芸能きわみ堂9月11日|能×CGで「松風」「船弁慶」はどう変わる?観世喜正・内田樹の見どころ|9/11 21:00
2026年9月11日(金)21時からNHK Eテレ「芸能きわみ堂 選 幽玄の世界にCGが挑む! 能の“今”をつくる人たち」が放送されます。今回の中心は、能楽師・観世喜正さんの協力のもと、モーションキャプチャーやCGで「松風」「船弁慶」の幽玄をどう表現するかという試みです。
さらに、能の稽古を長年続ける思想家・内田樹さんの能楽論、能面師・中村光江さんの工房、左官・挾土秀平さんと組んだ新しい能面アートまで登場します。「伝統芸能にCGは合うの?」「能面はどう作る?」という疑問を入口に、能を“昔の芸能”ではなく現在進行形の表現として見る回です。
9月11日の放送時間・出演者・今回の内容
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 放送日時 | 2026年9月11日(金)21:00〜21:30 |
| 番組 | 芸能きわみ堂 選 |
| テーマ | 幽玄の世界にCGが挑む! 能の“今”をつくる人たち |
| 司会 | 高橋英樹、大久保佳代子 |
| 主な出演 | 観世喜正、内田樹、中村光江、挾土秀平 ほか |
番組情報では、CGクリエイターが能の世界を映像化したメイキングとインタビューを紹介し、観世喜正さんがスタジオに登場。さらに能面工房の取材を通して、舞台上だけでなく道具を作る側からも能の現在地を見せます。
モーションキャプチャーで能を撮ると何が見える?
今回紹介される映像は、グリーンバックやモーションキャプチャーを使って能の動きを記録し、CG空間に幽玄の世界を立ち上げる試みです。能は大きく動き回る演劇ではなく、限られた型や間の中で感情や景色を想像させます。
そのため、最新技術を使う意味は単に派手な映像へ変えることではありません。細かな身体の動きや静止、舞台上では観客の想像に委ねられる空間を、CGがどこまで可視化できるかを見ることがポイントです。
「松風」「船弁慶」はなぜCG向き?異なる幽玄を比べる
番組情報では「松風」と「船弁慶」が取り上げられます。「松風」は須磨にまつわる女性たちの思慕や記憶を描く演目で、静かな情感が大きな魅力。一方の「船弁慶」は前半の別れと後半の海上での激しい場面が対照的で、動きと視覚効果の幅があります。
二つを並べることで、CGが静けさをどう見せるのか、激しい場面をどう拡張するのかという違いが出ます。能の“幽玄”を一つの映像表現に固定せず、演目ごとにどんな解釈ができるのかを比べると理解しやすくなります。
内田樹の能楽論|長年の稽古経験から何を語る?
内田樹さんは思想家として知られる一方、番組情報では能の稽古を30年近く続けてきた人物として紹介されています。外から評論するだけでなく、自身が身体を使って稽古してきた経験をもとに能を語る点が今回の重要なポイントです。
CGによる新しい見せ方と、長年の稽古から得た身体感覚を同じ回で扱うことで、「伝統を守ること」と「表現を更新すること」が対立しないことが見えてきます。能を初めて見る人には、型の意味や“間”を考える手掛かりになりそうです。
能面師・中村光江の工房|挾土秀平との新しい能面アート
後半では、番組キャラクターのコン平が能面師・中村光江さんの工房を訪ねます。能面の作り方だけでなく、能面がわずかな角度の違いで表情を変えて見せる繊細さにも注目です。
さらに左官・挾土秀平さんとのコラボによる新たな能面アートも紹介されます。伝統的な技法を受け継ぐ職人と、異分野の素材・表現が出会うことで、舞台道具だった能面が現代アートとしてどう見え直すのかが見どころです。
芸能きわみ堂の過去回とつながる“伝統を今にする”視点
当サイトでは、箏を現代の音楽へ広げる8月28日の「芸能きわみ堂」や、若い世代がスーパー歌舞伎を受け継ぐ市川團子×「もののけ姫」特集も紹介しています。
今回の能×CGも同じく、伝統芸能を保存するだけでなく、別の技術や感性と結びつけて次の観客へ手渡す試みです。箏、歌舞伎、能と題材は違っても、「古典を現代の入口から見せる」という番組の一貫した視点が分かります。
よくある質問
9月11日の芸能きわみ堂は何時から?
2026年9月11日(金)21:00〜21:30、NHK Eテレで放送予定です。
CGで扱う能の演目は?
番組情報では「松風」と「船弁慶」が紹介されます。
観世喜正は何をする?
能楽師・観世喜正さんが収録に全面協力し、スタジオでもCG表現と能の魅力を語る中心人物として登場します。
能面工房で紹介されるのは誰?
能面師・中村光江さんの工房を訪ね、能面の作り方や左官・挾土秀平さんとのコラボによる新しい能面アートを紹介します。
まとめ|能×CGは幽玄を壊すのではなく、新しい入口を作る
9月11日の「芸能きわみ堂」は、観世喜正さんの協力で「松風」「船弁慶」をモーションキャプチャーとCGで表現し、内田樹さんの能楽論、能面師・中村光江さんの工房までつなぐ特集です。
最新技術、長年の稽古、職人の手仕事という異なる方向から能を見ることで、700年近く続く伝統が今も作り替えられながら生きていることが見えてきます。CG映像の派手さだけでなく、能の動きや“間”がどのように翻訳されているかを見ると、この回の狙いがつかみやすくなります。

