OB訪問で質問するときのコツ|聞き方ひとつで差がつく就活準備

就職活動の中でも、すでに社会人として働いている先輩(OB・OG)に直接会って話を聞ける「OB・OG訪問」は、貴重な情報源のひとつです。実際に働いている人だからこそ語れるリアルな話は、企業研究や自己分析を深めるうえで大きなヒントになります。

ただし、せっかくOB訪問の機会を得ても、質問の仕方次第で得られる情報の質は大きく変わってしまいます。この記事では、OB訪問で質問するときに意識しておきたいコツを紹介します。

OB訪問の探し方|オンラインで気軽に申し込める時代に

かつてはOB訪問というと、大学の先輩のつてをたどったり、大学のキャリアセンターを通じて紹介してもらったりするのが一般的でした。最近では、「Matcher(マッチャー)」や「OBトーク」のように、スマートフォンから手軽に社会人とつながれるOB訪問アプリも広く使われています。

こうしたアプリでは、プロフィールを見て興味のある社会人に申請を送り、承認されるとチャットでやり取りできる仕組みになっているものが多く、対面だけでなくオンライン面談で話を聞けるケースも増えています。「身近にOBがいない」という方も、こうしたサービスを活用すれば、訪問先を見つけやすくなるでしょう。

ネットで調べられることは質問しない

OBは、忙しい仕事の合間を縫って時間を作ってくれています。だからこそ、その時間を「インターネットで調べればわかること」に使ってしまうのはもったいないことです。事業内容や採用条件、平均年収や離職率といった情報は、企業の採用サイトや四季報などである程度把握できます。

OB訪問では、「自分で調べたうえで、それでもわからなかったこと」「実際に働いている人にしか聞けないこと」に質問を絞り込みましょう。事前にしっかり調べたうえで質問していることが伝われば、OBに対しても「企業研究に熱心な学生」という良い印象を与えることができます。

質問は事前にリスト化し、優先順位をつけておく

OB訪問にかけられる時間は限られています。当日その場で質問を考えていると、聞きたいことを聞けないまま時間切れになってしまうことも少なくありません。事前に質問内容をリストアップし、「これだけは絶対に聞きたい」という項目から順に優先順位をつけておきましょう。

また、訪問前にメールやチャットで質問の概要を簡単に伝えておくのもおすすめです。OBも会社のすべてを把握しているわけではないため、事前に内容を共有しておくことで、担当部署に確認したうえで当日詳しく教えてもらえることもあります。

当日は、用意した質問をテンポよく進めながらも、会話の流れに合わせて柔軟にやり取りすることを意識しましょう。話が盛り上がること自体は良いことですが、本題から大きく逸れたまま終わってしまうと、その後の就活に活かしにくくなってしまいます。

回答は必ずメモを取りながら聞く

OB訪問の目的は、その後の就職活動に役立てることです。OBが話してくれるアドバイスは、自分の記憶力を過信せず、その場でメモを取りながら聞きましょう。後で見返したときに「あのとき何を言われたんだっけ」とならないよう、印象に残った言葉や具体的な数字などは特に丁寧に書き留めておくことをおすすめします。

スマートフォンの録音機能を使いたくなることもあるかもしれませんが、無断での録音は相手に失礼にあたる場合があります。録音したい場合は、必ず事前に一言確認するようにしましょう。

質問の意図を伝え、答えやすい聞き方を意識する

「質問すること」自体が目的ではなく、その答えを自分の就活に活かすことが本来の目的です。質問を投げかけるときは、「なぜその質問をするのか」という意図もあわせて伝えると、OBにとっても答えやすくなります。

場を盛り上げようとして矢継ぎ早に質問を重ねるよりも、ひとつずつ意図を持って質問し、その回答をしっかり受け止める方が、結果的に有意義な時間になります。

対面でもオンラインでも、基本マナーを忘れずに

OBと話すときは、相手の目(オンラインの場合はカメラ)を見て、ゆっくりはっきりと、丁寧な言葉づかいを心がけましょう。これは目上の方と話す際の基本的なマナーであり、たとえ年齢の近い若手社会人であっても、友達言葉で話すのは避けるべきです。

オンラインでOB訪問を行う場合は、事前に通信環境やカメラ・マイクの動作を確認しておきましょう。また、相槌の打ち方や反応の仕方は、対面以上に意識しないと相手に伝わりにくくなります。相手が気持ちよく話せる雰囲気づくりを心がけることが、良い情報を引き出すことにもつながります。

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まとめ|OB訪問を就活の力に変えよう

OB訪問は、すでに就職活動を経験し、実際に働いている先輩から直接話を聞ける貴重な機会です。ネットで調べられることは事前に済ませておき、質問はリスト化して優先順位をつけ、メモを取りながら丁寧に話を聞く——こうした基本を押さえるだけで、OB訪問から得られる情報の質は大きく変わります。

オンラインのOB訪問アプリも活用しながら、積極的にOB・OGに連絡を取り、得られたアドバイスを自分なりに咀嚼して、その後の就職活動に役立てていきましょう。

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