信濃のコロンボ事件ファイル3「信濃の国」殺人事件|時系列あらすじと見立て連続殺人の謎【10月15日】|10/15 13:28
10月15日(木)13時28分からテレビ愛知で再放送される「信濃のコロンボ事件ファイル3『信濃の国』殺人事件」は、長野県歌「信濃の国」に登場する土地をなぞるように殺人が続く見立てミステリーです。中村梅雀さんが“信濃のコロンボ”竹村岩男を演じるシリーズ初期の一作で、土地の歴史と過去の因縁が事件の形そのものに組み込まれています。
最初は新聞社内の対立から生まれた単独事件に見えますが、2人目、3人目と被害が続くにつれて様相が変わります。なぜ遺体は長野県歌ゆかりの場所に置かれるのか。被害者たちをつなぐ過去とは何なのか。今回は公式情報で確認できる事実を軸に、物語の流れと伏線を整理します。
10月15日の放送日時と主なキャスト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月15日(木) |
| 放送時間 | 13:28〜15:28 |
| 放送局 | テレビ愛知 |
| 作品 | 信濃のコロンボ事件ファイル3「信濃の国」殺人事件 |
| 主演 | 中村梅雀 |
| 原作 | 内田康夫「信濃の国」殺人事件 |
| 脚本 | 佐伯俊道 |
| 監督 | 江崎実生 |
主な出演者は、竹村岩男役の中村梅雀さん、妻・竹村陽子役の原日出子さん、警視庁捜査一課の岡部和雄役の松村雄基さん、馬渕洋子役の中山忍さん、大森修司役の里見浩太朗さん、大林章雄役の秋野太作さん、伊藤カオリ役の今井恵理さんです。
Gガイドでは10月15日13時28分から15時28分までの再放送と案内されています。テレビ東京・BSテレ東の公式再放送ページでも同一作品のあらすじとキャストが確認できます。
「信濃の国」殺人事件のあらすじを時系列で整理
物語の出発点は、長野県の水内ダムで発見された新聞社幹部・牧田祐三の絞殺体です。牧田は信州毎朝新聞の編集局次長で、社内ではダム建設をめぐる立場の違いから部下の中嶋と激しく対立していました。
事件前日にも牧田と中嶋が口論する姿が目撃されていたため、警察は中嶋を有力な容疑者として拘束します。動機らしいものがあり、直前の対立もある。表面上は中嶋に疑いが集まりやすい状況でした。
1人目・牧田祐三が水内ダムで殺される
最初の事件は、犯行そのものよりも中嶋を犯人に見せる材料がそろいすぎている点が重要です。職場での対立、直前の口論、被害者との関係。竹村は、こうした分かりやすい構図だけで事件を閉じてよいのか疑問を持ちます。
中嶋の無実を信じる馬渕洋子も長野へ向かい、彼の容疑を晴らそうと動きます。竹村の捜査と洋子の視点が重なることで、単なる社内トラブルでは説明できない部分が少しずつ見えてきます。
2人目・甘利知美が姥捨山近くの寺で発見される
数日後、姥捨山近くの寺で歯科医の妻・甘利知美の遺体が見つかります。公式あらすじでは、竹村が2つの事件の共通点に気づき、本格的に捜査へ動き出すとされています。
この時点で中嶋だけを疑う筋書きは揺らぎます。牧田と甘利という一見接点の薄い被害者が、なぜ同じように命を奪われたのか。場所の選び方に意味があるのではないかという疑問が強くなります。
3人目・碓氷峠の事件で「見立て」が見えてくる
番組詳細を紹介する資料では、その後に碓氷峠で老人・平沼武太郎が殺害される展開が示されています。ここまで来ると、事件現場が偶然選ばれたとは考えにくくなります。
馬渕洋子は、複数の遺体発見場所が長野県歌「信濃の国」の歌詞に登場する地名と重なることに気づきます。水内ダム周辺、姥捨山、碓氷峠。点だった事件が、県歌という一本の線で結ばれる瞬間です。
4人目につながる調査で過去の県議会が浮上
さらに調べると、被害者本人やその父親たちが、昭和23年ごろの長野県政と関係していたことが浮かびます。現在起きている連続殺人は、何十年も前の出来事に端を発している可能性が高まります。
伊藤カオリも過去を調べ、「事件の背景と思われる昔の出来事」にたどり着きます。しかし、その調査が新たな悲劇へつながり、竹村は現在の人間関係だけではなく、長野の歴史そのものを掘り下げることになります。
最大の伏線は長野県歌「信濃の国」
この作品で最も分かりやすい伏線は、タイトルにもなっている長野県歌「信濃の国」です。原作を刊行する講談社の紹介でも、水内ダムに始まり、長楽寺、寝覚の床などへ事件が広がり、それらが「信濃の国」に歌われる名勝であることが物語の重要な手掛かりとされています。
つまり犯人側は、殺害だけで目的を果たしているのではありません。遺体を特定の場所へ置くことで、過去への強い感情を示していると考えられます。公式番組紹介の「犯人が長野県歌に抱いた比類なき悪意」という言葉も、この見立てが単なる演出ではなく、犯行動機に直結することを示しています。
なぜ「信濃の国」が悪意の対象になるのか
県歌そのものが人を傷つけるわけではありません。重要なのは、その歌が過去のある政治的出来事と結びついている点です。複数の被害者と昭和23年の県議会との関係が浮かぶことで、「信濃の国」は犯人にとって過去を象徴する存在になります。
ここが本作の旅情ミステリーらしいところです。土地の名所が美しい背景として使われるだけでなく、歌、地名、歴史がそのまま事件の証拠になります。
中嶋はなぜ疑われた?最初のミスリードを整理
中嶋が疑われた最大の理由は、被害者・牧田との対立です。ダム建設の是非をめぐって社内で立場が違い、事件前日に激しく口論していたことも目撃されていました。
しかし、連続殺人が「信濃の国」の地名をなぞり始めると、中嶋個人の恨みだけでは全体を説明しにくくなります。最初の事件だけを切り取れば十分な動機に見えたものが、事件全体を見ると不自然になる。この構造が、視聴者にも竹村と同じように「最初の結論を疑う」視点を与えます。
馬渕洋子が中嶋の無実を信じ続けることも、物語を動かす大きな力です。彼女は単に待つ人物ではなく、事件現場の共通性に気づく側として重要な役割を持っています。
犯人と真相はどこまで分かっている?
テレビ東京・BSテレ東の公式番組ページでは、犯人名や最終的な結末までは公開されていません。公式に確認できるのは、中嶋が容疑者として拘束されること、複数の殺人に共通点があること、そして犯人が長野県歌に特別な悪意を抱いているというところまでです。
そのため、ここでは未確認の人物名を犯人として断定しません。ただし、事件の核心が現在の新聞社内の争いではなく、昭和23年の県議会と「信濃の国」をめぐる過去へさかのぼることは、原作紹介や番組詳細から読み取れます。
再放送を見る際は、「誰が怪しいか」だけでなく、被害者やその親世代が過去にどんな立場だったのかに注目すると、終盤の真相につながる伏線を拾いやすくなります。
中村梅雀版と同原作の別シリーズを混同しないよう注意
「信濃の国」殺人事件は映像化が複数あり、寺脇康文さんが竹村岩男を演じたTBS版「信濃のコロンボ5」もあります。今回テレビ愛知で放送されるのは、中村梅雀さん主演のテレビ東京系「事件ファイル3」です。
同じ内田康夫原作でもキャストやドラマ版の構成に違いがあります。9月29日に扱った「信濃のコロンボ5『信濃の国殺人事件』あらすじ・真相」は別映像化版の記事なので、今回の再放送では中村梅雀さん、原日出子さん、松村雄基さんらの「事件ファイル」版として見るのがポイントです。
シリーズの別事件では、「信濃のコロンボ16 願望の連環」のネタバレ考察もあります。竹村が表面上の容疑に流されず、違和感から真相へ迫るシリーズらしさを比べて楽しめます。
前回記事との違いと10月15日版の見どころ
同じ原作を扱う記事がすでにあるため、今回は「事件ファイル3」の見立て連続殺人の組み立てに重点を置きました。水内ダムの第1事件から、姥捨山、碓氷峠へと場所が連鎖し、県歌の歌詞が地図のように機能する点が最大の特徴です。
また、中嶋の社内対立という分かりやすい容疑から始まり、被害者の親世代、昭和23年の県政へと時間軸が広がっていく構成も見逃せません。冒頭の「ダム建設をめぐる争い」だけに気を取られると、犯人が残している本当のメッセージを見落としてしまいます。
竹村が何に違和感を抱くのか、馬渕洋子がどの場所の共通点に気づくのか、伊藤カオリがどこまで過去を調べるのか。この3つを追うと、物語の輪郭が分かりやすくなります。
参考にした情報
- テレビ東京・BSテレ東「『信濃の国』殺人事件 信濃のコロンボ事件ファイル3」公式番組情報
- Gガイド「信濃のコロンボ事件ファイル3 信濃の国殺人事件」10月15日テレビ愛知
- 講談社「『信濃の国』殺人事件」
- Bangumi「信濃のコロンボ事件ファイル3 『信濃の国』殺人事件」番組詳細
よくある質問
信濃のコロンボ事件ファイル3の最初の被害者は誰ですか?
信州毎朝新聞の編集局次長・牧田祐三です。長野県の水内ダムで絞殺体が発見され、部下の中嶋が容疑者として拘束されます。
「信濃の国」は事件とどう関係していますか?
複数の遺体発見場所が長野県歌「信濃の国」の歌詞に登場する土地と重なります。この見立てが、別々に見えた殺人を結びつける大きな手掛かりです。
10月15日の放送は中村梅雀版ですか?
はい。テレビ愛知で13時28分から放送されるのは、中村梅雀さんが竹村岩男を演じる「信濃のコロンボ事件ファイル3」です。
まとめ
「信濃のコロンボ事件ファイル3『信濃の国』殺人事件」は、水内ダムの殺人から始まり、姥捨山や碓氷峠などへ事件が広がる長野県歌を使った見立て連続殺人です。中嶋に疑いが向く分かりやすい導入から、被害者たちの親世代と昭和23年の県議会へ視点が広がっていきます。
10月15日の再放送では、犯人候補だけを追うよりも、なぜその場所が選ばれたのか、被害者たちの過去に何が共通しているのかを見るのがおすすめです。「信濃の国」という歌そのものが、事件の動機と歴史を結ぶ最大の手掛かりになっています。

