ドキュメント九州「蜜蜂ファースト」吉武琢磨とは?福8堂と日本蜜蜂の自然入居を紹介|11/3 10:25
11月3日(火)10時25分からテレビ宮崎で放送予定の「ドキュメント九州『蜜蜂ファースト』」は、大分県玖珠町で日本蜜蜂のはちみつ農家を営む吉武琢磨さんを追ったドキュメンタリーです。
番組公式バックナンバーでは、吉武さんのポリシーを「蜜蜂ファースト」と紹介しています。人が蜜蜂を管理して蜜を採るという発想ではなく、野生の日本蜜蜂が自ら選んだ巣箱に入り、自然の中で暮らすことを優先する独特のスタイルです。
「吉武琢磨さんはどんな人?」「なぜ養蜂家ではなく、はちみつ農家と名乗るの?」「福8堂のはちみつはどうやって作られる?」という疑問を中心に、番組を見る前後に知っておきたい背景をまとめます。
ドキュメント九州「蜜蜂ファースト」の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年11月3日(火) |
| 放送時間 | 10:25〜 |
| 放送局 | テレビ宮崎 |
| 番組 | ドキュメント九州「蜜蜂ファースト」 |
| 主人公 | 吉武琢磨 |
| 仕事 | 日本蜜蜂はちみつ農家 |
| 拠点 | 大分県玖珠町 |
| ナレーター | 小西綾音(TOSアナウンサー) |
| 制作局 | テレビ大分(TOS) |
TNCテレビ西日本の「ドキュメント九州」公式バックナンバーでは、「蜜蜂ファースト」は2024年2月13日放送分として掲載されています。大分県玖珠町に暮らす吉武琢磨さんの春夏秋冬を追い、一般的な養蜂とは違う日本蜜蜂との付き合い方を描いた作品です。
今回のテレビ宮崎での11月3日放送は、同作品を地域編成で放送するものです。元の制作局はテレビ大分で、FNS九州8局共同制作の「ドキュメント九州」として各局で放送されます。
吉武琢磨さんとは?
吉武琢磨さんは、大分県玖珠町生まれの日本蜜蜂はちみつ農家です。自身のブランド「福8堂」を運営し、野生の日本蜜蜂が集めたはちみつを扱っています。
福8堂公式サイトのプロフィールでは、吉武さんは1979年9月7日生まれで、大分県玖珠町出身と紹介されています。大分移住手帖のインタビューでは、高校卒業後に上京し、バーテンダーやバイクのスタントマンとして働いた経歴が語られています。
映画などのスタントの仕事に関わる一方で、日本蜜蜂のはちみつとの出会いが人生を大きく変えました。東京で暮らしていた頃に日本蜜蜂のはちみつを食べ、その味に強い衝撃を受けたことが、後の仕事につながっていきます。
元バイクスタントマンからはちみつ農家へ
大分移住手帖によると、吉武さんは東京でバイクのスタントマンとして活動していました。東日本大震災をきっかけに家族の暮らしを見つめ直し、地元の玖珠町へ戻ることを考えるようになったそうです。
ただ、地方へ戻るには「何を仕事にするか」という大きな問題があります。そこで吉武さんが可能性を感じたのが、日本蜜蜂のはちみつでした。
師匠と呼ぶ生産者のはちみつに魅了され、自分でも日本蜜蜂と向き合うようになり、2016年に玖珠町へUターン。福8堂の公式サイトでは、2016年秋に最初のはちみつを採ったことが紹介されています。
「蜜蜂ファースト」とはどういう意味?
「蜜蜂ファースト」は、単に蜜蜂を大切にするという標語ではありません。吉武さんの仕事の方法そのものを表す言葉です。
ドキュメント九州の公式ページでは、吉武さんは野山に空の巣箱を置き、野生の日本蜜蜂が自分から入る「自然入居」という方法ではちみつを採っていると紹介されています。
一般的なイメージの「蜂を飼う」とは違い、蜜蜂が入りたくなる場所を探して巣箱を置き、入居するかどうかは蜜蜂に任せます。人間側が無理に住まわせるのではなく、蜜蜂の都合を優先するため「蜜蜂ファースト」というわけです。
巣箱は置くが、蜜蜂を管理しすぎない
福8堂公式サイトでは、吉武さんが山を歩き、野生の日本蜜蜂が好みそうな環境を探して巣箱を設置すると説明しています。
巣箱を置いたあとも、一般的な養蜂のように人が積極的に手を加えるのではなく、できるだけ見守る姿勢を大切にしています。公式Q&Aでは、人工的な餌を与えず、薬品も使わず、自然界で起こりえないことを強いないようにしていると説明されています。
日本蜜蜂がその場所を気に入らなければ入らないという前提なので、人の都合だけでは成り立ちません。番組が「驚きの連続」と紹介する理由の一つは、仕事の主導権が人間だけにあるわけではない点にあります。
なぜ「養蜂家」ではなく「はちみつ農家」なの?
吉武さんは自分の仕事を「養蜂家」ではなく、日本蜜蜂はちみつ農家と表現しています。
ドキュメント九州公式では、蜜蜂を飼育・管理せず、野生の日本蜜蜂を相手にするため「養蜂家ではなく、はちみつ農家」としていると紹介されています。
福8堂の公式Q&Aでも、「養蜂」は蜂を養うことだが、自分は日本蜜蜂を人の管理下に置く感覚ではないという考えが示されています。蜜蜂が暮らしやすい場所に巣箱を設置し、台風への備えなど最低限の手助けをしながら、自然の営みを邪魔しないことを優先しています。
この考え方を知ってから番組を見ると、吉武さんが山を歩く場面や巣箱を見る表情も、「収穫量を増やすための管理」というより、蜜蜂の状態を読み取る時間として見えてきます。
福8堂はどんなはちみつを作っている?
吉武さんが営むのが福8堂です。公式サイトでは、大分県玖珠町で日本蜜蜂専門のはちみつ農家として活動し、「福8堂にしか採れないはちみつを届け、喜んでもらう事」を掲げています。
特徴は、野生の日本蜜蜂が自由に飛び回り、その時期に咲いているさまざまな花から集めた蜜を使うことです。決まった作物の花だけを狙うのではなく、周囲の自然環境そのものが味に影響します。
そのため、同じ「日本蜜蜂のはちみつ」でも、巣箱の場所、季節、蜜蜂の活動によって風味が変わります。福8堂では巣箱の形や採り方、瓶詰めまでの工程も試行錯誤しながら、自分たちが納得できる味を追求してきたと説明しています。
はちみつは年に一度の採取が基本
福8堂のQ&Aでは、はちみつは年に一度採ると説明しています。日本蜜蜂は冬を越すために蜜を蓄えるので、人が採りすぎれば蜜蜂自身の食料が不足してしまいます。
番組タイトルの「蜜蜂ファースト」は、ここにもつながります。人が欲しい量を先に決めるのではなく、蜜蜂が暮らし続けられることを優先し、そのうえで分けてもらうという考え方です。
福8堂のはちみつはどこで買える?
福8堂公式の購入案内では、オンラインショップにBASEを利用しています。
2026年の案内では、シーズンのはちみつ販売は11月中旬を予定しており、少量生産の季節商品などは公式LINEで案内するとしています。自然相手で大量生産できる商品ではないため、一般的な食品のように一年中同じ在庫が並ぶわけではありません。
番組を見て商品が気になった場合は、販売時期や在庫を福8堂の公式サイトや公式オンラインショップで確認するのが確実です。
吉武琢磨さんが玖珠町に戻った理由
吉武さんの物語は、はちみつだけでなくUターンと働き方のドキュメンタリーとしても見どころがあります。
大分移住手帖のインタビューでは、東京でスタントマンとして働いていた吉武さんが、家族との暮らしや将来を考え、2016年に地元の玖珠町へ戻った経緯が紹介されています。
地元に戻れば仕事が自動的に見つかるわけではありません。それでも、日本蜜蜂のはちみつという自分が本気で面白いと思えるものを仕事にし、師匠から学びながら独自の方法を形にしていきました。
番組では、春夏秋冬を通じて山を歩き、蜜蜂と向き合う日々が描かれます。自然に左右される不安定さと、それでも自分のやり方を貫く面白さの両方が「蜜蜂ファースト」という言葉に詰まっています。
「自然入居」は普通の養蜂と何が違う?
自然入居では、まず人が巣箱を用意しますが、そこに日本蜜蜂が住むかどうかは蜜蜂が決めます。
福8堂公式では、蜜蜂が好みそうな環境を探して巣箱を置き、「ここだ」と思う場所を選んでいると説明しています。それでも必ず入居するわけではなく、自然相手だからこそ人間の予定どおりには進みません。
吉武さんは、こうした不確実さも含めて日本蜜蜂との付き合いと考えています。一般的な農業や畜産の感覚だけでは捉えにくい仕事だからこそ、ドキュメンタリーとして見たときに「そんなやり方があるのか」という発見があります。
ナレーターは小西綾音アナウンサー
番組公式バックナンバーでは、ナレーターは小西綾音さん(TOSアナウンサー)と案内されています。
制作局はテレビ大分です。「ドキュメント九州」は九州各局が地域の人物や出来事を取材するシリーズで、この回では大分県玖珠町の日本蜜蜂と、吉武さんの仕事に焦点を当てています。
派手な事件を追うのではなく、一人の仕事と暮らしを季節を通して見つめる作品なので、日本蜜蜂そのものに興味がある方だけでなく、地方での働き方や自然と共に暮らす生き方に関心がある方にも見やすい内容です。
参考にした情報
- TNCテレビ西日本「ドキュメント九州・蜜蜂ファースト」公式バックナンバー
- 福8堂公式「福⑧堂について」
- 福8堂公式「よくある質問」
- 福8堂公式「商品購入」
- 大分移住手帖「バイクのスタントマンから、日本蜜蜂専門の蜜蜂農家へ」
よくある質問
「蜜蜂ファースト」に登場する吉武琢磨さんは何をしている人ですか?
大分県玖珠町で「福8堂」を営む日本蜜蜂はちみつ農家です。野生の日本蜜蜂が自ら巣箱に入る自然入居を基本に、蜜蜂を管理しすぎない方法ではちみつを採っています。
なぜ吉武琢磨さんは養蜂家ではなく「はちみつ農家」と名乗るのですか?
日本蜜蜂を飼育・管理する感覚ではなく、野生の蜜蜂が自然に暮らす環境を優先し、そのはちみつを分けてもらうという考え方だからです。
福8堂のはちみつはどこで買えますか?
福8堂公式サイトから案内されているBASEのオンラインショップで販売されます。2026年シーズンの販売は11月中旬予定と公式に案内されています。
まとめ
11月3日10時25分からテレビ宮崎で放送予定の「ドキュメント九州『蜜蜂ファースト』」は、大分県玖珠町の吉武琢磨さんと野生の日本蜜蜂の関係を追った作品です。
吉武さんは元バイクスタントマンという異色の経歴を持ち、Uターン後に福8堂を立ち上げました。巣箱を置いても蜜蜂を無理に管理せず、自然入居を待ち、蜜蜂が暮らし続けられることを優先する姿勢が「蜜蜂ファースト」です。
養蜂家ではなく「はちみつ農家」と名乗る理由を知ってから見ると、山を歩く姿や巣箱との向き合い方の一つ一つが、この人ならではの仕事観として伝わってきます。

