こころの時代「歎異抄にであう」第2回は念仏とはなにか?11月2日放送内容|11/2 22:50
11月2日(月)22時50分からNHK Eテレで放送される「こころの時代 シリーズ 歎異抄にであう 無宗教からの扉 選(2)」は、全6回シリーズの第2回です。今回の中心テーマは、「念仏とはなにか」。『歎異抄』の核心につながる「本願念仏」を、法然や親鸞の原典を手がかりに読み解きます。
このシリーズは2022年に初回放送され、2026年度にアンコール放送されています。宗教になじみがない人にも届くよう、専門用語をできるだけかみ砕きながら、『歎異抄』の言葉が現代を生きる私たちに何を問いかけるのかを考える内容です。
こころの時代「歎異抄にであう」第2回の放送日時
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月2日(月)22:50〜23:50 |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| シリーズ | 歎異抄にであう 無宗教からの扉 |
| 今回 | 第2回「念仏とはなにか」 |
| 講師 | 阿満利麿 |
| きき手 | 鎌倉英也、池座雅之 |
| 朗読 | 糸井羊司、井上二郎 |
| 語り | 高橋美鈴 |
番組表では、シリーズ第2回として『歎異抄』の核心である「本願念仏」とは何かを探ると紹介されています。単に「念仏を唱える」という行為だけを見るのではなく、その思想がどのような時代背景と論理の中から生まれたのかを追う1時間です。
第2回「念仏とはなにか」は何を扱う?
今回の大きな問いは、なぜ念仏が「苦しむすべての人の救い」へつながる思想になったのかという点です。
番組表の説明では、阿弥陀仏が生まれた背景として、戦争や疫病が頻発する「五濁悪世」の世相に触れます。人の力だけではどうにもならない苦しみが続く時代の中で、救いを求める考えがどのように形づくられていったのかを見ていきます。
本願念仏とは何か
「本願念仏」は、『歎異抄』を理解するうえで避けて通れない言葉です。第2回では、この言葉を抽象的な宗教用語のまま説明するのではなく、阿弥陀仏の願いと念仏がなぜ結びつくのかという流れをたどります。
大切なのは、念仏を単なる呪文や願掛けとして扱わないことです。番組表でも、念仏の深みを描く回であることが示されています。声に出す言葉だけでなく、その背後にある「誰を、どのように救うのか」という思想へ視線を向けるのが今回のポイントです。
「五濁悪世」という時代背景
第2回では「五濁悪世」という言葉も登場します。戦争や疫病など、人々が不安や苦しみから逃れにくい社会状況を背景に、救済への願いがどのように強くなっていったのかを考えます。
2026年の視聴者にとっても、先の見えない不安や、自分では動かせない大きな出来事の中でどう生きるかは遠い話ではありません。番組は歴史を紹介するだけでなく、古い言葉を現代の生活へ引き寄せて考える「こころの時代」らしい構成です。
法然と親鸞の原典から念仏を読み解く
番組表では、法然の『選択本願念仏集』、親鸞の『教行信証』などの原典を参照するとされています。
法然は専修念仏を説き、親鸞はその教えを受け継ぎながら独自に深めました。第2回では、法然から親鸞へとつながる流れをたどることで、後に唯円が『歎異抄』へ書き留めた親鸞の言葉を理解する土台を作ります。
専修念仏はどう生まれた?
番組紹介では、苦しむすべての人を救うという悲願を軸に、どのような動機と論理で専修念仏の思想へ発展していったのかを描くとされています。
ここで注目したいのは、念仏が一部の特別な人だけの修行ではなく、広く人々に開かれた道として位置づけられていく点です。第1回で「無宗教」という現代的な入口を置き、第2回で念仏の考え方そのものへ進むため、シリーズの流れとしても重要な回です。
親鸞の言葉を読む前の基礎になる回
『歎異抄』は親鸞自身が書いた本ではなく、弟子の唯円が親鸞の言葉を伝えたものとされています。だからこそ、親鸞が何を受け継ぎ、何を大切にしていたのかを先に知っておくと、その後の「悪人正機」や「他力」が理解しやすくなります。
第2回は、シリーズ後半へ進むための基礎を整える回です。難しそうな用語が出てきても、「念仏とは誰のためのものなのか」という問いを軸に見ると話を追いやすくなります。
講師・阿満利麿が「無宗教からの扉」を開く
講師は阿満利麿さんです。NHK出版の2026年度テキストでは、明治学院大学名誉教授で、日本宗教思想史を専門とする研究者として紹介されています。NHK勤務を経て大学で教え、多くの著書で法然や親鸞、日本人の宗教観を論じてきました。
シリーズ名に「無宗教からの扉」とあるのは、仏教の知識がある人だけに向けた番組ではないからです。NHK出版の紹介でも、「念仏」「悪人正機」「他力」といった言葉を、宗教になじみのない人でも理解できるよう、専門用語をできる限り排して解説する方針が示されています。
「南無阿弥陀仏とは何か」「なぜ唱えることで救いと結びつくのか」という素朴な疑問から入れるため、『歎異抄』を初めて知る人にも見やすいシリーズです。
全6回の中で第2回はどこに位置する?
NHK出版の2026年度テキストは、シリーズを全6回で構成しています。
- 第1回 「無宗教」から開く「大きな物語」
- 第2回 念仏とはなにか
- 第3回 悪人とはだれか
- 第4回 他力をえらぶ
- 第5回 不条理を生き抜くために
- 第6回 慈悲の実践
第2回は、第3回以降の「悪人」「他力」「不条理」「慈悲」へ進む前に、念仏という基本の柱を確認する位置にあります。
シリーズ全体で見ると、最初に現代の「無宗教」から入り、次に念仏の考え方を学び、その上で『歎異抄』を象徴するテーマへ段階的に進んでいきます。1回だけでも見られますが、順番に見ると内容のつながりがつかみやすくなります。
前回の第1回は「無宗教」から出発
前回の第1回では、現代の日本人がしばしば口にする「無宗教」という感覚を入り口に、『歎異抄』と親鸞の言葉へ近づいていきました。
10月5日放送の内容は、こころの時代「歎異抄にであう」第1回の記事で詳しくまとめています。第1回を振り返ってから第2回を見ると、「大きな物語」を探す流れから「念仏とは何か」へ進む意味が見えやすくなります。
また、第1回の再放送記事には全6回の構成も整理しています。
2026年度は2022年シリーズのアンコール放送
NHK出版の公式テキストには、2026年10月から2027年3月の放送は、2022年4月から9月に放送した番組のアンコール放送であると明記されています。
そのため、今回の「選(2)」は新しく収録された第2回ではなく、2022年に放送されたシリーズをもう一度届けるものです。一方で、2026年に新しいテキスト版が刊行されており、当時の内容を改めて読みながら視聴できる環境が整っています。
数年前の番組でも、扱っているテーマは「不安の中でどう生きるか」「自分の力だけではどうにもならないこととどう向き合うか」といった普遍的なものです。アンコールでも見直す意味のあるシリーズといえます。
見どころは「念仏を呪文として終わらせない」こと
第2回を見るときは、念仏を「南無阿弥陀仏と唱える行為」だけで理解しないことがポイントです。番組は、その言葉が生まれた背景と、すべての人の救済を願う思想へ進んだ過程を描きます。
法然の『選択本願念仏集』、親鸞の『教行信証』という原典をたどりながら見ることで、なぜ親鸞の言葉が後世の人々に強く残ったのかも見えやすくなります。
『歎異抄』を読んだことがない人は、まず「念仏とは誰のためにあるのか」という問いに注目してみてください。その答えを考えることが、第3回「悪人とはだれか」以降へつながっていきます。
参考にした情報
- NHK出版「歎異抄にであう 無宗教からの扉」2026年度
- J:COMテレビ番組表「こころの時代」
- 法藏館「歎異抄にであう 無宗教からの扉 2026年度」
- Apple TV「こころの時代 アンコールシリーズ」
よくある質問
11月2日の「こころの時代 歎異抄にであう」は何時から?
2026年11月2日(月)22時50分から23時50分まで、NHK Eテレで放送予定です。全6回シリーズの第2回です。
第2回「念仏とはなにか」はどんな内容ですか?
『歎異抄』の核心につながる本願念仏を取り上げ、五濁悪世という背景、法然の『選択本願念仏集』、親鸞の『教行信証』などを通じて、専修念仏の思想がどのように形づくられたかを考えます。
講師の阿満利麿さんはどんな人ですか?
明治学院大学名誉教授で、日本宗教思想史の研究者です。法然や親鸞、日本人の宗教観に関する著書が多く、このシリーズでは宗教になじみのない人にも分かる言葉で『歎異抄』を解説します。
2026年放送は新作ですか?
新作ではなく、2022年4月から9月に放送された全6回シリーズのアンコール放送です。NHK出版の2026年度テキストにも、その旨が明記されています。
まとめ
11月2日の「こころの時代 シリーズ 歎異抄にであう 無宗教からの扉 選(2)」は、第2回「念仏とはなにか」を扱います。五濁悪世という苦しみの時代を背景に、法然の専修念仏から親鸞へと続く思想をたどり、「南無阿弥陀仏」がなぜすべての人の救いと結びつくのかを考える回です。
第1回の「無宗教」という入口から一歩進み、『歎異抄』の中心テーマへ入るための土台となる内容です。第3回「悪人とはだれか」、第4回「他力をえらぶ」へ続く流れを理解するためにも、シリーズの中で重要な第2回です。

