
芥川賞・直木賞の歴代最年少・最年長受賞者は誰?年齢ランキングと記録を紹介【2026年版】
芥川賞・直木賞では、「歴代最年少の受賞者は誰?」「最高齢で受賞した作家は?」「10代や70代でも受賞できるの?」といった疑問がよく検索されています。
芥川賞では19歳で受賞した作家がいる一方、75歳で初受賞した作家もいます。直木賞については、過去に最年少とされてきた受賞者の生年に異説があり、資料によって説明が異なる点に注意が必要です。
この記事では、芥川賞・直木賞の最年少・最年長記録を、受賞作品や受賞回とあわせてわかりやすく紹介します。
芥川賞・直木賞の発表日や結果の確認方法、両賞の違い、賞金、候補作の決まり方、歴代受賞者については、芥川賞・直木賞はいつ発表?2026年の最新情報と仕組みをまとめた総合ガイドで詳しく解説しています。
目次
芥川賞・直木賞の最年少・最年長記録一覧
| 賞 | 記録 | 受賞者 | 受賞時年齢 | 受賞作 |
|---|---|---|---|---|
| 芥川賞 | 最年少 | 綿矢りささん | 19歳11か月 | 『蹴りたい背中』 |
| 芥川賞 | 最年長 | 黒田夏子さん | 75歳9か月 | 『abさんご』 |
| 直木賞 | 最年少 | 朝井リョウさん | 23歳7か月 | 『何者』 |
| 直木賞 | 最年長 | 星川清司さん | 68歳2か月 | 『小伝抄』 |
直木賞の最年少記録については、堤千代さんを「22歳10か月」とする従来の資料もあります。ただし、後年に確認された生年を基準にすると受賞時は28歳10か月となるため、この記事では朝井リョウさんを最年少として紹介します。詳しくは後半で解説します。
芥川賞の最年少受賞者は綿矢りささん
芥川賞の歴代最年少受賞者は、綿矢りささんです。
- 受賞時年齢:19歳11か月
- 受賞作品:『蹴りたい背中』
- 受賞回:第130回(2003年下半期)
綿矢さんは10代で芥川賞を受賞し、大きな注目を集めました。同じ第130回では、金原ひとみさんも20歳で『蛇にピアス』により受賞しています。
10代と20歳の作家が同時に選ばれたことで、若い世代の文学や読書への関心が一気に高まりました。
芥川賞の最年長受賞者は黒田夏子さん
芥川賞の歴代最年長受賞者は、黒田夏子さんです。
- 受賞時年齢:75歳9か月
- 受賞作品:『abさんご』
- 受賞回:第148回(2012年下半期)
黒田さんは75歳で初めて芥川賞を受賞し、それまでの最年長記録を大きく更新しました。長く創作を続けてきた作家が高齢で評価された例として、現在もたびたび紹介されています。
直木賞の最年少受賞者は朝井リョウさん
現在確認できる生年資料をもとにすると、直木賞の最年少受賞者は朝井リョウさんです。
- 受賞時年齢:23歳7か月
- 受賞作品:『何者』
- 受賞回:第148回(2012年下半期)
朝井さんは平成生まれとして初めて直木賞を受賞しました。受賞当時の報道では「戦後最年少」と紹介され、大きな話題になっています。
ただし、後述する堤千代さんの生年を1911年とする資料に基づけば、朝井さんは戦後だけでなく歴代でも最年少となります。
直木賞の最年長受賞者は星川清司さん
直木賞の歴代最年長受賞者は、星川清司さんです。
- 受賞時年齢:68歳2か月
- 受賞作品:『小伝抄』
- 受賞回:第102回(1989年下半期)
星川さんの年齢は、後年に明らかになった1921年生まれという情報をもとに計算されています。以前は1926年生まれと公表されていたため、古い資料では最年長受賞者として扱われていない場合があります。
直木賞の最年少記録に資料の違いがある理由
直木賞の最年少受賞者について検索すると、堤千代さんが22歳10か月で最年少とする情報が見つかることがあります。
堤さんは、第11回直木賞(1940年上半期)を『小指』などで受賞した初の女性受賞者です。従来は1917年生まれとされ、受賞時年齢が22歳10か月と計算されていました。
ところが、後年に家族の回想録などから1911年生まれとする資料が確認されました。この生年が正しければ、受賞時は28歳10か月です。そのため、現在は朝井リョウさんを歴代最年少とする記録資料もあります。
古い新聞記事や書籍では堤さん、近年の調査を反映した資料では朝井さんが最年少とされることがあるため、記事を書く際は「資料によって扱いが異なる」と補足するのが正確です。
受賞者の年齢は選考基準になる?
芥川賞・直木賞では受賞者の年齢が注目されますが、若さや高齢であること自体が選考基準になるわけではありません。
選考の中心となるのは候補作品です。実際に、芥川賞では10代から70代まで幅広い年代の作家が受賞しています。
若い作家の受賞は新しい才能の登場として注目され、高齢作家の受賞は長年続けてきた創作活動が実を結んだ出来事として話題になります。どちらも文学賞の歴史を語るうえで重要な記録です。
よくある質問
10代でも芥川賞を受賞できますか?
はい。綿矢りささんが19歳11か月で『蹴りたい背中』により芥川賞を受賞しています。ただし、年齢ではなく候補作品の内容が選考されます。
70代で芥川賞を受賞した人はいますか?
はい。黒田夏子さんが75歳9か月で『abさんご』により芥川賞を受賞し、歴代最年長記録となりました。
直木賞の最年少受賞者は堤千代さんと朝井リョウさんのどちらですか?
従来のプロフィールでは堤千代さんが22歳10か月で最年少とされていました。しかし、後年に確認された1911年生まれという資料に基づくと、堤さんの受賞時年齢は28歳10か月です。この場合、23歳7か月で受賞した朝井リョウさんが最年少となります。
朝井リョウさんはなぜ「戦後最年少」と紹介されたのですか?
朝井さんの受賞当時は、戦前に堤千代さんが22歳10か月で受賞したという記録が広く使われていたためです。そのため、朝井さんは「戦後最年少」と報じられました。
まとめ
芥川賞の最年少受賞者は19歳11か月の綿矢りささん、最年長受賞者は75歳9か月の黒田夏子さんです。
直木賞では、後年に確認された生年資料をもとにすると、23歳7か月の朝井リョウさんが最年少、68歳2か月の星川清司さんが最年長となります。
直木賞の年齢記録には古いプロフィールとの違いがあるため、単に名前と年齢を並べるだけでなく、資料によって扱いが異なることも説明しておくと誤解を防げます。
なお、受賞回・受賞作品については、公益財団法人日本文学振興会が公開する芥川賞・直木賞の受賞者一覧をもとに確認しています。

