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古典芸能への招待10月25日|義賢最期・鰯賣戀曳網の配役と見どころ、大阪松竹座さよなら公演|10/25 21:00

10月25日(日)21時からNHK Eテレで放送される「古典芸能への招待」は、大阪松竹座さよなら公演「御名残五月大歌舞伎」から、片岡愛之助さんの「源平布引滝 義賢最期」と、中村勘九郎さん・中村七之助さんの「鰯賣戀曳網」を届ける2時間30分の特集です。

舞台映像だけでなく、愛之助さん、勘九郎さん、七之助さんが大阪松竹座の思い出や作品の見どころを語るインタビューも予定されています。演目を初めて見る方でも楽しみやすいように、配役と物語、注目したい場面をまとめました。

10月25日の放送日時と出演者

項目内容
放送日時2026年10月25日(日)21:00〜23:30
放送局NHK Eテレ
番組古典芸能への招待
演目「源平布引滝 義賢最期」「鰯賣戀曳網」
主な出演片岡愛之助、中村勘九郎、中村七之助ほか
インタビュー片岡愛之助、中村勘九郎、中村七之助
解説高木秀樹
司会片山千恵子

放送は21時から23時30分まで。番組表では、副音声解説を高木秀樹さんが担当すると案内されています。歌舞伎を見慣れていない方にとっては、物語の背景や役の動きを補いながら見られる点も助けになりそうです。

今回取り上げられるのは、2026年5月に大阪松竹座で行われた「御名残五月大歌舞伎」の昼の部です。大正12年の開場以来、関西の舞台芸術を支えてきた大阪松竹座のさよなら公演という節目も、今回の放送を味わう大きな背景になります。

「義賢最期」は片岡愛之助の壮絶な立廻りに注目

「義賢最期」は、人形浄瑠璃として生まれた『源平布引滝』の一場面を歌舞伎で見せる義太夫狂言です。大阪松竹座公演では、木曽先生義賢を片岡愛之助さんが勤めました。

物語の舞台は平家全盛の時代。義賢は表向きには病で館に引きこもっていますが、胸の内では源氏再興を願っています。百姓の九郎助が娘の小万、孫の太郎吉とともに訪ねてくる中で、義賢は下部の折平が実は源氏の武将・多田蔵人であることを見抜き、自らの本心を明かします。

そこへ平清盛の使者が現れ、義賢の平家への忠誠心を試します。義賢はついに使者を斬り、身重の妻・葵御前と源氏の白旗を九郎助たちに託して軍勢を迎え撃ちます。題名どおり、物語は義賢の「最期」へ向かいますが、その過程をどう身体表現で見せるかが大きな見どころです。

「戸板倒し」「仏倒れ」とは?

松竹の公演案内では、「戸板倒し」「仏倒れ」などの演出が見どころとして挙げられています。単に戦う場面が多いというだけではなく、義賢が追い詰められていく緊迫感と、最期まで武将として立ち続けようとする姿を、歌舞伎ならではの型と大立廻りで見せる演目です。

愛之助さんの義賢を見る際は、激しい動きだけでなく、源氏再興への思いを明かす場面と、戦いに身を投じる場面の落差にも注目したいところです。静かな決意から壮絶な最期へ変化していくため、一幕の中で役の温度が大きく動きます。

大阪松竹座公演の主な配役

大阪松竹座の公式公演情報では、義賢役の愛之助さんに加え、下部折平実は多田蔵人を中村隼人さん、待宵姫を中村壱太郎さん、進野次郎を中村虎之介さん、九郎助を片岡松之助さん、葵御前を上村吉弥さん、矢走兵内を中村亀鶴さん、九郎助娘小万を片岡孝太郎さんが勤めています。

主役だけを追うより、義賢の志を託される人物や、館を訪れる家族の動きを意識すると、戦いの場面に至るまでの人間関係がつかみやすくなります。

「鰯賣戀曳網」は勘九郎と七之助の恋物語

もう一本の「鰯賣戀曳網」は、三島由紀夫が御伽草子を題材に書いた作品です。大阪松竹座公演では、鰯売りの猿源氏を中村勘九郎さん、傾城蛍火を中村七之助さんが勤めました。

猿源氏は、都で名高い傾城・蛍火に一目惚れし、仕事も手につかないほど夢中になります。そこで父の海老名なあみだぶつが一計を案じ、猿源氏を東国の大名に仕立て、蛍火のいる廓へ送り込みます。

猿源氏はどうにか大名らしく振る舞おうとしますが、蛍火の膝枕で眠ってしまい、寝言から正体が鰯売りだとばれてしまいます。身分を偽って近づいた恋がここで破綻しそうになりますが、蛍火にも明かされる事情があり、物語は思いがけない方向へ進みます。

笑いと品のあるやり取りが魅力

松竹の公演案内では、この作品を「おおらかで、笑いに包まれた舞台」として紹介しています。「義賢最期」の緊張感とは対照的で、恋に不器用な猿源氏の一途さ、正体がばれそうになる可笑しさ、蛍火とのやり取りの機微が楽しみどころです。

勘九郎さんと七之助さんは兄弟でありながら、舞台では猿源氏と蛍火という恋の当事者を演じます。二人の呼吸や言葉の間、姿の対比まで含めて見ると、物語の柔らかさがより伝わってきます。

大阪松竹座公演の主な配役

猿源氏役の勘九郎さん、蛍火役の七之助さんのほか、博労六郎左衛門を中村歌昇さん、傾城薄雲を中村壱太郎さん、傾城春雨を中村米吉さん、傾城錦木を中村虎之介さん、亭主を中村扇雀さん、海老名なあみだぶつを中村鴈治郎さんが勤めました。

登場人物それぞれが、猿源氏の「大名になりすます作戦」を成立させたり、崩したりする役割を担います。勘九郎さんと七之助さんだけでなく、周囲の人物の反応を追うと笑いの構造が見えやすくなります。

愛之助・勘九郎・七之助のインタビューも見どころ

今回の「古典芸能への招待」では、片岡愛之助さん、中村勘九郎さん、中村七之助さんのインタビューも放送される予定です。番組案内では、大阪松竹座の思い出と、それぞれの作品の見どころを語る内容とされています。

舞台映像だけを見る場合とは違い、演じ手自身の言葉を聞いてから演目を見ると、型や台詞のどこに思いを込めているのかを意識しやすくなります。特に今回は大阪松竹座のさよなら公演で、劇場そのものへの思いも重なる回です。

中村勘九郎さんについては、前田愛さんとの出会いから結婚までを整理した記事もあります。舞台上の勘九郎さんとは違う人物背景を知りたい方は、あわせて読むと出演者への理解が深まります。

大阪松竹座さよなら公演「御名残五月大歌舞伎」とは

松竹の公式情報によると、「御名残五月大歌舞伎」は2026年5月2日から26日まで大阪松竹座で開催されました。昼の部は「寿式三番叟」「義賢最期」「鰯賣戀曳網」、夜の部は「盛綱陣屋」「心中月夜星野屋」「當繋藝招西姿繪」という構成でした。

今回の番組は、その昼の部から後半の二演目を中心に届けます。つまり、単独の歌舞伎公演を紹介するだけでなく、大阪松竹座の節目となった公演をテレビで残して味わう機会でもあります。

「古典芸能への招待」の過去回では、文楽や能楽も取り上げられてきました。新作文楽「まちの灯」を紹介した9月27日放送の記事もあるので、番組が古典芸能をどのような切り口で見せているか知りたい方はこちらも参考になります。

2演目はどう見分けると楽しみやすい?

「義賢最期」は、源氏再興を願う義賢が決断し、戦い、最期を迎えるまでの緊張感が中心です。立廻り、型、義賢の覚悟を軸に見ると、物語の重さを追いやすくなります。

一方の「鰯賣戀曳網」は、鰯売りが恋のために大名になりすますという設定から始まります。恋、変装、正体がばれる可笑しさが軸なので、人物同士の会話や間を楽しむ作品です。

一夜の番組で性格の違う二作を続けて見ることで、歌舞伎の幅広さが分かりやすい構成になっています。重厚な義太夫狂言の後に、三島由紀夫による明るい恋物語を見るという対比も、今回ならではです。

参考にした情報

よくある質問

古典芸能への招待「義賢最期」「鰯賣戀曳網」は何時からですか?

2026年10月25日(日)21時から23時30分まで、NHK Eテレで放送予定です。

「義賢最期」で木曽先生義賢を演じるのは誰ですか?

大阪松竹座さよなら公演では片岡愛之助さんが木曽先生義賢を演じました。「戸板倒し」「仏倒れ」を含む壮絶な立廻りが見どころです。

「鰯賣戀曳網」の主な出演者は誰ですか?

鰯売りの猿源氏を中村勘九郎さん、傾城蛍火を中村七之助さんが演じます。中村歌昇さん、中村壱太郎さん、中村米吉さん、中村虎之介さん、中村扇雀さん、中村鴈治郎さんも出演します。

まとめ

10月25日の「古典芸能への招待」は、大阪松竹座さよなら公演から片岡愛之助さんの「義賢最期」と、中村勘九郎さん・中村七之助さんの「鰯賣戀曳網」を放送します。

「義賢最期」は源氏再興を願う武将の壮絶な立廻り、「鰯賣戀曳網」は身分を偽って恋に挑む猿源氏と蛍火のやり取りが中心です。さらに3人のインタビューも予定されており、大阪松竹座への思いと演目の見どころをあわせて味わえる回になっています。

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