夫に借金発覚!反省しているなら許して一緒に借金問題の解決を
夫に消費者金融やカードローンからの借金が発覚した場合、妻には大きな不安が残るものです。場合によっては、夫に対して不信感を抱いてしまうこともあります。しかし夫が反省していれば許してあげてもよいでしょう。借金をした事実よりも、どのように問題を解決していくかを考えることが先決だからです。また借金問題に関しては、債務整理という手段が有効な場合があります。
債務整理とは
債務整理とは、何らかの理由によって借金返済が難しくなった人がとる手段の一つです。債務整理が適用されると借金の棒引きや、返済期限の延長が認められることがあります。上手くいくと、借金返済に余裕を持つことができるので、生活の質を改善するチャンスが得られるのです。
債務整理の種類はいろいろあります。例えば自己破産は、一般によく知られている債務整理のひとつ。自己破産を行うと借金を支払う義務はなくなりますが、財産も没収されてしまうデメリットがあります。そのため、大きな負債を抱えている時には効果的ですが、実際に自己破産を行うには、よく吟味する必要があるのです。
民事再生や任意整理は、債権者側と協議を行い、借金の減額や返済期限の延長を交渉する債務整理です。法律的な知識が必要になるので、弁護士に依頼するケースが一般的とされています。
テレビCMなどでおなじみの過払い金請求も債務整理のひとつ。過払い金請求とは、主に借金を完済した人を対象にした手段です。余分に支払った返済額を、返してもらうことができます。
基本的に、債務整理を行う際には、弁護士に依頼することになるでしょう。依頼費用は弁護士事務所によって異なるため、事前に調べておくことが大切です。また弁護士事務所によっては、債務整理が得意なところと、そうではないところが存在します。実際に相談する前には、インターネットの口コミや評判なども参考にすると、安心できるかもしれません。多くの弁護士事務所では、債務整理についての相談料を無料に設定しているものです。借金について夫婦だけで悩む前に、弁護士へ相談することで、道が開けることがあります。
弁護士へ支払う費用は
夫が反省しているとわかったら、借金の相談を誰かにするべきです。その相手は身内の人でも良いですが、専門家の弁護士に相談すると、有意義なアドバイスを得られることがあります。
債務整理の手続きを弁護士へ依頼するには、相応の費用が発生します。慈善事業ではないので、無料では請け負ってくれません。
まず弁護士へ相談する際の費用ですが、多くの場合無料となっています。しかし、中には相談料を設定している弁護士事務所もあるので、事前に確認してください。
着手金の扱いも弁護士事務所によって異なります。着手金とは、債務整理を正式に依頼した段階で発生する費用のことです。無料のところもあれば数万円を設定している事務所もあります。
そもそも債務整理を相談している段階で、依頼人に資金的な余裕がないことは、弁護士事務所もわかっているもの。そのため、一般的には分割して少しずつ支払う方式をとっているものです。
例えば任意整理を行う場合、協議の決着がつくまでは債権者に返済する義務が一時ストップします。つまり借金を抱えた人の立場からすると、一時的ですが金銭的余裕が生まれるのです。弁護士事務所は、この間に少しずつ費用を積み立てて、分割支払いできるようにしています。
しかし何かの事情により、弁護士への費用支払いがおくれてしまうことが、あるかもしれません。そのような場合には速やかに弁護士へ相談してください。もし費用支払いの延滞や遅延をして、そのまま放置していると、最悪の場合弁護士が辞任してしまう事態にもなりかねません。辞退されると、新しい弁護士をゼロから探しなおさなければならず、手間と費用が余計にかかってしまいます。
借金問題は弁護士へ相談が安心
借金問題は周囲へ相談がしにくいものです。そのため夫婦で抱え込んでしまうケースが多いといわれています。しかし借金の金額が大きいほど、夫婦だけでは解決が難しいもの。そのような時には、借金問題の専門家に相談するのも一つの手段です。専門家とは、弁護士や司法書士などの法律家を指します。彼らに相談することで、解決の糸口が見つかるかもしれません。