音が途切れず流れる最も有名な楽章
2アルマンド落ち着いた歩みの中で細かな旋律が動く
3クーラント軽快で前へ進む3拍子の舞曲
4サラバンドゆったりとした重心と深い歌心
5メヌエット I・II明暗の異なる2つのメヌエットを対比
6ジーグ快活な舞曲で組曲を締めくくる

検索で「バッハ チェロ 有名な曲」「無伴奏チェロ組曲 第1番 プレリュード」と探している場合、多くはこの第1曲を指します。冒頭から続く分散和音は、単音を順に弾いているのに、耳の中では複数の声部や和音が鳴っているように感じられるのが大きな魅力です。

なぜチェロ1本なのに豊かに聞こえる?

チェロは基本的に一度に一つの旋律を弾く楽器ですが、バッハは分散和音、重音、低音と高音の行き来を組み合わせることで、聴き手に複数の声部を想像させます。音が鳴っていない部分まで和声の流れを感じさせるため、チェロ1本でも小さなオーケストラのような広がりが生まれます。

第1番のプレリュードでは、同じような音型が続きながら少しずつ和音が変化します。旋律だけを追うよりも、「今、響きの明るさがどう変わったか」に耳を向けると、短いフレーズの積み重ねが大きな流れを作っていることが分かります。

ケーテンとレオポルト侯|無伴奏チェロ組曲が生まれた背景

バッハは1717年、アンハルト=ケーテン侯レオポルトの宮廷楽長になりました。レオポルト侯は音楽への理解が深く、自らも楽器を演奏した人物として知られます。バッハ・アーカイブ・ライプツィヒによると、バッハは1717年から1723年までレオポルト侯に仕え、ケーテンで「ブランデンブルク協奏曲」、無伴奏ヴァイオリン作品、そしてチェロ組曲など多くの重要な器楽作品を生み出しました。

教会音楽の比重が大きかった他の時期と比べ、ケーテンでは宮廷の優れた器楽奏者を意識した作品を書きやすい環境がありました。今回の「名曲アルバム」がケーテンの街をロケ地に選ぶのは、作品の背景を風景と一緒に伝えるためです。

チェロの横坂源はどんな人?

今回演奏する横坂源さんは、2002年に15歳で全日本ビバホール・チェロコンクールを最年少優勝し、2010年にはミュンヘン国際音楽コンクールのチェロ部門で第2位を受賞したチェリストです。NHK交響楽団をはじめ国内外の主要オーケストラとの共演歴があり、ソロ、室内楽の両面で活動しています。

横坂さんは過去のリサイタルでもJ.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲 第1番」をプログラムに取り上げています。2026年もリサイタルや室内楽、協奏曲公演を続けており、7月には「熱狂コンチェルト2026 必聴!!チェロ3大協奏曲」への出演予定が案内されるなど、第一線で演奏活動を展開しています。

今回の5分版では、技巧を前面に出すというより、ケーテンの映像とともに、低音から高音まで一本の楽器で描き分ける音色の変化に注目すると楽しみやすいでしょう。

無伴奏チェロ組曲はなぜ有名?カザルスの録音も転機

現在ではチェロ奏者の重要レパートリーとして定着している無伴奏チェロ組曲ですが、その評価を世界的に高めた存在としてよく挙げられるのがパブロ・カザルスです。カザルスの1930年代の全曲録音は歴史的な名盤として受け継がれ、ワーナーミュージックも「チェロという楽器の価値そのものを高め、その後のチェロ奏者に大きな影響を与えた録音」と紹介しています。

第1番のプレリュードは親しみやすい一方、奏者によってテンポ、弓の運び、音の切り方、残響の作り方が大きく変わります。横坂源さんがどのようにフレーズをつなぎ、どの音を際立たせるのかを聴き比べるのも、この曲の面白さです。

見逃し配信・再放送はどこで確認する?

放送後にもう一度見たい場合は、NHKのインターネットサービス「NHK ONE」の番組検索や、NHK番組表で「名曲アルバム」「無伴奏チェロ組曲」「バッハ」などの語句を検索すると確認しやすくなります。すべての番組・回が同じ条件で配信されるとは限らないため、対象エピソードに再生表示があるかを確認してください。

「名曲アルバム」は同じ作品が別日・別時間帯に編成されることもあります。再放送を探す場合は曲名だけでなく、演奏者が横坂源さんかどうかまでチェックすると今回の回を見つけやすくなります。

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「名曲アルバム」の別作品を続けて楽しみたい方は、名曲アルバム「月の光」は誰の曲?ドビュッシーと詩の意味・ピアノ岡田奏もどうぞ。作曲家の背景とロケ地を知ってから聴くと、5分の映像から受け取れる情報が増えます。

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よくある質問

「無伴奏チェロ組曲 第1番」は誰の曲ですか?

ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品です。正式には「無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007」と呼ばれます。

一番有名なプレリュードは何楽章ですか?

第1番の第1曲です。分散和音が流れるように続く冒頭は、無伴奏チェロ組曲を代表する旋律として広く知られています。

無伴奏チェロ組曲は全部で何曲ありますか?

第1番から第6番まで全6曲です。各組曲はプレリュードと複数の舞曲で構成されています。

2026年8月12日の演奏者は誰ですか?

番組表の公式データでは、チェロ奏者の横坂源さんが出演します。ロケ地はドイツのケーテンです。

バッハとケーテンにはどんな関係がありますか?

バッハは1717年から1723年までケーテンのレオポルト侯に宮廷楽長として仕えました。この時期に、チェロ組曲を含む多くの重要な器楽作品が生まれたとされています。


参考:Gガイド番組表(公式番組データ)Bach-Archiv Leipzig(レオポルト侯とケーテン時代)東京・春・音楽祭(無伴奏チェロ組曲 第1番解説)Warner Music Japan「横坂源」プロフィールKAJIMOTO 横坂源 2026年公演情報Warner Music Japan「カザルス/バッハ:無伴奏チェロ組曲」

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