
坂本冬美、島倉千代子ゆかりの総絞り着物で登場|徹子の部屋コンサート
シンガー・ソングライターの南こうせつさんが、「徹子の部屋コンサート」に出演し、演歌歌手の坂本冬美さんとデュエットを披露しました。
披露されたのは、南さんが書いた島倉千代子さん最後の曲「からたちの小径」です。
この曲を歌った坂本さんが着ていたのは、島倉さんから譲り受けたという総絞りの着物でした。
今回はこの着物にまつわるエピソードと、南さんが明かした楽曲制作の裏側をまとめて紹介します。
目次
この記事の要点
- 坂本冬美が「徹子の部屋コンサート」で島倉千代子ゆかりの総絞り着物を着用した
- 着物は坂本がデビューしたての頃、島倉から選ぶよう勧められた「一番高い総絞り」だった
- 南こうせつが作曲した島倉千代子さん最後の曲「からたちの小径」が披露された
- 南は島倉が車椅子姿でコンサートを見に来たことをきっかけに楽曲制作を急いだと明かした
「一番高い総絞りだった」坂本冬美が明かす着物のエピソード
坂本冬美さんは、南こうせつさんとのデュエットの際、島倉千代子さんに作っていただいたという着物姿で登場しました。
「まだ私がデビューしたての頃にご自宅にお招きをいただいて。単物がバーッと並べてあって『好きなのを選びなさい』って」と、当時のエピソードを明かしています。
「まだ私は本当にお着物のこともよくわからないまま、これ素敵だなと思って選んだのが、一番高い総絞りだったんですよ」と振り返り、会場を笑わせました。
着物のことを知らない新人時代に選んだ一着が、結果的に最も価値のあるものだったというエピソードは、坂本さんの審美眼の高さを物語っています。
総絞りとは?手間と技術が詰まった贅沢な染め技法
総絞りとは、生地全体を糸でくくって染める「絞り染め」の技法を、着物全体に施した贅沢な仕立てを指します。
1枚の着物を仕上げるのに膨大な手間と時間がかかることから、着物の中でも特に高価な部類とされてきました。
独特の凹凸のある生地質と、深みのある色合いが特徴で、着る人の華やかさを一層引き立ててくれます。
坂本さんが選んだ総絞りの着物が、今回のような特別な舞台で改めて注目を集めたことは、着物という贈り物の持つ時を超えた重みを感じさせます。
南こうせつが明かした島倉千代子さん最後の曲の制作秘話
南さんは、島倉さんとの思い出について「僕に曲を作っていただきたいって」依頼を受けたエピソードを明かしました。
「別に病気のようにも見えなかったんだけど、ちょっと間があいたんですけど、僕のコンサートを見に来ていただいた時に車椅子だったんですよ」と振り返っています。
「これは早く作った方がいいと思って作りました。名誉なこと」と、当時の心境を語りました。
こうして生まれた「からたちの小径」は、島倉さんにとって最後の楽曲となり、今回坂本さんによって歌い継がれています。
着物を通じてつながる歌手たちの絆
島倉さんから譲り受けた着物を、大切な楽曲を歌う舞台で身にまとうという坂本さんの選択には、特別な思い入れが感じられます。
先輩から受け継いだ着物と、先輩のために書かれた楽曲が同じ舞台で結びついたことは、多くの視聴者の心に残る場面になったのではないでしょうか。
演歌の世界では、こうした着物の贈り合いを通じて先輩から後輩へと思いが受け継がれることも少なくありません。
着物という贈り物が持つ意味の深さを、今回のエピソードは改めて教えてくれます。
まとめ
「徹子の部屋コンサート」で披露された坂本冬美さんの総絞り着物姿は、島倉千代子さんとの深い絆を感じさせるものでした。
南こうせつさんが明かした楽曲制作の裏側とあわせて、着物という贈り物が持つ意味を改めて考えさせられるエピソードといえるでしょう。
「からたちの小径」を通じて、島倉さんの思いはこれからも歌い継がれていきそうです。

