国際報道2026アフガニスタン米軍撤退5年|なぜ今も難民が「置き去り」?渡米停止と強制送還の不安|9/2 22:00
2026年9月2日(水)22時からNHK BSで放送される『国際報道2026 米軍アフガニスタン撤退5年 今も置き去りに』は、2021年8月の米軍撤退から5年がたった今も、安全な行き先を得られないアフガニスタンの人々を追う特集です。NHK総合では東京・大阪・愛知などで翌9月3日(木)4時15分から放送予定です。
今回の中心は「5年前の撤退は何だったのか」という歴史の振り返りだけではありません。アメリカへの避難を待っていた人の手続きが止まり、すでに渡米した人も滞在資格や強制送還に不安を抱えるという、撤退後も続く問題を当事者と支援団体から見ていきます。
9月2日「国際報道2026」の放送時間・出演者
| 番組名 | 国際報道2026 米軍アフガニスタン撤退5年 今も置き去りに |
| NHK BS | 2026年9月2日(水)22:00~ |
| NHK総合 | 2026年9月3日(木)4:15~5:00(東京・大阪・愛知など) |
| キャスター | 辻浩平、藤重博貴、山澤里奈 |
| テーマ | 米軍撤退5年後のアフガニスタン難民・避難民と米国の政策転換 |
NHK番組ページは閲覧環境の制限で本文を直接取得できなかったため、放送局公式情報を掲載する番組表で今回の詳細を確認しました。番組案内では、タリバン復権を恐れて国外へ逃れた人々が今もパキスタンなどに滞在し、渡米を待つ一方で手続きが止まっている現状を取り上げるとしています。
米軍撤退5年|2021年8月に何が起きた?
2021年8月、タリバンが急速に勢力を拡大し、15日に首都カブールを掌握しました。米軍は8月30日に撤退を完了。撤退直前にはカブール空港周辺へ退避を求める人が殺到し、26日には自爆テロで米兵13人と多数のアフガニスタン人が犠牲になりました。
当時世界へ強い印象を残したのが、空港から離陸する米軍機へ人々が殺到する映像でした。今回の番組は、その混乱から5年後、「逃げようとした人たちがその後どこへ行ったのか」という時間の続きを追う内容です。
なぜ今もパキスタンに取り残される人がいる?
番組案内では、タリバン復権後に隣国パキスタンへ逃れ、難民受け入れ制度を使って米国へ渡る予定だった人たちが登場します。ところが、アメリカの政策転換によって手続きが停止し、目的地へ移れないまま時間だけが過ぎています。
さらに近年は、パキスタンやイラン側でもアフガニスタン人の滞在を厳しくする動きがあり、「祖国へ戻れば危険、第三国へ行く手続きも止まる」という行き場のない状態が深刻化しています。支援団体にとっても、制度が変わるたびに支援計画を組み直さなければならない難しさがあります。
すでにアメリカへ渡った人も「安全確定」ではない
今回の番組説明でもう一つ重要なのが、すでに米国へ移ったアフガニスタン人の不安です。滞在資格の取り消しや強制送還を恐れる人がいるとされ、国外へ逃れられたことがそのまま長期的な安定を意味しない現実が描かれます。
避難政策は「何人受け入れたか」という数字だけでは分かりません。入国後にどの在留資格へ移れるのか、家族を呼び寄せられるのか、政策変更が既存の手続きへどこまで影響するのかまで見て初めて、避難民の生活の安定度が見えてきます。
5周年の最新動向|タリバン側は米国との関係正常化を模索
米軍撤退完了から5年となる2026年8月末、共同通信はタリバン暫定政権のムッタキ外相が米国との「関係正常化を模索している」と述べたと報じました。一方、女子教育や女性の就業をめぐる制限などを理由に、国際社会との隔たりは依然として大きいままです。
国家間では関係改善を探る動きがあっても、国外へ逃れた一人ひとりの在留資格や家族の安全がすぐ解決するわけではありません。今回の「今も置き去りに」というタイトルは、その政治と個人の時間差を見る言葉として理解できます。
国際報道2026の関連記事|「国境を越えて逃げる人」を追う
難民・避難民をめぐる問題を続けて知りたい方は、当サイトのロヒンギャ難民がなぜ海へ出たのかを扱った記事も参考になります。国や民族の背景は異なりますが、安全な滞在先を得られず危険な移動を強いられる点で共通する問題があります。
直近の『国際報道2026』では、江別モスク火災後の地域共生も取り上げました。国際問題を制度だけでなく当事者の日常から見るという番組の特徴を追うなら、あわせて読むとテーマの幅が分かります。
放送を見るときに押さえたいポイント
- 2021年撤退時の「退避」と、2026年の「長期的な保護」を分けて考える
- パキスタンに残る人、米国へ渡った人、それぞれの不安の違いを見る
- 政権交代や移民政策の変更が、すでに進んでいた個人の手続きにどう影響するかを見る
よくある質問
NHK BSではいつ放送?
2026年9月2日(水)22時から放送予定です。
NHK総合の放送は?
東京・大阪・愛知などでは翌9月3日(木)4時15分から5時までの予定です。
今回の特集の中心は?
米軍撤退から5年後もパキスタンなどで行き場を失う難民や、米国の政策転換で手続きが止まった人、すでに米国に渡った後も滞在資格を不安視する人々と支援団体を取材します。
まとめ
「米軍アフガニスタン撤退5年 今も置き去りに」は、2021年の撤退映像を振り返るだけではなく、逃れた人々の生活が5年後も政治判断に左右されている現実を追う特集です。撤退が終わった日と、避難民の問題が終わる日は同じではありません。誰がどこで待ち、どの制度が止まり、どのような不安を抱えているのかに注目すると、5年という時間の意味が見えやすくなります。
参考情報
- 放送局公式情報を掲載する番組表「国際報道2026 米軍アフガニスタン撤退5年 今も置き去りに」
- 共同通信「アフガン、米との関係正常化模索 タリバン外相、駐留軍撤退5年で」
- シャンティ国際ボランティア会「アフガニスタン東部で暮らす帰還民へ緊急食料支援」

