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メトロポリタン・オペラ《ナブッコ》10月16日|ドミンゴ主演・キャストと「行け、わが想いよ」の見どころ|10/16 10:00

10月16日(金)午前10時からWOWOWライブで放送される「メトロポリタン・オペラ」は、プラシド・ドミンゴ主演のヴェルディ《ナブッコ》です。

今回放送されるのは、2017年1月7日にニューヨークのメトロポリタン歌劇場で上演された公演。ドミンゴがバビロニア王ナブッコを演じ、ジェイムズ・レヴァインが指揮を務めます。

最大の聴きどころの一つは、ヘブライ人たちが故郷を思って歌う合唱「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って(Va, pensiero)」。主要キャストと役どころ、作品の流れ、3時間の放送で注目したい場面をまとめました。

《ナブッコ》の放送日時と基本情報

項目内容
放送日2026年10月16日(金)
放送時間10:00〜13:00
放送局WOWOWライブ
作品ジュゼッペ・ヴェルディ《ナブッコ》
収録2017年1月7日
収録場所アメリカ・ニューヨーク メトロポリタン歌劇場
指揮ジェイムズ・レヴァイン
演出エライジャ・モシンスキー
ナブッコプラシド・ドミンゴ
言語イタリア語上演・字幕版

WOWOWの公開番組情報では、10月16日午前10時から「P・ドミンゴ主演《ナブッコ》」が放送予定と案内されています。番組表では午後1時までの3時間枠です。

収録日は2017年1月7日。MET公式アーカイブにも同日の公演記録が残っており、ドミンゴのナブッコ、リュドミラ・モナスティルスカのアビガイッレ、ジェイミー・バートンのフェネーナ、ラッセル・トーマスのイズマエーレ、ディミトリ・ベロセルスキーのザッカリアという配役が確認できます。

出演アーティストと役名

プラシド・ドミンゴ/ナブッコ

主役ナブッコを演じるのはプラシド・ドミンゴです。かつて世界的テノールとして名を馳せたドミンゴは、キャリア後期にバリトン役へ活動の幅を広げ、この公演ではバビロニア王ナブッコに挑みました。

番組紹介では当時75歳のドミンゴについて、征服者としての強さだけでなく、父としての葛藤や人間的な苦悩まで背負う難役を重厚に歌う点が強調されています。

ナブッコは権力者として登場しますが、物語が進むにつれて絶対的な王という姿が揺らぎます。ドミンゴの声と演技が、その変化をどう表現するかが大きな見どころです。

リュドミラ・モナスティルスカ/アビガイッレ

リュドミラ・モナスティルスカが歌うアビガイッレは、《ナブッコ》でも特に強烈な存在感を持つ役です。

自分こそ王位にふさわしいという野心を抱き、ナブッコとの関係や出生をめぐる複雑な感情を抱えます。声量だけでなく、高音域から劇的な表現まで要求される難役として知られています。

ナブッコとアビガイッレの対立は、国家の争いだけではなく家族内部の権力争いとしても見ることができます。ドミンゴとの緊張感あるやり取りに注目です。

ジェイミー・バートン/フェネーナ

ナブッコの娘フェネーナを演じるのはジェイミー・バートンです。フェネーナは敵対する側にいるイズマエーレとの愛を通じて、政治や宗教の対立とは別の価値観を示す人物です。

大きな歴史劇の中で、個人の愛や選択を担う役でもあります。アビガイッレとの対比を見ると、同じ王家に関わる女性でも進む方向が大きく異なることが分かります。

ラッセル・トーマス/イズマエーレ

ラッセル・トーマスが歌うイズマエーレは、エルサレム王の甥にあたる人物です。フェネーナとの関係が物語序盤から重要な意味を持ち、国家間の対立に個人の愛が絡む構図を作ります。

英雄的な歴史物語の中で、人間関係を動かす存在として注目したい役です。

ディミトリ・ベロセルスキー/ザッカリア

ヘブライ人の大祭司ザッカリアは、ディミトリ・ベロセルスキーが演じます。

ザッカリアは苦境に置かれた民衆を導く精神的な柱です。ナブッコが王権を象徴する存在だとすれば、ザッカリアは信仰と共同体の側から物語を支えます。

低声の力強さが求められる役で、壮大な合唱場面とともに作品のスケールを感じさせる存在です。

《ナブッコ》はどんなオペラ?4幕で描く王と民衆の物語

《ナブッコ》は全4幕のオペラで、音楽はジュゼッペ・ヴェルディ、台本はテミストクレ・ソレーラ。旧約聖書に関連するバビロン捕囚を背景に、エルサレムとバビロニアの対立、王家の争い、信仰、愛を描きます。

MET公式は、この作品を若きヴェルディの重要な出世作として紹介しています。大規模な群衆場面と合唱が物語の中心に置かれており、個人のアリアだけでなく合唱そのものが主役級の役割を担う作品です。

ナブッコはエルサレムを攻める王として登場しますが、物語は単純な勝者と敗者の構図では終わりません。王家内部ではアビガイッレが権力を狙い、フェネーナは別の道を選び、ナブッコ自身も大きな転機を迎えます。

一方、捕らえられたヘブライ人たちは故郷への思いを抱き続けます。その感情が最も鮮やかに表れるのが、作品を代表する合唱曲です。

披露される代表曲「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」

《ナブッコ》を象徴する楽曲が、ヘブライ人の合唱「Va, pensiero」です。日本では「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」などの題で知られています。

故郷を奪われた人々が、遠い祖国への思いを歌う場面で響くこの合唱は、派手な超絶技巧を前面に出す曲ではありません。抑えた始まりから大きなうねりへと広がることで、個人の悲しみが集団の記憶へ変わっていくような力を持ちます。

MET公式の作品紹介でも、この合唱は《ナブッコ》を代表する重要な音楽として扱われています。オペラを普段あまり見ない方でも、この旋律は耳にしたことがあるかもしれません。

今回の2017年公演では、METの合唱団とオーケストラによる厚みのある響きが楽しめます。出演歌手だけでなく、メトロポリタン歌劇場合唱団の表現そのものに耳を向けたい作品です。

ジェイムズ・レヴァイン指揮の見どころ

指揮はジェイムズ・レヴァイン。METと長い歴史を持つ指揮者で、この2017年公演でもオーケストラ、独唱、合唱を大きな流れの中でまとめています。

《ナブッコ》は力強い合唱や劇的な場面が目立つ一方、登場人物の迷いや祈りを描く静かな音楽も重要です。強奏だけで押し切る作品ではないため、場面ごとの緊張と解放をどう作るかが指揮の見どころになります。

ドミンゴとは長い共演歴があり、番組紹介でも両者の組み合わせが大きく取り上げられています。ナブッコの人物像が変化する場面で、歌とオーケストラがどう呼吸するかにも注目です。

2017年MET公演ならではの注目点

MET公式アーカイブによると、この公演は2017年1月7日に上演され、世界の映画館へHD中継された記録があります。当日の公演記録には主要歌手だけでなく、METオーケストラと合唱団、テレビ中継制作の情報も残っています。

ドミンゴはこの時点で長大なキャリアを持つスターでしたが、《ナブッコ》では王の威厳だけを見せるのではなく、揺らぐ人間の姿を中心に据えています。

一方、モナスティルスカのアビガイッレは、作品の劇的な推進力を担う存在です。王位への執着と感情の激しさが、ナブッコの変化と対照を成します。

さらに、フェネーナとイズマエーレの関係、ザッカリアが率いるヘブライ人たちの祈りが重なり、舞台は「王の物語」から「共同体の物語」へと広がっていきます。3時間の放送では、独唱だけでなく群衆場面の構成にも注目すると作品全体がつかみやすくなります。

初めて見る人はここに注目

最初に人物関係を押さえると、《ナブッコ》はかなり見やすくなります。中心にいるのはナブッコ、その娘フェネーナ、王位を狙うアビガイッレ、フェネーナと結ばれるイズマエーレ、ヘブライ人を導くザッカリアです。

次に、物語を「戦争」「王家の争い」「信仰」「愛」の4本の線で見ると整理しやすくなります。大勢が登場する場面でも、誰が何を守ろうとしているのかを追うと、合唱の意味が見えてきます。

そして最も有名な「Va, pensiero」では、物語を一度止めるようにして民衆の思いが前面に出ます。派手な展開から少し離れ、声の重なりだけで空気が変わる瞬間を味わいたいところです。

WOWOWで見るメトロポリタン・オペラ

WOWOWの「メトロポリタン・オペラ」は、ニューヨークのMETで上演された舞台を映像で楽しめるシリーズです。今回の《ナブッコ》は字幕版なので、イタリア語の歌唱を聴きながら物語を追えます。

同シリーズの別作品では、メトロポリタン・オペラ《トスカ》の記事でも主要キャストと有名アリアを紹介しています。作品ごとに声種や合唱の使い方が違うので、見比べるとMET公演の幅広さが分かります。

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参考にした情報

よくある質問

メトロポリタン・オペラ《ナブッコ》はいつ放送ですか?

2026年10月16日(金)午前10時から午後1時まで、WOWOWライブで放送予定です。

ナブッコ役は誰ですか?

プラシド・ドミンゴです。2017年1月7日のメトロポリタン歌劇場公演で、バビロニア王ナブッコを演じました。

《ナブッコ》の有名な曲は何ですか?

ヘブライ人の合唱「Va, pensiero」が特に有名です。日本では「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」などの題で知られています。

指揮者は誰ですか?

ジェイムズ・レヴァインです。演出はエライジャ・モシンスキーが担当しています。

まとめ

10月16日放送のメトロポリタン・オペラ《ナブッコ》は、プラシド・ドミンゴがナブッコを演じた2017年MET公演です。

主要キャストは、アビガイッレ役リュドミラ・モナスティルスカ、フェネーナ役ジェイミー・バートン、イズマエーレ役ラッセル・トーマス、ザッカリア役ディミトリ・ベロセルスキー。指揮はジェイムズ・レヴァインです。

ドミンゴの重厚なナブッコ像に加え、合唱「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」が大きな聴きどころ。独唱の競演だけでなく、王家の葛藤と民衆の祈りが一つの舞台で交差するヴェルディの大作を、3時間の放送でじっくり楽しめます。

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