クライムズ・オブ・ザ・フューチャーは何が怖い?身体変容と“手術=アート”の意味【9/5 WOWOW】|9/5 04:40

2026年9月5日(土)午前4時40分からWOWOWプライムで放送される『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(字幕版)[PG12]』。WOWOW公式は、デヴィッド・クローネンバーグ監督が「臓器を人前で摘出するパフォーマンス」を題材にした近未来SFボディホラーとして紹介しています。

キニナルには8月28日放送時の基本的なあらすじ・キャスト記事がすでにあるため、今回は内容を重ねず、「何が怖い映画なのか」「手術がアートになる世界は何を描いているのか」「タイトルが示す“未来の犯罪”とは何か」というテーマ面から整理します。

9月5日WOWOWプライムの放送情報

作品クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(字幕版)
放送局WOWOWプライム
放送日2026年9月5日(土)
放送開始4:40
監督・脚本デヴィッド・クローネンバーグ
主な出演ヴィゴ・モーテンセン、レア・セドゥ、クリステン・スチュワート
区分PG12

WOWOW公式の放送スケジュールには9月5日4:40の放送予定が掲載されています。字幕版で、身体変容や臓器摘出を視覚的に扱うため、刺激の強い映像が苦手な人はPG12区分を目安に視聴判断をするとよいでしょう。

何が怖い?「痛み」より身体そのものが変わる不安

この映画の恐怖は、一般的なホラーのように怪物から逃げることより、「人間の身体が環境に適応して別のものへ変わっていく」ことにあります。海外配給元NEONの公式あらすじでは、人類が人工的な環境へ適応するにつれて新たな変異が生じる世界と説明されています。

主人公ソール・テンサーは体内に新しい臓器が生まれる体質で、その臓器をパートナーのカプリースが摘出し、観客の前でパフォーマンスとして見せます。身体が自分だけのものではなく、作品・商品・政治的メッセージになっていく不気味さが作品全体を支えています。

“手術=アート”は何を意味している?

ソールとカプリースにとって手術は治療ではなく芸術です。WOWOWも「臓器を人前でショーとして摘出する人物」を主人公に据えた作品として紹介しています。

ここで問われるのは、身体をどこまで改変してよいのか、変化した身体を誰が管理するのか、そして観客は他人の身体をどこまで娯楽として消費するのかという境界です。グロテスクな造形は目的ではなく、この境界を観客に意識させるための表現として機能します。

タイトル「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の“犯罪”とは

NEON公式のあらすじでは、政府側の臓器登録機関の捜査官ティムリンがソールたちの動きを追い、やがて人類の次の進化段階を示そうとする謎の集団が現れるとされています。

未来の身体変化が自然な進化なのか、管理すべき異常なのか。その線引きを国家や制度が決めるとき、何が「犯罪」と呼ばれるのかが揺らぎます。タイトルは単純な犯罪事件ではなく、進化・表現・管理の価値観が変わった社会そのものを指す言葉として読むことができます。

クローネンバーグ作品らしいボディホラーの見方

WOWOW公式は、クローネンバーグ監督を『ビデオドローム』『ザ・フライ』など人体変容を扱う作品で評価されてきた“ボディ・ホラー”の開拓者として紹介しています。本作もその延長線上にありますが、肉体の変化を病気だけではなく、進化や芸術の可能性として扱う点が特徴です。

「グロいかどうか」だけで見ると辛い作品でも、登場人物が身体変化を恐怖ではなく快楽や創造として受け止める瞬間に注目すると、クローネンバーグが常識を反転させていることが見えてきます。

基本あらすじ・キャストは既存記事で確認

8月28日のWOWOW放送時には、『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』の基本あらすじ・キャスト・PG12の見どころをまとめています。今回の記事は重複を避け、テーマ解釈に絞っています。

ヴィゴ・モーテンセン演じるソール、レア・セドゥ演じるカプリース、クリステン・スチュワート演じるティムリンという三者の立場を押さえると、「身体を見せる人」「身体を作品化する人」「身体を制度で追う人」という対立が理解しやすくなります。

WOWOWで見るときのポイント

9月5日の放送はWOWOWプライムの字幕版です。映像表現が刺激的な作品ですが、途中の会話で世界観や制度の説明が積み重なるため、字幕を追いながら「誰が身体変化を肯定し、誰が管理しようとしているか」を意識するとストーリーを見失いにくくなります。

また、2022年のカンヌ国際映画祭コンペティション選出作品でもあり、ジャンル映画でありながら芸術・社会制度・人類進化を同時に扱う作品です。再放送では結末だけでなく、各人物が“新しい身体”をどう定義するかに注目すると見え方が変わります。

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よくある質問

『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は9月5日何時から?

WOWOWプライムで2026年9月5日(土)午前4時40分から字幕版が放送予定です。

どんな怖さの映画ですか?

人体の変容、臓器摘出、手術をパフォーマンスとして見せるボディホラーです。驚かせる恐怖より、身体が変わることへの不安と違和感が中心です。

監督は誰ですか?

デヴィッド・クローネンバーグです。監督自身が脚本も担当しています。

PG12作品ですか?

はい。WOWOWではPG12作品として案内されています。身体や臓器を扱う刺激の強い描写があります。

まとめ

『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』の怖さは、人体が変わる映像そのものだけでなく、変化した身体を「芸術」「進化」「管理対象」のどれとして扱うのか分からなくなる世界にあります。9月5日4:40のWOWOWプライム放送では、ソール、カプリース、ティムリンの立場の違いを追うと、クローネンバーグが描く未来社会の不気味さがつかみやすくなります。

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