グレーテルのかまど11月9日|聖マルチンのロガルはどこで買える?ポズナンの販売店と認証|11/9 22:00
2026年11月9日(月)22時からNHK Eテレで放送される「グレーテルのかまど」は、ポーランドの伝統菓子聖マルチンのロガルを取り上げます。
舞台となるのは、ポーランド西部の都市ポズナンです。聖マルチンの日と独立記念日が重なる11月11日に親しまれてきた、白いケシの実のフィリングを詰めた大きな菓子パンです。
今回は、ロガルを買える場所や、特別な店だけが販売できる理由を紹介します。
11月9日「グレーテルのかまど」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月9日(月)22:00〜22:25 |
| 放送局 | NHK Eテレ1東京 |
| 番組名 | グレーテルのかまど ポーランド 聖マルチンのロガル |
| 出演 | 瀬戸康史 |
| 声・ナレーション | キムラ緑子 |
| 今回のテーマ | ポーランド・ポズナンの聖マルチンのロガル |
番組表に掲載された今回の概要では、ポズナンにあふれる聖マルチンのロガルを紹介し、特別な店しか販売できない菓子として取り上げると案内されています。ヘンゼルこと瀬戸康史さんもロガル作りに挑戦します。
NHKの今回放送ページは確認できなかったため、番組の詳しい取材先や、番組内で紹介される特定の菓子店名までは断定できません。ここでは、ポズナンの観光案内と認証団体が公開している販売情報をもとに、現地でロガルを探すときの参考情報をまとめています。
聖マルチンのロガルはどんなお菓子?
聖マルチンのロガルは、ポーランド語で「Rogal świętomarciński」と表記される、ポズナンとその周辺地域に伝わる郷土菓子です。三日月形に成形した層のある生地に、白いケシの実を中心とするフィリングを詰め、表面にアイシングを塗って刻んだナッツを散らします。
EUの製品規格では、ロガルの形は三日月形で、表面はアイシングと刻んだナッツで仕上げると定められています。重さは150〜250gの範囲で、断面には層状の生地とケシの実のフィリングが見えるのが特徴です。
白いケシの実を使ったフィリング
特徴的なのは、一般的なクロワッサンとは異なる白いケシの実のフィリングです。EUの規格に記載された材料には、白いケシの実、砂糖、パン粉などのくず、卵のペースト、マーガリン、レーズン、ナッツ、シロップ漬けまたは砂糖漬けの果物、アーモンド香料などが含まれます。
生地は小麦粉、マーガリン、牛乳、卵、砂糖、イースト、塩、レモン香料などを使うイースト生地です。生地を折り重ねて層を作るため、外側は軽くほどけるような食感になり、内側のしっとりしたフィリングとの違いも楽しめます。
どうして特別な店しか販売できないの?
聖マルチンのロガルは、名前だけを使えばよい商品ではありません。決められた地域で生産し、材料や製法、形、仕上げなどの製品規格を守る必要があります。
この菓子は2008年にEUの地理的表示保護(PGI)として登録されました。EUの登録簿にもポーランドの食品として登録されており、地域と結びついた製法・品質を保護する仕組みの対象です。
そのため、似た形のケシの実入りクロワッサンが売られていても、すべてが認証された「Rogal świętomarciński」とは限りません。現地で本物を購入したい場合は、認証を受けた製造者や販売店かを確認することが大切です。
ポズナンでロガルを買える店はどこ?
ポズナン観光局の公式観光サイトでは、聖マルチンのロガルを味わえる場所として、菓子店やカフェが紹介されています。番組が実際に取材した店と同じかどうかは確認できませんが、現地で購入先を探す際の参考になります。
| 店名 | 住所 | 電話 |
|---|---|---|
| Cukiernia Hotelu Mercure(Wise Café) | ul. Roosevelta 20, Poznań | +48 61 855 80 84 |
| ROGAL Świętomarciński – Stary Rynek | Stary Rynek 11/17, Poznań | +48 573 465 226 |
| Rogalove | Święty Marcin 51, 61-806 Poznań | +48 698 290 333 |
観光局の案内によると、Stary Rynekの「ROGAL Świętomarciński」は店内で焼いたロガルを温かい状態で提供し、持ち帰りにも対応しています。「Rogalove」は歩行者通りŚwięty Marcinにあるカフェで、伝統的なロガルを店内飲食・テイクアウトで楽しめると紹介されています。
Mercureホテルの菓子店は、現在Wise Caféとして営業している案内があり、ロガルやケーキ、コーヒーを提供しています。住所と電話番号は観光局の掲載情報に基づいています。
なお、観光局のページには各店の営業時間が掲載されていません。訪問前に電話や店舗の公式案内で営業時間、当日の在庫、持ち帰りの可否を確認してください。
観光局の掲載は購入先の案内であり、各店が2026年の認証製造者一覧に含まれることを示すものではありません。
2026年の認証店は92の製造者
ポーランド政府の食品品質検査機関WIJHARSポズナン支部が2026年10月27日に公表した情報では、今年はポズナンとヴィエルコポルスカ地方の92の製造者に、ロガルを製造する権利の確認書が交付されました。さらに4か所では検査が続いていると案内されています。
認証を得るには、菓子店やパン店が申請し、WIJHARSによる公的な検査を受けます。製品が規格に合っていると確認されると品質証明書が発行され、その証明書をもとにポズナンの菓子職人・パン職人組合が毎年の確認書を発行する仕組みです。
ポズナンのCech Cukierników i Piekarzy(菓子職人・パン職人組合)のサイトには、認証店の一覧やロガル販売店の地図が用意されています。現地で購入する場合は、認証店一覧やロガルの販売店マップで最新の掲載を確認するとよいでしょう。
認証は一度取得すれば永久に有効というわけではありません。組合の案内では、最初の検査後の品質証明書は1年間有効で、次回以降の認証では最長3年間となります。
その間にも予告なしの検査が行われます。毎年の確認書が発行される点も、購入時に確認したいポイントです。
11月11日は聖マルチンの日とポーランド独立記念日
ロガルが特に注目されるのは、毎年11月11日です。この日はポーランドの独立記念日であると同時に、キリスト教の暦で聖マルチンの日にもあたります。
ポズナンでは街の名前にも残る聖マルチンを祝う行事が行われ、ロガルはその日に欠かせない菓子として親しまれています。
ポズナン観光局によると、よく知られている由来の一つは1891年の出来事です。聖マルチンの日の説教で貧しい人々を助けるよう呼びかけがあり、菓子職人のユゼフ・メルツェルが特別なクロワッサンを焼いて配ったことから、地域の菓子として広まったという話です。
ただし、同じ観光局の説明では、ロガルに似たクロワッサンの広告は1850年代や1860年代の地元新聞にも見つかっており、1891年の話だけで起源を説明できるわけではないとされています。EUの製品規格にも、1852年にポズナンの菓子職人が詰め物入りクロワッサンを販売する広告を出した記録が紹介されています。
伝説と記録の両方をたどると、ロガルは単なる季節限定のお菓子ではなく、ポズナンの街の歴史や人々の助け合いの文化と結びついた食べ物であることが分かります。
前回(11月2日放送)の内容は?
前回の11月2日放送では、デザイナーのウィリアム・モリスが愛したフルーツケーキを取り上げました。英国の館や「いちご泥棒」のデザインにまつわる話とともに、ヘンゼルがフルーツケーキ作りに挑戦する内容でした。
今回はイギリスの菓子からポーランドの郷土菓子へとテーマが変わり、聖マルチンの日に結びついたロガルの物語が中心です。前回の内容はウィリアム・モリスのフルーツケーキ回の記事でも紹介しています。
瀬戸康史・キムラ緑子が届けるお菓子の物語
「グレーテルのかまど」では、ヘンゼル役の瀬戸康史さんが毎回テーマとなるお菓子作りに挑戦し、キムラ緑子さんが魔法のかまどの声とナレーションを担当しています。今回も、聖マルチンにまつわる物語と、ポズナンの人々に愛されてきたロガルの背景が見どころです。
瀬戸さんが出演した15周年企画については、グレーテルのかまどの15周年クッキー缶回でも紹介しています。瀬戸さんの番組での活動やアート面に関心がある方は、瀬戸康史さんの関連記事もご覧ください。
キムラ緑子さんの最近の出演情報は、キムラ緑子さんの出演記事で紹介しています。
参考にした情報
- 番組表.Gガイド「グレーテルのかまど ポーランド 聖マルチンのロガル」
- J:COMテレビ番組表「グレーテルのかまど」
- WEBザテレビジョン「ポーランド 聖マルチンのロガル」
- NHKオンデマンド「グレーテルのかまど」
- Poznań Tourism Organisation「Where to eat St. Martin’s croissant」
- Poznań Tourism Organisation「St. Martin’s Croissants」
- Cech Cukierników i Piekarzy w Poznaniu「認証店一覧」
- Cech Cukierników i Piekarzy w Poznaniu「認証の取得方法」
- EU eAmbrosia「Rogal świętomarciński」
- EUR-Lex「Commission Implementing Regulation (EU) No 597/2013」
- ポーランド政府WIJHARSポズナン支部「2026年認証交付」
よくある質問
聖マルチンのロガルはどこのお菓子ですか?
ポーランド西部のポズナンとその周辺地域に伝わる郷土菓子です。白いケシの実のフィリングを詰めた、三日月形の菓子パンです。
聖マルチンのロガルはどこで買えますか?
ポズナン観光局は、Stary RynekのROGAL Świętomarcińskiや、Święty Marcin通りのRogaloveなどを紹介しています。認証された商品を選ぶ場合は、組合の最新認証店一覧も確認してください。
2026年の認証店は何店ですか?
ポーランド政府の2026年10月27日の発表では、92の製造者に製造権の確認書が交付され、4か所で検査が続いていました。
まとめ
11月9日放送の「グレーテルのかまど」では、ポーランド・ポズナンの伝統菓子、聖マルチンのロガルが紹介されます。
白いケシの実を使ったフィリング、層のある生地、アイシングとナッツの仕上げが特徴で、EUの地理的表示保護を受けた地域菓子です。ポズナン観光局が紹介する販売店や、菓子職人・パン職人組合の認証店一覧を参考にすれば、現地で購入する場所を探しやすくなります。

