グレートトラバース塩の道第1回ロケ地|糸魚川の起点から小谷村へ、訪問ルートと歩き方|11/3 16:30
11月3日(火)16時30分からNHK BSP4Kで放送される「グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1)糸魚川から420km旅の始まり」は、田中陽希さんが新潟県糸魚川から長野県小谷村へ進む旅の序盤を描く回です。
今回のロケ地でまず押さえておきたいのは、単に「糸魚川駅から山へ向かう」という旅ではなく、海から塩や海産物が運び込まれた塩の道の起点周辺から、古い街道の痕跡をたどって山間部へ入っていくことです。番組を見て同じ場所を歩いてみたい方に向けて、現地で確認しやすい史跡や資料館、小谷村側の塩の道コースまでまとめました。
グレートトラバース塩の道第1回の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月3日(火)16:30〜17:00 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 番組 | グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1)糸魚川から420km旅の始まり |
| 出演 | 田中陽希 |
| 今回の主な区間 | 新潟県糸魚川〜長野県小谷村 |
NHKオンデマンドの公式紹介では、田中陽希さんが4年ぶりの挑戦として、日本海から太平洋まで続く約420kmの山岳古道「塩の道」に挑む企画とされています。塩の道は、かつて生活に欠かせない塩を人が歩いて運んだ道で、現在の舗装路だけを結ぶ旅とは違い、古道や峠、山の暮らしが旅の中心になります。
今回の30分版第1回は、公式番組情報を利用する番組表で「旅の始まり、新潟・糸魚川から長野・小谷へ」と案内されています。スタート地点は糸魚川の海岸で、かつて塩問屋が並んだ市街地を抜け、山の中の古道へ進む流れです。
第1回のロケ地はどこ?糸魚川の海岸から塩の道起点へ
第1回で最初に注目したいロケ地は新潟県糸魚川市の海岸と旧市街です。番組情報では、田中陽希さんが日本海側からスタートし、塩問屋が軒を連ねていた狭い路地を抜けて南へ向かうと紹介されています。
糸魚川観光ガイドによると、塩の道は正式には松本街道と呼ばれ、越後糸魚川と信州松本を結ぶ約120kmの生活路でした。東側ルートの起点は、海岸線を東西に走る加賀街道と接する新七、現在の糸魚川市本町周辺にあったとされています。
糸魚川の塩の道起点周辺で見たい場所
糸魚川ユネスコ世界ジオパークの街歩きコースでは、本町通り周辺に「加賀街道と松本街道(塩の道)」の交点があり、その近くに道路元標、塩問屋に関係する墓石、荷を運んだ牛をつないだ「牛つなぎ石」などが残ると案内されています。
海から運び込まれた荷物がこの一帯に集まり、そこから山国の信州へ向かったことを考えると、番組冒頭の街歩きは420kmの挑戦の「歴史的なスタート地点」を見せる場面といえます。現在の市街地は普通の生活道路に見える場所も多いため、道路元標や解説板を探しながら歩くと、番組で見える路地の意味が分かりやすくなります。
糸魚川駅から旧市街へ行くなら
糸魚川駅北側の市街地は徒歩で回りやすく、糸魚川ユネスコ世界ジオパークのモデルコースでは、駅北広場「キターレ」から塩の道の史跡が残る本町通り方面へ歩く流れが紹介されています。番組と同じ長距離縦走をするのではなく、ロケ地の雰囲気だけを味わいたい場合は、駅周辺の街歩きとして訪ねる方法が現実的です。
塩の道資料館は番組の歴史を理解する立ち寄り先
番組を見て「なぜこんな険しい道を歩いたのか」と感じた方におすすめなのが、糸魚川市にある塩の道資料館です。番組で田中陽希さんが必ず館内へ入ると確認できているわけではありませんが、今回のルートを理解するうえで関連性の高い施設です。
塩の道資料館には、古い民家を移築した建物の中に、荷物を背負って運んだ歩荷の装備、生活道具など約2,100点が展示されています。観光公式情報では、当時の歩荷や牛方が平均50kgほどの生活物資を担ぎ、一日平均30kmを歩いたと伝えられています。
田中陽希さんの挑戦は現代の装備と体力で行われますが、道そのものは生活のために何世代もの人が使った交通路です。資料館で道具や暮らしを見てから古道を歩くと、単なるトレッキングコースではなく「生活を支えた道」として見え方が変わります。
糸魚川から小谷村へはなぜ峠越えが続く?
第1回では、市街地を離れたあと山の中へ入り、複数の峠を越えていきます。番組情報では、古道が川沿いではなく山の上へ通された理由として、雪崩などの危険がある谷を避けるためだったことが説明されています。
国土交通省の姫川流域資料でも、姫川沿いは急な崖が迫り、冬は雪崩、大雨時には洪水や崖崩れが起こりやすかったため、塩の道が山腹や尾根沿いに続く場所が多いと解説されています。現在の感覚なら川沿いの平らな道を選びたくなりますが、昔は自然災害を避けるために、あえてアップダウンのある峠道が選ばれていたわけです。
番組では2日目、4つ目の峠を越えた田中陽希さんに思わぬアクシデントが起きると予告されています。ただし、放送前の公開情報では峠名や具体的な地点までは明らかになっていません。そのため、現地を訪れる際は「番組で映った場所らしい」という推測だけで未整備区間へ入らないことが大切です。
長野県小谷村の塩の道はどこを歩ける?
糸魚川から南へ進むと、旅は長野県北安曇郡小谷村へ入ります。小谷村には塩の道の古い雰囲気を残した区間が多く、観光向けに複数のモデルコースが整備されています。
小谷旅企画では、千国越え、大峯峠越え、石坂越え、高町越え、天神道越え、地蔵峠越え、大網峠越えなどのコースを紹介しています。中でも千国越えは約6.8kmで、牛方宿や千国番所跡、千国の庄史料館、小谷村郷土館など、塩の道の歴史を知る場所がまとまっています。
初めてなら千国越えが分かりやすい
千国越えは小谷村の案内で、モデルコースの中でも比較的整備され、塩の道の入門に向くコースとされています。田中陽希さんと同じように長距離を連続して歩くのは難しくても、史跡が残る区間だけを選べば、番組で感じた古道の空気を体験しやすくなります。
牛方宿や番所跡は、「塩を運ぶ道」が単なる一本の山道ではなく、宿泊、荷継ぎ、検問、集落の暮らしまで含む交通網だったことを感じられる場所です。ロケ地巡りとして訪れるなら、歩いた距離だけでなく、こうした史跡を一つずつ見る楽しみがあります。
大網峠や地蔵峠は事前に道状況を確認
小谷村公式サイトでは、塩の道千国街道の各コースについて通行状況を公開しています。自然災害や倒木、土砂崩れなどにより区間の状況が変わることがあるため、番組で見た景色を目当てに山へ入る場合も、出発前に最新情報を確認する必要があります。
特に古道は一般の観光地のように常に平坦な歩道が整っているとは限りません。番組の映像では田中陽希さんが軽快に進んでいても、同じルートをそのまま観光気分で追うのではなく、自分の経験や装備に合うモデルコースを選ぶのが安全です。
糸魚川の塩の道を観光で巡るおすすめの組み立て
番組のルートを全部再現せず、ロケ地の要点だけを巡るなら、まず糸魚川駅北側の旧市街で塩の道起点周辺を歩き、次に塩の道資料館で歩荷や牛方の歴史を知る組み立てが分かりやすいです。
そのうえで別日に小谷村へ移動し、千国越えなどの整備された区間を歩けば、「海から山へ」「町から峠へ」という第1回の流れを無理なく追体験できます。車で一気に点を結ぶよりも、糸魚川の市街地と小谷の古道をそれぞれ半日程度の目的地として考えると、歴史を見る時間を取りやすくなります。
なお、田中陽希さんの別の長距離挑戦を知りたい方は、グレートトラバース外伝パタゴニアでの612km挑戦の記事もあわせて読むと、今回の塩の道との違いが分かります。
第1回の見どころは「420kmの起点」が見えること
今回の見どころは、最初から絶景の山頂を目指すのではなく、海岸、旧市街、路地、峠、山村という順番で景色が変わっていくことです。日本海側に届いた塩が、どのように人の手で内陸へ運ばれていったのかを、田中陽希さんの移動そのもので追える構成になっています。
糸魚川の市街地には、街道の起点や問屋の歴史を示す痕跡が残り、小谷村には古道そのものや番所、牛方宿などが残っています。画面に映る一つひとつの道が現在の観光用トレイルとして突然作られたものではなく、人の暮らしと物流を支えてきた道だと知ると、第1回の印象はかなり変わります。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「グレートトラバース 山岳古道編 塩の道 日本海から太平洋へ420km」
- Gガイド「グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1)」
- 糸魚川観光ガイド「塩の道資料館(塩の道古道)」
- 糸魚川ユネスコ世界ジオパーク「まちうちロの字巡りコース」
- 小谷村公式「塩の道千国街道(小谷村内)道状況のご案内」
- 小谷旅企画「塩の道モデルコース」
よくある質問
グレートトラバース塩の道第1回のスタート地点はどこですか?
新潟県糸魚川の日本海側からスタートし、旧市街の塩の道起点周辺を通って南へ進む流れです。糸魚川市本町周辺には、塩の道に関係する道路元標や史跡が残っています。
第1回はどこまで進みますか?
公開されている番組情報では、新潟県糸魚川から長野県小谷村へ進む回です。途中で複数の峠を越えますが、放送前情報では第1回に映るすべての峠名までは公表されていません。
番組と同じ塩の道を一般の観光客も歩けますか?
小谷村には千国越えなど観光向けに整備されたモデルコースがあります。ただし古道の状態は自然災害などで変わるため、小谷村公式の通行情報を確認し、経験に合った区間を選ぶ必要があります。
まとめ
「グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1)」のロケ地は、新潟県糸魚川の海岸と塩の道起点周辺から、長野県小谷村へ続く古道が中心です。糸魚川では旧市街に残る街道の痕跡や塩の道資料館、小谷村では千国越えをはじめとする古道コースが、番組の背景を知る手がかりになります。
田中陽希さんと同じ420kmを歩かなくても、糸魚川の起点周辺と小谷村の整備された古道を分けて訪ねれば、海から山へ塩を運んだ道のスケールを実感できます。番組を見て現地へ行きたくなった方は、最新の道状況を確認したうえで、歴史と景色の両方を楽しめる区間から歩いてみるのがおすすめです。

