相棒23第3話「楽園」人物関係と真相|樫村・古瀬・綾乃・岸みどり、鮫島復活の罠を時系列解説|10/19 14:48
2026年10月19日(月)14時48分からHTB1で再放送される「相棒23」第3話は、「楽園」です。
携帯の電波も届かない山奥のペンションに右京が一人で滞在し、休暇中の薫は「ビルから転落する男と右京が同じ映像に映っている」ことを知ります。一見別々に動いている二人ですが、捜査はやがて、2年前に消えた約50億円の仮想通貨と伝説のハッカー「バジリスク」、そしてペンションに集まった人物たちへつながります。
この回はすでに「犯人は誰か」「バジリスクは誰か」を中心に整理した記事があるため、今回は結末の繰り返しではなく、樫村陽介・古瀬彰人・志田綾乃・岸みどりがどうつながり、岸みどりが“鮫島復活”をどう利用したのかを軸に時系列で整理します。結末までネタバレします。
相棒23第3話「楽園」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月19日(月)14:48〜15:45 |
| 放送局 | HTB1 |
| サブタイトル | 第3話「楽園」 |
| 杉下右京 | 水谷豊 |
| 亀山薫 | 寺脇康文 |
| ゲスト | ふせえり、福士誠治 ほか |
| 脚本 | 光益義幸 |
| 監督 | 橋本一 |
テレビ朝日公式ストーリーでは、右京が山奥のペンションに滞在する一方、薫が温泉旅行中に転落事故の映像から右京の姿を見つけ、休暇を返上して動き始める流れが紹介されています。HTB公式番組表は「死を呼ぶ楽園の秘密」「消えた真犯人と50億円の謎」と案内しています。
右京と薫の長いコンビの関係を先に整理したい場合は、水谷豊と寺脇康文の相棒コンビが支持される理由も参考になります。
「楽園」の人物関係を先に整理
第3話は人物が多く、誰が誰を追っているのかを先に押さえると分かりやすくなります。
樫村陽介|本物のバジリスク
ペンション「らくえん」のオーナーです。表向きは静かに宿を切り盛りする人物ですが、2年前に半グレ・鮫島から約50億円相当の仮想通貨を奪ったハッカー「バジリスク」の正体です。
樫村が金を奪った理由は、単純な金銭目的ではありません。同じ施設で育った古瀬彰人と志田綾乃を鮫島から守るためでした。
古瀬彰人|バジリスクと誤認される男
右京が違法薬物の摘発に協力した際に浮上し、その後、不審死する人物です。パソコンからダークウェブやサイバー犯罪につながる痕跡が見つかったため、捜査側からは古瀬こそバジリスクではないかと見られます。
しかし古瀬は本物ではありません。樫村を守る側にいた人物で、その死が右京を「らくえん」へ導く入口になります。
志田綾乃|鮫島に狙われた女性
樫村や古瀬と同じ施設で育った女性です。2年前、半グレの鮫島に狙われたことが、50億円事件の大きなきっかけでした。
樫村は綾乃を逃がし守るため、鮫島の資金をハッキングで奪います。つまり50億円は、樫村の犯罪であると同時に、彼が仲間を守ろうとした行動でもあります。
岸みどり|「鮫島復活」を作った人物
ふせえりが演じる小説家です。実は、2年前に姿を消した鮫島の母親でした。
息子・鮫島の遺体が後になって見つかったことで、みどりは「息子を死に追いやったバジリスク」への復讐を考えます。そして、死んだ鮫島が生きて戻ったように見せかける情報を流し、本物のバジリスクを表へ出そうとします。
この「偽の鮫島復活」こそ、第3話の人物関係を動かす中心です。
あらすじを時系列で解説|右京と薫が別々に同じ真相へ近づく
1. 薫の休暇中、右京は転落死事件の現場にいた
薫と美和子は温泉旅行を楽しんでいました。ところが美和子が見つけた映像には、ビルから人が転落する場面と、その近くにいる右京らしき姿が映っています。
薫は右京に連絡を取ろうとしますが、つながりません。心配になった薫は休暇を切り上げ、警視庁へ戻ります。
一方の右京は、すでに山奥のペンション「らくえん」にいました。視聴者から見ると、転落事件の直後にどうしてペンションへ移動したのかが大きな疑問になります。
2. 古瀬のパソコンから「バジリスク」が浮上する
薫が調べると、転落死した古瀬彰人は、右京が違法薬物事件を追う中で注目していた人物でした。
古瀬のパソコンからは、ダークウェブへ接続するための環境や、伝説のハッカー「バジリスク」につながる情報が見つかります。バジリスクは2年前、半グレの鮫島から約50億円相当の仮想通貨を盗んだ人物とみられていました。
ここで捜査は「古瀬=バジリスク」という方向に傾きます。しかし右京は、それほど単純ではないと見ています。
3. 「鮫島が復活した」という噂が関係者を動かす
本来、鮫島は2年前から消息不明でした。ところが裏社会では、鮫島が再び動き出したかのような情報が流れ始めます。
鮫島の元部下たちも動き、古瀬や綾乃、そしてバジリスクに関係する人物を追います。六本木署の刑事たちも鮫島の周辺を追い、その線がペンション「らくえん」へ集約していきます。
実際には、この噂は自然発生したものではありません。後に、岸みどりが息子の名前を使って仕掛けたものだと判明します。
4. ペンションでボヤや停電が起こる
「らくえん」では不審なボヤが起き、ガソリンの痕跡が見つかります。さらに停電なども重なり、宿泊客や従業員の中に事件を動かしている人物がいることが明確になります。
右京は宿泊客の素性や行動を観察しながら、ペンション自体がバジリスクをあぶり出す舞台にされていると考えます。
志田綾乃も危険を察知し、身を隠します。鮫島の元部下が綾乃を確保しようとする一方、右京はその動きを読んでいます。
バジリスクの正体は樫村陽介|古瀬ではなかった理由
結論から言うと、本物のバジリスクはペンションオーナーの樫村陽介です。
古瀬の部屋にあったパソコンや犯罪につながる痕跡は、古瀬本人だけを指すものではありませんでした。右京は古瀬と樫村のつながりを追い、樫村が高度なサイバー技術を持つこと、古瀬が樫村の身代わりのように疑われる状況になっていたことを見抜きます。
樫村は、2年前に綾乃を鮫島から守るため、鮫島の資金を奪いました。約50億円もの仮想通貨を簡単に現金化すれば足がつくため、金がそのまま樫村の裕福な生活に変わっていないことも、「金目当てのハッカー」という単純な像から外れています。
より「犯人・バジリスク・50億円」の答えを先に確認したい方は、既存の相棒season23第3話「楽園」ネタバレ解説で結論をまとめています。
真犯人・岸みどりは何をした?「鮫島復活」の仕組み
息子の死を知ったことが復讐の始まり
岸みどりは、鮫島の母親です。鮫島は2年前、樫村に50億円を奪われたあとに死亡したとみられ、遺体は後になって見つかります。
みどりは息子が死んだことを知り、残された情報や人脈を使って「鮫島はまだ生きている」と思わせる動きを始めます。
鮫島の元部下を動かし、バジリスクをあぶり出す
鮫島本人が復活したように見せれば、2年前の50億円事件に関わった人物は反応します。古瀬も樫村も、綾乃を守るために再び動かざるを得ません。
みどりの狙いは、古瀬や綾乃を直接狙うことではなく、その動きを利用して本物のバジリスクを見つけることでした。
古瀬がバジリスクではないと分かると、追跡の先は「らくえん」に向かいます。そして樫村が正体を現したところで、みどりは復讐を果たそうとします。
右京は電話を利用した仕掛けまで読む
終盤、樫村は外部へ電話しようとします。しかし右京は先回りして電話線を外していました。
右京は、樫村が電話をきっかけにプログラムを動かし、資金や情報を操作できる人物だと見抜いています。この場面は、右京が樫村を「ただのペンションオーナー」ではなくバジリスクとして確信していることを示します。
同時に、岸みどりの手から凶器となり得る刃物を取り上げ、復讐の実行も止めます。右京はバジリスクの正体を暴くことと、みどりによる新たな犯罪を防ぐことを同時に行っています。
50億円はなぜ盗まれた?樫村の動機は綾乃と古瀬を守るため
樫村が鮫島から約50億円を奪ったのは、単なる利益目的ではありませんでした。
樫村、古瀬、綾乃は同じ施設で育った仲間です。鮫島に狙われた綾乃を逃がし、仲間を守るために、樫村は自分のハッキング能力を使って鮫島の資産へ手を伸ばしました。
もちろん、犯罪であることは変わりません。右京もそこを曖昧にはしません。しかし物語は、樫村を「50億円を盗んだ凶悪ハッカー」と一色で描かず、仲間を守るために越えてはいけない線を越えた人物として描いています。
最後に綾乃が樫村へ「ここで待つ」という気持ちを示すことで、ペンション「らくえん」は逃亡先ではなく、罪を償ったあとに戻る場所という意味を帯びます。
タイトル「楽園」が二重の意味になる理由
表面的には、携帯の電波も届かない山奥のペンションが「楽園」です。ネットや都会の騒がしさから離れられる場所として描かれます。
しかし、樫村にとっては過去から完全に逃げ切れる場所ではありませんでした。古瀬の死、綾乃への危険、岸みどりの復讐が、2年前の事件を再び目の前へ戻してきます。
それでもラストでは、綾乃が樫村を見捨てず、帰る場所として「らくえん」を残します。逃げるための楽園から、罪を認めたうえで戻る場所へ意味が変わるのが、この題名の大きなポイントです。
ウェブの声は「右京と薫が離れていても連携している」に注目
放送後の記事では、右京と薫がほとんど別行動なのに、それぞれの捜査が同じ真相へ近づいていく構成を面白がる反応が紹介されています。
特に、山奥で単独行動する右京と、東京側から古瀬・鮫島・50億円の線を追う薫が、直接相談し続けなくても噛み合っていく点は、長く組んできた二人らしい見どころです。
2026年10月21日から始まるseason25でも、右京と薫は通算12シーズン目のコンビとして登場します。HTBの今回の再放送は、その新シーズン直前に「右京×薫」の関係を振り返る一話としても見やすい編成です。
次回につながるポイントとseason25直前の見どころ
「楽園」自体は一話完結で、バジリスクと岸みどりをめぐる事件はこの回で決着します。そのため、次回へ持ち越す大きな謎はありません。
ただし、右京と薫が別行動でも互いの捜査を補完できること、捜査一課やサイバー犯罪対策の情報をつないで事件を立体的に見ることなど、現在の「相棒」の基本形がよく表れています。
テレビ朝日公式では、season25が2026年10月21日(水)21時からスタートすると案内されています。再放送の「楽園」で右京と薫の連携を見たあとに新シーズンへ進むと、二人の関係性がより分かりやすくなります。
参考にした情報
よくある質問
相棒23第3話「楽園」のバジリスクの正体は誰ですか?
本物のバジリスクは、ペンション「らくえん」のオーナー・樫村陽介です。古瀬彰人はバジリスクと疑われますが、本物ではありません。
50億円はなぜ盗まれたのですか?
樫村が、同じ施設で育った志田綾乃を鮫島から守るために鮫島の資産をハッキングし、約50億円相当の仮想通貨を奪いました。
岸みどりは何をしたのですか?
岸みどりは鮫島の母親で、息子の死を知ったあと、鮫島が生きて復活したように見せかけて関係者を動かし、本物のバジリスクをあぶり出して復讐しようとしました。
10月19日のHTB再放送は何時からですか?
2026年10月19日(月)14時48分から15時45分まで、HTB1で放送予定です。
まとめ
「相棒23」第3話「楽園」は、本物のバジリスク・樫村陽介を、岸みどりが“鮫島復活”という偽情報であぶり出そうとした事件です。
古瀬彰人はバジリスクと疑われますが、本物ではなく、樫村や綾乃と同じ施設で育った仲間でした。樫村が2年前に50億円を奪った理由も、綾乃を鮫島から守ろうとしたことにあります。
岸みどりは息子・鮫島の死を受け入れられず、元部下たちまで動かして復讐を仕掛けます。右京と薫は別々の場所から古瀬の死、50億円、鮫島の噂を追い、最後には同じ真相へ到達します。
既存の犯人解説記事と合わせて人物関係を見ると、「誰が犯人か」だけでなく、なぜ全員が「らくえん」に引き寄せられたのかが分かりやすい回です。

