
岡山市役所の「打ち水」に浴衣姿34人|猛暑の中4℃下がった効果とは
2026年7月21日、岡山県・香川県は今季最高となる危険な暑さに見舞われました。
そんな中、岡山市役所では涼しげな浴衣姿で暑さを和らげようという昔ながらの取り組み「打ち水」が行われ、話題になっています。
日本の伝統的な風習・文化で夏の暑さを乗り切ろうと、着付け教室の講師と生徒約30人が集まりました。
今回は打ち水の具体的な効果と、浴衣で参加する意味、次回イベントの情報までまとめて紹介します。
目次
この記事の要点
- 2026年7月21日、岡山市と高梁市で今季県内最高の37.6℃を観測した
- 岡山市役所で「むつみ京都きもの学院」による浴衣姿の打ち水が行われた
- 打ち水の前後で地面付近の気温が40.8℃から36.6℃へと4℃以上下がった
- 8月1日には岡山市北区の吉備津神社でも同様のイベントが予定されている
今季県内最高37.6℃の中で行われた浴衣姿の打ち水
2026年7月21日、岡山市と高梁市では今季県内最高となる37.6℃を観測し、高松市でも36.2℃と、各地で猛暑日となりました。
環境省と気象庁は岡山県・香川県両県に熱中症警戒アラートを発表しており、県内では21日午後4時までに31人が熱中症の疑いで搬送されました。
そうした危険な暑さの中、岡山市役所では夏らしい浴衣姿で集まった着付け教室の講師と生徒約30人が「涼しくなあれ」と声をかけながら打ち水を行いました。
大森雅夫岡山市長も一緒に打ち水を行い、地域を挙げた取り組みとなっています。
気温4℃以上ダウン 打ち水の驚きの効果
水を撒く前、気温計は40.8℃を示していましたが、打ち水を行った後は36.6℃まで下がりました。
実に4.2℃もの気温低下となり、打ち水の効果が改めて証明された形です。
岡山市ゼロカーボン推進課の児玉文主査は「日中に打ち水をしていただくと、体感温度で1.5℃下がると言われています。ヒートアイランド対策ですとか、真夏の節電につながる」と説明しています。
打ち水は、水が蒸発する際に地面の熱を奪うことで暑さを和らげる仕組みで、日本で古くから行われてきた知恵の詰まった暑さ対策です。
「浴衣も涼しい、打ち水も涼しい」一挙両得のイベント
今回の打ち水を主催したのは、岡山市の着付け教室「むつみ京都きもの学院」です。
同学院の吉井睦美学院長は「浴衣姿で打つという、人の目にも優しい行為であり、そして実際にも涼しくなるというのは、一挙両得じゃないかなと」と話しています。
この打ち水大作戦は、地球温暖化防止ときもの文化をPRしようと全国の着付け教室でつくる団体が各地で行っているものです。
参加した小学4年生からは「頭に(水が)かかって涼しかったし、浴衣を着ていると雰囲気も出て気分も上がるから楽しい」という声も聞かれました。
むつみ京都きもの学院とは 岡山市での打ち水は4回目
むつみ京都きもの学院は、着物・浴衣・十二単の着付けやマナーを学べる教室で、岡山市北区に拠点を置いています。
岡山市役所での打ち水は同学院が継続して行っており、今回で4回目の開催となりました。
回を重ねるごとに地域に浸透しており、着物文化の普及と暑さ対策という2つの目的を兼ね備えたイベントとして定着しつつあります。
着付け教室では、8月1日に岡山市北区の吉備津神社でも浴衣姿で打ち水をする予定だといいます。
まとめ
猛暑が続く岡山市で行われた浴衣姿の打ち水は、気温を4℃以上下げる確かな効果を示しました。
日本の伝統的な知恵と、涼しげな浴衣姿という視覚的な涼しさが組み合わさったこの取り組みは、これからの猛暑シーズンにも参考になりそうです。
次回は8月1日、岡山市北区の吉備津神社で開催予定なので、興味のある人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

