カンブリア宮殿 タイガー魔法瓶CEO菊池嘉聡とは?経歴と「温度」を軸にした経営方針|10/15 23:06
10月15日(木)放送の「カンブリア宮殿」には、タイガー魔法瓶の代表取締役 兼 CEO・菊池嘉聡(きくち よしさと)さんがゲスト出演します。
菊池さんは1987年に甲南大学経営学部を卒業してタイガー魔法瓶へ入社し、1997年に取締役、1999年4月に社長へ就任しました。創業家の3代目として100年企業を率いる一方、会社の強みを「真空断熱技術」と「熱コントロール技術」に整理し、生活用品だけでなく宇宙や産業分野まで広げています。
ここでは、タイガー魔法瓶の公式プロフィールや代表メッセージから、菊池嘉聡さんの経歴と経営方針を分かりやすくまとめます。
カンブリア宮殿10月15日のゲストは菊池嘉聡CEO
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月15日(木)23:06〜23:55 |
| 放送局 | テレビ東京系 |
| 番組名 | カンブリア宮殿 |
| ゲスト | タイガー魔法瓶 代表取締役 兼 CEO 菊池嘉聡 |
| MC | 金原ひとみ、ヒャダイン |
| 特集 | 熱を操って103年!タイガー 低迷からの復活劇 |
テレビ東京の公式ページでは、今回の特集でタイガー魔法瓶がバブル崩壊後の業績低迷からどのように復活したのかを取り上げるとしています。
その中心人物として登場するのが菊池嘉聡さんです。番組では2006年の土鍋炊飯器や2022年の炭酸対応ボトル、さらに真空断熱技術を医療や宇宙に広げる動きが紹介テーマとして示されています。
菊池嘉聡CEOの経歴
タイガー魔法瓶の100周年公式サイトに掲載されたプロフィールによると、菊池嘉聡さんは1987年に甲南大学経営学部を卒業し、同年にタイガー魔法瓶へ入社しました。
その後、1997年に取締役となり、1999年4月から社長を務めています。タイガー魔法瓶の公式マガジンでは、海外留学を経て1998年に常務を務め、1999年に代表取締役社長へ就任した経歴も紹介されています。全国魔法瓶工業組合理事長なども歴任しました。
タイガー魔法瓶は1923年、祖父の菊池武範さんが「虎印魔法瓶製造卸菊池製作所」を創業したことから始まりました。2代目の菊池嘉人さんは炊飯器や電気ポットなどへ事業を広げ、総合的な生活用品メーカーへ成長させています。
菊池嘉聡さんは、その次の世代として経営を引き継ぎました。公式100年史では、1999年以降を「深化の時代」と表現し、製販合併による新生タイガー魔法瓶、海外展開の拡充、宇宙利用や環境対策への取り組みなどが進んだ時期と位置づけています。
なお、生年月日や出生地については、今回確認したタイガー魔法瓶の公式プロフィールには掲載されていません。そのため、ここでは公式に確認できる学歴と社内経歴を中心に紹介します。
1999年の社長就任は会社の大きな節目
タイガー魔法瓶の公式ヒストリーでは、1999年にタイガー販売を吸収合併し、同じ年に菊池嘉聡さんが社長に就任したと記録されています。
今回の「カンブリア宮殿」は、バブル崩壊後の業績低迷からの復活をテーマにしています。細かな年度別業績は一般向け公式資料では公開されていませんが、菊池さんの社長就任後、2006年には大きな転機となる土鍋IHジャー炊飯器が誕生しました。
この商品は、本物の土鍋をIHで加熱するという難しい開発に挑み、発売後は予想の2倍以上の販売実績を上げ、高級炊飯器ゾーンで前年比20倍以上の売上を記録したと公式100年史にあります。
菊池さんの経営期に生まれた象徴的な商品であり、老舗企業が「守り」だけでなく、難しい技術課題へ踏み込む姿勢を示した例といえます。
菊池嘉聡CEOの経営方針は「温度」を軸にすること
菊池さんのメッセージで繰り返し出てくるのが、タイガー魔法瓶の本質を「温度」に関する技術として捉える考え方です。
100周年のトップインタビューでは、同社の根幹として二つの技術を挙げています。一つは、電気を使わず熱いものを熱いまま、冷たいものを冷たいまま保つ「真空断熱技術」。もう一つは、電気を使って温度を制御する「熱コントロール技術」です。
この二つを別々の商品技術として扱うのではなく、組み合わせながら新しい価値を作ることがタイガーらしさだと説明しています。
現在の代表メッセージでも、次の100年に向けて、この二つを基軸にした「高次元の熱制御テクノロジー」へ磨きをかける方針が示されています。
家電メーカーが流行分野へ次々に手を広げるのではなく、「自社は何の技術を持つ会社なのか」を明確にし、その技術が役立つ場所を広げていくのが菊池さんの経営の特徴として見えてきます。
「世界中に幸せな団らんを広める。」をVisionに掲げる
タイガー魔法瓶が掲げるVisionは、「世界中に幸せな団らんを広める。」です。
菊池さんは代表メッセージで、創業者が奉公時代に「大切な人が淹れてくれた一杯のお茶の温もりを、いつでも味わえるように」と願ったことを会社の原点として紹介しています。
魔法瓶は単に温度を保つ道具ではなく、あたたかい飲み物や食事を通じて人の時間を豊かにするもの。その原点を、現代の商品や事業へどうつなげるかが経営理念の中心にあります。
2026年6月には、次の100年に向けた初のグローバルキャンペーンとして、新しいタグライン「HEAT TO HEART」を公開しました。熱を扱う技術を、人の気持ちや団らんへつなげる意味を込めたブランド展開です。
国内家電から世界・宇宙・産業分野へ広げる
菊池さんの経営方針でもう一つ特徴的なのが、タイガーの技術の用途を家庭内だけに閉じない点です。
代表メッセージによると、同社の製品は日本、中国、台湾、香港、ベトナム、アメリカなどの販売拠点を通じて、60以上の国と地域で販売されています。生産拠点も中国やベトナムなどへ広がっています。
さらに、真空断熱技術は産業分野でも使われています。2018年にはJAXAの小型回収カプセルで、国際宇宙ステーションから実験サンプルを地球へ戻すための真空二重断熱容器の開発を担当しました。
タイガー魔法瓶の法人向け公式ページでは、今後も輸送、建築、医療、宇宙などさまざまな産業分野で技術を生かしていく方針が示されています。
つまり菊池さんの経営は、炊飯器やボトルという「商品カテゴリー」を中心に考えるより、断熱・保冷・加熱・温度制御という技術の能力を中心に事業領域を広げる考え方に近いことが分かります。
品質と持続可能性も経営の柱
タイガー魔法瓶は2023年の創立100周年に合わせ、ESG経営を推進する方針も打ち出しました。
2026年4月に制定された品質方針では、代表取締役兼CEOとして菊池嘉聡さんの名前が記され、「品質はすべての基盤」とする考え方が示されています。多様化するニーズに機敏に応え、真空断熱と熱コントロール技術で社会課題の解決につながる製品やサービスを届ける方針です。
サステナビリティの公式ページでは、公正で透明な調達、責任ある鉱物調達、環境配慮、適正コストなどの考えも掲載されています。
長寿企業にとって、昔から続くブランドを守ることだけでは十分ではありません。品質、環境、働く人、取引先などを含めて、次の世代でも事業を続けられる仕組みを整えることも重要になっています。
菊池嘉聡CEOが率いる現在のタイガー魔法瓶
タイガー魔法瓶の会社概要では、2026年4月20日時点の売上高は491億円。事業内容は真空断熱ボトル、ジャー炊飯器、電気ケトル・電気ポット、コーヒーメーカー、ミキサーなどの製造販売です。
菊池さんの代表メッセージでは、製品は主要販売拠点を通じて60以上の国・地域に届けられていると説明されています。創業家3代目として国内の老舗ブランドを守るだけでなく、海外市場と産業用途を含めて「熱制御テクノロジー」の会社へ広げているのが現在の姿です。
2026年のグローバルキャンペーンでは「HEAT TO HEART」を掲げ、次の100年へ向けてブランドの考え方そのものを世界に発信しています。菊池さんの経歴を見ると、1999年の社長就任から現在まで、製品開発とブランドの両面で会社の軸を明確にしてきた流れが分かります。
既存記事ではタイガー魔法瓶の復活と熱技術を紹介
同じ10月15日放送については、カンブリア宮殿タイガー魔法瓶はなぜ復活?土鍋炊飯器・炭酸ボトル・宇宙まで広がる熱技術でも詳しく紹介しています。
こちらの記事は菊池嘉聡さん本人の経歴よりも、タイガー魔法瓶の土鍋炊飯器、炭酸ボトル、真空断熱技術など、復活を支えた商品と技術を中心に整理しています。
参考にした情報
- テレビ東京「カンブリア宮殿」10月15日番組情報
- タイガー魔法瓶「100周年 トップインタビュー」
- タイガー魔法瓶「代表メッセージ」
- タイガー魔法瓶「会社概要」
- タイガー魔法瓶公式マガジン「100年企業・タイガー魔法瓶が描く幸せな団らん」
- タイガー魔法瓶「HEAT TO HEART」プレスリリース
- タイガー魔法瓶「100年のあゆみ」
- タイガー魔法瓶「社会」
よくある質問
カンブリア宮殿の菊池嘉聡CEOはどんな経歴ですか?
1987年に甲南大学経営学部を卒業してタイガー魔法瓶へ入社し、1997年に取締役、1999年4月から社長を務めています。現在は代表取締役兼CEOです。
菊池嘉聡CEOはタイガー魔法瓶の何代目ですか?
創業者の菊池武範さん、事業を拡大した菊池嘉人さんに続き、創業家の3代目として会社を率いています。
菊池嘉聡CEOが重視している技術は何ですか?
タイガー魔法瓶の根幹として、電気を使わず保温・保冷する「真空断熱技術」と、電気で温度を制御する「熱コントロール技術」の二つを重視しています。
まとめ
「カンブリア宮殿」10月15日回のゲスト、菊池嘉聡さんは、1987年にタイガー魔法瓶へ入社し、1999年から社長として会社を率ってきた経営者です。
その経営で一貫しているのは、タイガー魔法瓶を単なる魔法瓶・家電メーカーではなく、「温度」を扱う技術企業として捉えていることです。
真空断熱と熱コントロールを軸に、土鍋炊飯器、炭酸対応ボトル、海外市場、宇宙や産業用途へと広げながら、「世界中に幸せな団らんを広める。」というVisionを次の100年へつなげようとしている人物です。

