
ドキュランド「私はハワ」あらすじ|母ハワは誰?読み書き・孫ザフラ・タリバン【8月14日】|8/14 23:00
2026年8月14日(金)23時からNHK Eテレで放送される『ドキュランドへようこそ「私はハワ アフガン 学びを諦めない母の記録」』は、学校に通えないまま50代を迎えたアフガニスタンの女性ハワが、読み書きを学び、仕事と自立への一歩を踏み出す姿を追ったドキュメンタリーです。
原題は『Writing Hawa』。娘で映画監督のナイーバ・ノーリが、母ハワ、孫娘ザフラという3世代の女性を約5年にわたって記録しました。放送前は「ハワは誰?」「何歳から勉強した?」「孫ザフラとの関係は?」「タリバン復権後どうなった?」、放送後は「結末」「原題」「再放送・見逃し」を知りたくなる作品です。
同じ『ドキュランドへようこそ』の社会問題を扱う回では、「パトリースの生き方 結婚ペナルティーに負けない」の解説記事もあります。
この記事の要点
- 放送は2026年8月14日(金)23:00~23:50、NHK Eテレ
- 原題は『Writing Hawa』、2024年制作
- ハワは幼い頃に結婚し、学校に通えないまま52歳で読み書きを学び始める
- 伝統的なハザラ刺しゅうを生かした小さな衣料ビジネスにも挑戦
- 孫ザフラと一緒に学ぶが、2021年8月のタリバン復権で生活が一変
- 2026年現在もアフガニスタンでは女子の中等・高等教育制限が続いている
「私はハワ」の放送時間・原題・基本情報
| 番組 | ドキュランドへようこそ |
|---|---|
| 放送回 | 私はハワ アフガン 学びを諦めない母の記録 |
| 放送日時 | 2026年8月14日(金)23:00~23:50 |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 原題 | Writing Hawa |
| 制作年 | 2024年 |
| 監督 | ナイーバ・ノーリ(Najiba Noori)、ラスール・ノーリ(Rasul Noori) |
| 主な人物 | ハワ、娘ナイーバ、孫ザフラ |
NHKの番組表ではフランス・オランダ制作と表記されています。一方、国際映画祭や配給資料ではフランス、オランダ、カタール、アフガニスタンの共同制作として紹介され、オリジナル版は84分、国際配給では52分版も用意されています。今回のEテレ枠は50分です。
ハワは誰?52歳から読み書きを学んだ母
主人公ハワはアフガニスタンのハザラ人女性です。幼くして自分より約30歳年上の男性と結婚させられ、学校教育を受ける機会がありませんでした。子育てを終えた50代になってから「商売をしたい」という思いを持ち、初めて本格的に読み書きを学び始めます。
作品資料では52歳で学習を始めたとされています。「Writing Hawa」という題名は、ハワが文字を書くことだけでなく、自分自身の人生を自分の手で“書き直す”ことにも重なるタイトルです。
ハワの仕事は?ハザラ刺しゅうを現代の服に
読み書きはハワにとって勉強そのものが目的ではなく、仕事と自立につながる手段でした。バーミヤン地方の伝統的なハザラ刺しゅうを集め、それを現代的なドレスに仕立ててカブールで販売する小さなビジネスを始めます。
「字が読める」「計算や記録ができる」「自分で商売を進められる」という変化が、長く家族や社会のルールに従ってきたハワの生活を少しずつ変えていきます。
孫ザフラとの関係|3世代の女性が同じ机で学ぶ
物語のもう一人の重要人物が孫娘ザフラです。長く会えなかったザフラを迎えたハワは、学校に通えなかった若い頃の自分を彼女に重ねます。カブールで祖母と孫が一緒に勉強し、それぞれの未来を考える場面は、この作品の中心です。
監督ナイーバ、母ハワ、孫ザフラという3世代を並べることで、教育の機会や家族の中での女性の立場が世代ごとにどう変わったのか、そして同じ問題がどのように繰り返されるのかが見えてきます。
タリバン復権で何が変わった?2021年8月が転機
ハワたちが学びと仕事に希望を見いだした矢先、2021年8月にタリバンが再び実権を握ります。ザフラは逃れてきた村へ戻らざるを得なくなり、監督ナイーバも国外へ避難。家族が同じ場所で描いていた未来は大きく揺らぎます。
作品が放送される2026年にも状況は過去の話ではありません。UNESCOとUNICEFは2026年1月、アフガニスタンが女子・女性の中等教育と高等教育を禁じている世界で唯一の国で、約220万人の思春期の女子が中等教育から締め出されていると報告しました。6月にはUNESCOが、学校外でも学びと就労につなげる代替教育の新たな支援策を発表しています。
結末はどうなる?【ネタバレあり】
終盤では、タリバン復権によって3世代の女性が物理的に引き離されます。ナイーバはフランスへ逃れ、ザフラもカブールで描いていた進路を断たれます。それでもハワは学びと仕事を手放さず、娘も国外から母を支え続けます。
大きな成功で終わる作品ではなく、政治状況が個人の努力を簡単に押し戻してしまう現実と、それでも「学ぶこと」を諦めない意志を並べて見せるのが『Writing Hawa』の結末です。
監督ナイーバ・ノーリとは?母を5年間撮り続けた
監督のナイーバ・ノーリはアフガニスタン出身の映像作家で、ハワの娘です。作品は約5年間にわたり家族の生活を内側から撮影したため、単なる社会問題の取材ではなく、娘が母を見る視線、母が孫を守ろうとする視線まで映し出されています。
『Writing Hawa』は2025年のAsia Pacific Screen Awardsで最優秀ドキュメンタリー映画部門にノミネートされ、国際映画祭でも複数の受賞歴があります。
前回放送・見逃し配信を探す方法
日本では2025年10月にNHK BSの「BS世界のドキュメンタリー」、同年11月にEテレ「ドキュランドへようこそ」で放送された記録があります。2026年8月14日はEテレでの再放送です。
見逃し配信は、NHK ONEの番組検索で「ドキュランドへようこそ」「私はハワ」「Writing Hawa」などを検索し、その時点の配信対象と視聴期限を確認するのが確実です。再放送日時はNHKの番組表でも確認できます。
ウェブの声|「学ぶこと」が人生を取り戻す行為に見える
海外の映画祭レビューや日本での視聴記録では、ハワの前向きさだけでなく、祖母と孫が同じ机で学ぶ場面、個人の努力が政治情勢によって押し戻される対比に強く心を動かされたという反応が目立ちます。ここでは個別コメントをそのまま引用せず、ウェブ上で見られた感想の傾向としてまとめています。
参考・出典
- Gガイド「ドキュランドへようこそ 私はハワ」
- EBS International Documentary Festival「Writing Hawa」
- First Hand Films「Writing Hawa」
- Asia Pacific Screen Awards「Writing Hawa」
- UNESCO・UNICEF「Protect the right to education in Afghanistan」
- UNESCO「alternative learning opportunities in Afghanistan」
よくある質問
「私はハワ」の原題は?
原題は『Writing Hawa』です。
ハワは何歳から読み書きを学んだ?
国際映画祭などの作品資料では52歳から本格的に学び始めたとされています。
実話のドキュメンタリー?
はい。監督ナイーバ・ノーリが自身の母ハワと家族を約5年にわたり記録した作品です。
まとめ
『私はハワ』は、50代から文字を学び直した一人の母の物語であると同時に、教育、仕事、家族、政治によって女性の選択肢がどう変わるのかを3世代の姿から描く作品です。ハワの読み書きや小さな商売は、日常的な行動に見えて、自由を取り戻す大きな一歩として映ります。

