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伝承日本#11佐渡島のたらい舟漁とは?小木のハンギリの歴史と仕組みを解説【11月7日】|11/7 18:00

2026年11月7日(土)18時からBS12 トゥエルビで放送される「伝承日本」#11は、佐渡島のたらい舟漁を取り上げる回です。

丸い桶のような舟を海に浮かべて漁をする姿は、佐渡島を象徴する風景の一つです。今回の番組では、島の複雑な海岸線から生まれた伝統漁法と、それを今も守り続ける人々に目を向けます。

伝承日本#11の放送日時と番組内容

項目内容
放送日時2026年11月7日(土)18:00〜18:30
放送局BS12 トゥエルビ
番組名伝承日本 #11「離島のたらい舟漁 佐渡島」
番組ジャンル歴史・ドキュメンタリー
今回のテーマ佐渡島に残るたらい舟漁と伝統文化

番組表によると、今回の舞台は新潟県の佐渡島です。日本海側最大の島として知られ、江戸時代には北前船の交易で栄えた地域に残る、独特の海岸地形と伝統漁法を紹介します。

11月7日の舞台は佐渡島の小木周辺

佐渡市の公式情報では、佐渡島は新潟県沖に位置し、面積約855平方キロメートル、海岸線は約280キロメートルに及ぶ日本海側最大の離島です。北前船の西廻り航路の寄港地としても栄え、海運や金銀山を背景に独自の文化が育まれてきました。

たらい舟漁が伝わるのは、島の南部にある小木半島とその周辺です。佐渡市の文化財紹介によると、小木海岸には岩礁が複雑に入り組んだ場所があり、たらい舟はそうした磯での漁や海藻採取に使われてきました。

番組の紹介文でも、太古から形づくられた不思議な海岸線と、その地形から生まれた伝統漁法が取り上げられています。海岸の形と人々の仕事が結びついてきたことが、今回の見どころです。

たらい舟はなぜ佐渡島で使われてきた?

たらい舟は、広い外海を速く移動するための舟というより、岩礁や入り江が多い磯で細かな作業をするための舟です。

文化庁の国指定文化財等データベースでは、小木半島周辺のたらい舟は、磯で魚介類を突く漁や海藻採取に使われてきたと説明されています。小回りが利き、安定感があり、一人で操れることに加え、一人で運んで好きな場所から海へ出し入れできる点も、漁の現場で重宝された理由です。

岩の間や浅瀬に近づき、海中の様子を見ながら作業するには、船体の大きさや動かしやすさが重要です。小木の海岸環境に合わせて、たらい舟という形が受け継がれてきたことが分かります。

たらい舟は「ハンギリ」とも呼ばれる

佐渡市の公式ページによると、小木のたらい舟は長さ約150センチ、幅約130センチ、高さ約50センチほどのたらい状の木舟です。大きな樽を半分に切って使ったことから、地元では「ハンギリ」とも呼ばれています。

成立した時期は江戸時代後期と推定されています。見た目は大きな桶のようですが、海で漁をするための舟として、木材の組み方や締め方に工夫が凝らされています。

たらい舟はどのように作られる?

佐渡市の文化財紹介では、たらい舟は杉板を竹釘で接合して舟底を作り、側面の板を組み合わせて形を整えると説明されています。側面を組み立てた後は、真竹を使ったタガをかけ、舟底をはめ込み、最後に竹ひごで編んだタガを締めて仕上げます。

舟の部材を密着させることは、水の侵入を防ぐために欠かせません。ここでは、和船づくりに使われる技術だけでなく、桶や樽を作る職人の技も生かされています。

文化庁の解説では、杉板の接合面を木槌などでたたいて密着させる「木殺し」の技法や、腐りにくい木の面が水に触れるように板を配置する工夫が紹介されています。たらい舟は、舟大工の技術と桶樽づくりの知恵が組み合わさった道具なのです。

一人の職人が手がける工程と竹のタガ

舟の底にあたる部分は「ウラ」、側面の板は「クレ」と呼ばれます。クレを組み合わせて円形に近い船体を作り、竹のタガで締める工程が続きます。

文化庁の詳細解説では、竹ひごを編んで作るタガは3本あり、上部の「クチタガ」は波よけの役割も持つとされています。中央の「ソコモチ」は船体を締める重要な部分で、下部の「シリタガ」は船底の傷みを防ぎます。

こうした部材の名前や工程は、一般的な舟の説明ではなかなか触れる機会がありません。番組で製作の様子が映る場合は、木材を組み合わせる手順だけでなく、竹を使った締め方にも注目したいところです。

たらい舟漁では何を採る?

文化庁の国指定文化財等データベースによると、小木周辺のたらい舟は「イソネギ」と呼ばれる磯漁で使われてきました。イソネギには、アワビやタコなどを突く見突き漁と、ワカメやテングサなどの海藻採取があります。

同データベースの詳細解説では、見突き漁は男性が冬を中心に行い、海藻採取は女性が春から夏を中心に行ってきたと説明されています。季節や採るものによって、海での仕事の内容も変わっていたことが分かります。

たらい舟は、海面から磯の様子を見たり、岩場の近くへ移動したりする作業に向いています。大きな船では入りにくい場所でも小回りを利かせられることが、地域の漁に合っていました。

小木のたらい舟製作技術は重要無形民俗文化財

「小木のたらい舟製作技術」は、2007年3月7日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。指定されているのは舟そのものだけではなく、舟を作るために受け継がれてきた技術です。

文化庁のデータベースでは、現在も実際に漁で使われ、漁師の注文に応じて舟を作る職人がいるのは、小木半島とその周辺地域のみと説明されています。かつては各地で見られたたらい状の舟が、今も生業の道具として使われている点が、この技術の大きな特徴です。

佐渡市のページには、製作技術の保存団体として小木たらい舟製作技術保存会が記載されています。舟を使う漁師だけでなく、材料を選び、木を組み、竹を編んで舟を作る職人や保存団体の存在が、伝統を次の世代へつなぐ支えになっています。

番組の話数は#11と#3で違う?

今回のBS12番組表では「伝承日本 #11」と案内されています。一方、番組の制作局である山陰中央テレビの作品情報を掲載するsatonokaでは、同じ「離島のたらい舟漁 佐渡島」が#3として紹介されています。

satonokaの作品ページには、放送話数表記がオリジナル放送時と一致しない場合があるとの注意書きがあります。

そのため、同じ内容でも放送先や編成によって話数の表示が異なることがあります。

この記事では、11月7日のBS12番組表に合わせて#11と表記しています。

佐渡島のたらい舟体験と実際の漁

佐渡市の観光情報では、小木港周辺にたらい舟の体験施設があることも紹介されています。たらい舟は、今も漁に使われる道具であると同時に、佐渡の文化を体験できる存在として親しまれています。

ただし、観光用の乗船体験と、漁師が仕事で行うたらい舟漁は同じものではありません。漁の現場には仕事としての時間や安全への配慮があるため、実際の漁を見学する場合は、現地の案内や受け入れ先のルールに従うことが大切です。

佐渡島の別の風景や立ち寄り先については、美しい日本に出会う旅で紹介された佐渡島のスポット・たらい舟の記事でもまとめています。

「伝承日本」のこれまでの放送回

「伝承日本」は、日本各地の風土に根ざした伝統文化や、暮らしの中で受け継がれてきた知恵と技を映像で紹介する番組です。今回の佐渡島のたらい舟漁も、土地の地形や生業と結びついた文化をたどる内容です。

同じシリーズでは、佐賀県加唐島の椿油づくりを扱った回もあります。ヤブツバキを生かした島の手仕事に関心がある方は、伝承日本#9「離島の椿油 加唐島」の記事もあわせてご覧ください。

前回(11月5日放送)の#10は対馬の硯づくり

前回にあたる#10「国境の島と硯 対馬」は、2026年11月5日(木)2時30分からBS12で放送された番組表情報が掲載されています。内容は、九州最北端の国境の島・対馬で受け継がれてきた硯づくりです。

番組表の紹介では、対馬が古くから大陸との海上交通の要衝として交流を続け、独自の文化を育んできたこと、その一つである硯を今も一人の職人が守り継いでいることが説明されています。#10が島の石と書の道具に関わる技術を扱ったのに対し、今回の#11は佐渡島の海岸地形に根ざした漁の道具と製作技術が中心です。

出演者・ナレーターは誰?

今回の番組表の紹介文には、個別の出演者やナレーターの名前は記載されていません。

番組の中心は、佐渡島のたらい舟漁と、その漁法や製作技術を守り続ける地域の人々です。

確認できない人物名を出演者として挙げず、放送内容に示された伝承文化を軸に紹介します。

参考にした情報

よくある質問

伝承日本#11はいつ放送されますか?

2026年11月7日(土)18時から18時30分まで、BS12 トゥエルビで放送予定です。

佐渡島のたらい舟は何と呼ばれていますか?

小木周辺では「ハンギリ」とも呼ばれます。大きな樽を半分に切って使ったことに由来すると佐渡市が紹介しています。

小木のたらい舟製作技術は文化財に指定されていますか?

はい。小木のたらい舟製作技術は、2007年3月7日に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

たらい舟漁では何を採りますか?

アワビやタコなどを突く見突き漁のほか、ワカメやテングサなどの海藻採取にも使われてきました。

まとめ

11月7日放送の「伝承日本」#11は、佐渡島の小木周辺に受け継がれてきたたらい舟漁を取り上げます。

たらい舟は「ハンギリ」とも呼ばれ、複雑な岩礁が広がる海岸で、見突き漁や海藻採取に使われてきました。杉板や竹のタガを組み合わせる製作技術は、2007年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

海岸の地形に合わせて生まれた舟の形、漁の知恵、職人が受け継ぐ製作技術。佐渡島の暮らしと結びついた伝承を知ることができる30分です。

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