美の壺「今に花咲く 大阪の美」10月24日再放送|橋・おぼろ昆布・箱ずし・通天閣を整理|10/24 6:45
2026年10月24日(土)6時45分からNHK BSP4Kで「美の壺『今に花咲く 大阪の美』」が再放送されます。
今回登場するのは、大阪の橋、おぼろ昆布、箱ずし、通天閣。建築、食、職人技、都市の記憶という一見違う題材を通して、大阪に根づいた美意識をたどる回です。
同テーマは10月14日にも放送され、「今に花咲く 大阪の美」の見どころ記事で各題材を紹介しています。ここでは10月24日の再放送を前に、「なぜこの4つが大阪の美として並ぶのか」というつながりを中心に整理します。
10月24日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月24日(土)6:45〜7:15 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 番組名 | 美の壺「今に花咲く 大阪の美」 |
| File | 639 |
| 出演 | 草刈正雄、橋爪節也、森村泰昌 |
| 語り | 木村多江 |
NHKオンデマンドの公式ページでは本編29分として案内され、草刈正雄さん、橋爪節也さん、森村泰昌さんが出演し、木村多江さんが語りを担当しています。
番組の案内役を務める草刈正雄さんのプロフィールもあわせて見ると、「美の壺」で長く続く落ち着いた案内役としての存在感も分かります。
大阪の橋は街の歴史そのもの
大阪は「八百八橋」と呼ばれてきたほど、川と橋が街の成り立ちに深く関わってきました。番組では、美術史家で大阪大学名誉教授の橋爪節也さんとともに大阪の橋を巡ります。
注目されるのは、住吉大社の反橋です。急な曲線を描く姿は、便利に渡るためだけの橋とは違い、渡る行為そのものに意味を感じさせる造形です。
さらに大阪の橋にはライオン像などの意匠が見られ、街のシンボルマークとの関わりも紹介されます。橋を交通設備として見るだけでなく、都市が何を誇り、どんな姿を未来へ残そうとしたのかを読み取るのが今回の面白さです。
おぼろ昆布は「薄く削る」職人技が美になる
大阪の食文化を代表する題材として登場するのがおぼろ昆布です。番組では、堺の刃物の技術が生んだ薄い昆布の削りに注目します。
昆布を薄く削る作業は、材料そのものの味だけではなく、包丁の切れ味と職人の手の動きが仕上がりを左右します。厚みが変われば口当たりも見え方も変わるため、「食べるもの」と「手仕事」が分かれません。
大阪の美を豪華な装飾だけで考えるのではなく、日常の食卓に届く一枚の昆布にも技が宿るという見方が、この回の大きな軸になっています。
箱ずしは味だけでなく形と彩りを見る
もう一つの食の題材が箱ずしです。番組では「二寸六分の懐石」とも称えられる箱ずしの味と彩りを取り上げます。
箱の中に酢飯と具材を整え、押して形を作る箱ずしは、切り分けたときの断面や色の組み合わせまで含めて完成します。握りずしとは違い、一つひとつを手で握るのではなく、四角い形に整えることで、幾何学的な端正さが生まれます。
おぼろ昆布が「薄さ」に職人技を見る題材なら、箱ずしは「形と配置」に美を見る題材です。どちらも大阪の食文化ですが、番組は異なる技法から同じ土地の美意識を浮かび上がらせます。
通天閣は大阪の記憶を映すシンボル
番組後半の大きな題材は通天閣です。大阪の街を象徴する塔として知られる通天閣について、優美な天井画の復刻秘話が紹介されます。
通天閣は高さや眺望だけを楽しむ建物ではなく、時代ごとに人々が抱いてきた大阪のイメージを背負う存在です。復刻された天井画も、失われたものをそのまま過去に置くのではなく、現在の街の中にもう一度見える形で戻す試みとして見ることができます。
森村泰昌が語る通天閣への思い
美術家の森村泰昌さんは、通天閣への深い思いを語ります。番組案内にはフランスの俳優ブリジッド・バルドーと通天閣を結びつける話題も示されており、森村さん独自の視点から街の象徴を見直す構成です。
有名な観光名所を「大阪らしいから」で終わらせず、一人の美術家の記憶や感性を通して見ることで、通天閣が個人の中にどのような像を結ぶのかまで掘り下げます。
4つの題材に共通する大阪らしさ
橋、おぼろ昆布、箱ずし、通天閣は、素材も用途もまったく異なります。それでも今回の「美の壺」では、すべてが大阪という街の時間を映すものとして並びます。
橋には都市の歴史と意匠、おぼろ昆布には刃物と手仕事、箱ずしには食の造形、通天閣には街の記憶と象徴性があります。どれも「きれいだから美しい」という単純な話ではなく、人が長く使い、作り、眺めてきた中で美が育っている点が共通しています。
特に食文化と建築物を同じ番組の中で扱うことで、大阪の美は美術館の中だけにあるのではなく、街を歩き、食べ、暮らす中にもあるという見方が伝わってきます。
再放送で注目したい順番
10月24日の再放送を見るときは、最初に「橋」で街の骨格を見て、次に「おぼろ昆布」と「箱ずし」で手元の細かな仕事へ視線を移し、最後に「通天閣」で再び街全体の象徴へ戻る流れを意識すると分かりやすくなります。
大きな都市景観から小さな食の造形へ、そして再び街の塔へ。視点のスケールが大きく変わる構成だからこそ、「大阪の美」という広いテーマが一つの回の中でつながります。
参考にした情報
よくある質問
「美の壺 今に花咲く 大阪の美」は10月24日の何時からですか?
NHK BSP4Kで2026年10月24日(土)6時45分から放送予定です。番組は約30分です。
10月24日の回には誰が出演しますか?
草刈正雄さん、美術史家の橋爪節也さん、美術家の森村泰昌さんが出演し、木村多江さんが語りを担当します。
大阪の美として何が紹介されますか?
大阪の橋、堺の刃物の技術につながるおぼろ昆布、形と彩りが印象的な箱ずし、大阪のシンボルである通天閣が主な題材です。
まとめ
10月24日の「美の壺『今に花咲く 大阪の美』」は、橋、おぼろ昆布、箱ずし、通天閣という4つの題材から、大阪独自の美意識をたどる回です。
街の歴史を背負う橋、薄く削る技が生むおぼろ昆布、形と彩りまで味わう箱ずし、そして記憶の象徴としての通天閣。それぞれを別々に眺めるだけでなく、「長く使われ、受け継がれたものに美が宿る」という共通点を意識すると、番組のテーマがより見えやすくなります。

