3か月でマスターする心理学 10月21日再放送|詐欺にだまされない確認手順と相談先|10/21 12:15
10月21日(水)昼0時15分から、NHK Eテレで「3か月でマスターする心理学(2)なぜ詐欺に引っかかるのか?」が再放送されます。人が詐欺を信じてしまう背景にある心理と、被害を防ぐための考え方を取り上げる回です。
番組の案内では、普段の判断で使う「意思決定の近道」と、詐欺師が利用する7つの心理原則、被害者の体験談、だまされないための対策が紹介されます。大切なのは、被害に遭った人を「注意が足りなかった」と責めることではなく、誰でも判断を急いでしまう場面があると知り、立ち止まる方法を持っておくことです。
3か月でマスターする心理学10月21日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月21日(水)12:15~12:45 |
| 放送局 | NHK Eテレ1・東京 |
| 番組名 | 3か月でマスターする心理学(2)なぜ詐欺に引っかかるのか? |
| きき手 | 山田ルイ53世 |
| 講師 | 西田公昭 |
| 主な内容 | 意思決定の近道、7つの心理原則、被害者の体験談、詐欺被害を防ぐ対策 |
NHK出版の2026年10月号案内では、番組の通常放送は水曜21時30分~22時、再放送は翌週水曜12時15分~12時45分とされています。10月21日は、第2回「なぜ詐欺に引っかかるのか?」を昼の時間帯に見られる放送枠です。
詐欺に引っかかるのはなぜ?番組の出発点は「信じる心理」
番組の説明では、人間は「信じる生き物」であり、普段から深く考えずに判断する「意思決定の近道」を使っていると紹介されています。情報を受け取るたびにすべてを調べ直すのは難しいため、肩書きや話し方、周囲の状況などを手掛かりに判断すること自体は、日常生活で自然に起きることです。
問題は、相手がその働きを利用して、こちらに考える時間を与えずに行動させようとする場面です。「今すぐ対応しないと大変なことになる」「自分だけが特別に案内されている」「公的機関の担当者だから従わなければならない」といった状況では、落ち着いて確認する余裕が失われがちです。
講師の西田公昭さんは、立正大学心理学部の教授で、詐欺や悪質商法など、本人が気づかないうちに他者から誘導される心理操作を研究テーマの一つとしています。番組では、心理学の知見を手掛かりに「なぜ信じてしまうのか」を考えます。
不審な連絡を受けたら実践したい3段階の確認手順
1. その場で決めず、連絡をいったん切る
電話やメッセージの相手から、送金、電子マネーの購入、口座の操作、個人情報の入力を急がされたら、その場で判断しないことが大切です。相手が不安や焦りを強めるほど、いったんやり取りを止めて時間を作りましょう。
警察庁は、詐欺の手口と対策を知り、相手の説明だけで判断しないよう呼びかけています。パソコンやスマートフォンに「ウイルスに感染した」などの警告画面が出て電話を促されても、画面に表示された番号へすぐ連絡しないことが重要です。
2. 相手が名乗った組織や家族に、別の方法で確認する
警察、役所、金融機関、宅配会社、家族などを名乗られても、相手が伝えてきた電話番号やリンクだけを使って確認しないようにします。いったん通話を終え、自分で把握している連絡先や、公式サイト・書類に記載された窓口から問い合わせてください。
家族から「急いでお金が必要」と連絡が来た場合も、普段使っている電話番号にかけ直したり、あらかじめ決めた合言葉や家族内の確認方法を使ったりすると、なりすましに気づく手掛かりになります。相手が「誰にも話すな」と言うときほど、一人で判断しないことが大切です。
3. お金や個人情報を渡す前に、第三者へ相談する
相手の説明に納得できない、確認を拒まれる、秘密にするよう求められる、送金やアプリの操作を急がされる。このような状況では、契約や支払いを進める前に、家族や信頼できる人、公的な相談窓口に相談してください。
すでに口座情報や認証コードを伝えた場合、送金してしまった場合は、相手とのやり取りを続けて解決しようとせず、利用した金融機関やサービスの窓口、警察などへ早めに連絡します。メッセージ、電話番号、振込先、画面の写真などは、可能な範囲で記録を残しておくと説明に役立ちます。
警察庁は、相手からインターネットバンキングの開設や送金を指示された場合も注意するよう呼びかけています。相手の説明に従って新たな口座を開設したり、指定された口座へ資金を移したりする前に、必ず家族や金融機関、公的な窓口に確認しましょう。
どんな言葉に注意する?判断を急がせるサイン
詐欺の手口はさまざまですが、相手の説明を吟味する時間を減らそうとする言葉には注意が必要です。例えば、「今日中に払わないと裁判になる」「この枠は残りわずか」「警察の捜査なので誰にも話してはいけない」「家族が事故に遭ったので今すぐお金が必要」といった表現です。
本当に緊急の連絡であれば、別の方法で確認することを拒む理由はありません。相手が権威のある肩書きを名乗っていても、それだけで本人だと証明されるわけではありません。
また、相手が親切にしてくれたことや、以前に少額の取引が成功したことも、今回の話が安全である根拠にはなりません。
番組が取り上げる7つの心理原則は、こうした説得の仕組みを理解する手掛かりになります。項目名を暗記するだけでなく、「今、相手は自分の不安や好意、責任感を利用していないか」「確認する時間を奪っていないか」と問い直すことが、日常の対策につながります。
家族で共有しておきたい詐欺対策
詐欺対策は、被害に遭いそうな本人だけに任せるより、家族や身近な人と確認方法を共有しておくと実行しやすくなります。例えば、急な送金依頼には必ず別の電話番号で確認する、知らない相手からの指示で電子マネーを買わない、認証コードや暗証番号を人に伝えない、といったルールを普段から決めておきます。
高齢の家族だけでなく、SNSやネット通販を日常的に利用する人にも関係する問題です。消費者庁は、インターネット通販や口コミ、サクラサイトなどの消費者トラブルについて注意を呼びかけています。
画面上の説明や口コミだけを信用せず、販売元や契約条件、支払い方法を別途確かめる習慣が役立ちます。
警察庁の特殊詐欺対策ページでは、留守番電話や録音機を活用した対策も紹介されています。知らない番号からの電話にすぐ出ない、留守番電話に残った内容を家族と確認するなど、急いで返事をしない仕組みを作ることも一つの方法です。
詐欺かもしれないと思ったときの相談先は?
不安な電話やメッセージを受けた場合、警察相談専用窓口「#9110」や、消費者ホットライン「188」に相談できます。警察庁のSOS47では、これらの窓口を詐欺に関する相談先として案内しています。
| 相談先 | 相談するときの目安 |
|---|---|
| 警察相談専用窓口 #9110 | 詐欺の疑い、不審な連絡、犯罪被害に関する相談 |
| 消費者ホットライン 188 | 悪質商法、契約、ネット通販など消費生活のトラブル |
| 利用した金融機関・サービス | 送金した、口座情報や認証情報を伝えた、アカウント操作をしてしまった場合 |
お金を支払う前でも、少しでもおかしいと感じた時点で相談してかまいません。すでに被害が起きている場合は、支払い先の金融機関や利用サービスにも速やかに連絡してください。
相談先を事前に電話の近くや家族の連絡帳に書いておくと、焦っているときにも行動しやすくなります。警察への相談か、契約やネット通販など消費生活上の相談かを整理しておくと、窓口を選ぶ目安になります。
前回の10月14日放送では何を扱った?
第2回「なぜ詐欺に引っかかるのか?」は、10月14日(水)21時30分から放送された回です。今回の10月21日(水)12時15分の枠は、その内容を昼に再放送するものです。
番組案内では、意思決定の近道、詐欺師が利用する7つの心理原則、被害者の体験談、被害を防ぐ対策が主なテーマとして挙げられています。心理原則の概要を先に知りたい方は、10月14日放送回の内容と7つの心理原則をまとめた記事も参考になります。
シリーズ第1回は「なぜ怒るのか?」をテーマに、怒りの背景にある感情を扱いました。人の感情や判断の働きを知ることは、自分や相手の行動を振り返るきっかけにもなります。
参考にした情報
- NHK出版「3か月でマスターする 心理学 2026年10月号」
- WEBザテレビジョン「3か月でマスターする心理学 第2回」
- 立正大学心理学部「西田公昭」
- 警察庁・SOS47「相談専用ダイヤルでSTOP!オレオレ詐欺」
- 警察庁・SOS47「手口一覧と今日からできる対策」
- 警察庁・SOS47「特殊詐欺被害におけるインターネットバンキング利用の実態」
- 消費者庁「インターネット消費者トラブル防止について」
- 日本心理学会「NHK Eテレ『3か月でマスターする心理学』が10月から始まります」
よくある質問
10月21日の「3か月でマスターする心理学」は何時から?
2026年10月21日(水)12時15分から12時45分まで、NHK Eテレ1・東京で放送されます。
第2回ではどんな内容を扱う?
「なぜ詐欺に引っかかるのか?」をテーマに、意思決定の近道、7つの心理原則、被害者の体験談、だまされないための対策を取り上げます。
詐欺かもしれないときはどこに相談すればいい?
警察相談専用窓口「#9110」や消費者ホットライン「188」に相談できます。送金や情報提供をしてしまった場合は、利用した金融機関やサービスにも速やかに連絡してください。
まとめ
10月21日(水)昼0時15分の「3か月でマスターする心理学」は、詐欺に引っかかる心理を扱う第2回の再放送です。人は日常的に判断を簡略化しているからこそ、相手に急かされたときはその場で決めず、別の連絡手段で確認し、必要なら第三者へ相談することが大切です。
詐欺の手口を知るだけでなく、迷ったときに一度止まること、家族と確認方法を共有すること、相談先を把握しておくことが被害を防ぐ助けになります。

