芥川賞と直木賞の違いとは?どっちがすごい?対象作品・選考・賞金をわかりやすく比較【2026年版】

芥川賞と直木賞は、日本を代表する文学賞として毎年大きな注目を集めます。しかし、「何が違うの?」「どっちが格上なの?」「受賞すると何がすごいの?」と疑問に思う人も多いでしょう。

結論から言うと、芥川賞と直木賞に上下関係はありません。どちらも1935年に創設された歴史ある文学賞ですが、対象となる作品や作家が異なります。

この記事では、芥川賞と直木賞の違いを一覧表で比較しながら、それぞれの特徴や選考方法、賞金、よくある疑問まで分かりやすく解説します。

芥川賞・直木賞の発表日や結果の確認方法、両賞の違い、賞金、候補作の決まり方、歴代受賞者については、芥川賞・直木賞はいつ発表?2026年の最新情報と仕組みをまとめた総合ガイドで詳しく解説しています。

芥川賞と直木賞の違い【一覧表】

項目芥川賞直木賞
正式名称芥川龍之介賞直木三十五賞
創設1935年1935年
対象作家新進作家新進・中堅作家
対象作品純文学の中・短編エンターテインメント作品の単行本
正賞懐中時計懐中時計
副賞100万円100万円
開催年2回年2回
主催公益財団法人 日本文学振興会

芥川賞とは?

芥川賞(正式名称:芥川龍之介賞)は、1935年に創設された文学賞です。

公益財団法人日本文学振興会では、新進作家による純文学の中・短編作品を対象としています。文芸誌などに発表された作品の中から候補作が選ばれ、選考委員による審査を経て受賞作が決まります。

文章表現やテーマ性、人物描写などが高く評価される作品が多く、「文学性」を重視した賞として知られています。

直木賞とは?

直木賞(正式名称:直木三十五賞)も1935年に創設されました。

対象は、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本です。ミステリー、歴史・時代小説、社会派小説、恋愛小説など幅広いジャンルが含まれます。

物語としての完成度や読者を引き込む力が高く評価される作品が多く、映画化やドラマ化される作品も少なくありません。

純文学とエンターテインメント作品の違い

芥川賞と直木賞の違いを理解するうえで重要なのが、「純文学」と「エンターテインメント作品」の違いです。

純文学

  • 人物の内面を深く描く作品
  • 文章表現そのものも重視される
  • 社会や人間について考えさせるテーマが多い

エンターテインメント作品

  • 物語の面白さや展開を重視
  • 読者を楽しませる構成
  • ミステリーや歴史小説などジャンルが幅広い

ただし、この区分に明確な線引きがあるわけではありません。文学性と娯楽性を兼ね備えた作品も多く、どちらか一方だけに当てはまるとは限りません。

どっちが格上?

「芥川賞のほうが格上」「直木賞のほうが人気がある」といった声を見かけますが、公式に上下関係はありません。

両賞は対象とする作品が異なるだけで、どちらも日本を代表する文学賞です。評価基準も異なるため、「どちらが上」と単純に比較することはできません。

賞金に違いはある?

賞金(副賞)に違いはありません。

  • 正賞:懐中時計
  • 副賞:100万円

これは芥川賞・直木賞とも共通です。

なお、副賞100万円とは別に、受賞後は重版や印税の増加などにつながる可能性があります。

一般応募はできる?

芥川賞・直木賞は、どちらも一般公募ではありません。

対象期間内に発表・刊行された作品の中から候補作が選ばれ、選考委員による審査で受賞作が決まります。著者が自ら応募する仕組みではありません。

年に何回開催される?

芥川賞・直木賞は、どちらも原則として年2回開催されます。

  • 上半期:7月中旬
  • 下半期:翌年1月中旬

2026年の第175回選考会は7月15日に開催予定です。

よくある質問

芥川賞と直木賞は同じ人が受賞できますか?

作品や作家としてそれぞれの賞の対象となれば、同じ作家が別の時期に両賞と関わる可能性はあります。ただし、両賞は対象作品が異なるため、同じ作品が両方の賞を受賞することを前提とした制度ではありません。

読みやすいのはどちらですか?

一般的には直木賞作品のほうが物語性を重視した作品が多い傾向がありますが、芥川賞にも読みやすい作品はあります。好みによって印象は異なります。

本屋大賞との違いは?

本屋大賞は全国の書店員による投票で選ばれる賞です。一方、芥川賞・直木賞は選考委員による審査で受賞作が決まります。

まとめ

芥川賞は新進作家による純文学の中・短編作品、直木賞は新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本が対象です。

賞金や開催時期は共通していますが、対象作品や評価の観点が異なります。どちらが格上という関係ではなく、日本文学を代表する二つの文学賞として長年親しまれています。


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