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こころの時代 前週「歎異抄にであう」を振り返り|10月12日「生死あるがまま」との違い|10/12 22:50

10月12日(月・祝)22時50分からのNHK Eテレ「こころの時代〜宗教・人生〜」は、「生死(しょうじ)あるがまま 宗教学者・谷山洋三」です。

前週10月5日の同じ時間帯には、アンコールシリーズ「歎異抄にであう 無宗教からの扉」第1回が放送されました。同じ「こころの時代」でも、前週は古典の言葉を読み解く講座型、今回は現代の宗教学者の生き方を追う記録型と、入口が大きく異なります。

前週を見た方が今回の放送前に整理しやすいよう、10月5日の内容を振り返りながら、10月12日回との違いをまとめます。

こころの時代 10月5日と10月12日の放送情報

項目10月5日10月12日
番組こころの時代〜宗教・人生〜こころの時代〜宗教・人生〜
テーマ歎異抄にであう 無宗教からの扉 第1回生死(しょうじ)あるがまま 宗教学者・谷山洋三
放送日時2026年10月5日(月)22:50〜23:502026年10月12日(月・祝)22:50〜23:50
中心人物阿満利麿谷山洋三
主な構成『歎異抄』を読み解くアンコールシリーズ谷山洋三さんの日々と対話を追う記録

10月5日回は2022年に初回放送された「歎異抄にであう」のアンコールで、2026年10月から2027年3月まで全6回が改めて放送されるシリーズです。NHK出版も、2022年4月〜9月に放送した番組のアンコールであることを案内しています。

一方、10月12日回は宗教学者・谷山洋三さんを中心に据えた回です。今回の全体像は「生死あるがまま」10月12日回まとめで整理しています。

前週「歎異抄にであう」第1回はどんな内容だった?

10月5日放送の正式なテーマは、アンコールシリーズ「歎異抄にであう 無宗教からの扉」第1回「『無宗教』から開く『大きな物語』」です。『歎異抄』に残された親鸞の言葉を手がかりに、宗教とは何か、人は不条理な人生をどう受け止めるのかを考える内容でした。

番組情報では、『歎異抄』は親鸞門弟の唯円が著者とされ、親鸞の言行を伝える書として紹介されています。親鸞が自分自身を省みながら、自己中心的な人間の本質を見つめた言葉が、宗教を考えるうえで重要な道標になるという構成です。

「無宗教」から読むことが第1回の入口

第1回で特徴的なのは、仏教に詳しい人だけを対象にしていない点です。講師の阿満利麿さんは、『歎異抄』が紡ぐ「大きな物語」が、宗教になじみの薄い人にとっても不条理な人生を受け止めるための扉になり得ると語る構成になっています。

NHK出版のテキストも、「念仏」「悪人正機」「他力」などの重要語に焦点を当て、専門用語をできるだけ抑えて解説する方針を示しています。前週は、古典の言葉を現代の生活へ引き寄せながら理解していく回だったと整理できます。

10月5日回そのものを詳しく読みたい場合は、「歎異抄にであう」第1回の記事にまとめています。

10月12日「生死あるがまま」は何が違う?

10月12日回では、古典のテキストを順に読み解くのではなく、宗教学者・谷山洋三さん自身の現在の生活、学生との対話、臨床宗教師を育ててきた歩みが中心になります。

東北大学の告知では、谷山さんが「私を研究対象にしませんか」と呼びかけたことから始まった学生との本音の対話が紹介されています。自らの死生観や心のあり方をありのままに語り、全国の教え子を訪ねる「ファイナルツアー」にも取り組む姿が記録されています。

古典を読む回から「一人の生」を見つめる回へ

前週は『歎異抄』という書物を通じて、親鸞の言葉や仏教思想を手がかりに人生を考える回でした。今回は谷山さんという一人の人物を通じて、「最後までどう生き抜くか」という問いに近づいていきます。

両方に共通するのは、生と死、人間の弱さ、宗教が支えになり得る場面を扱っていることです。ただし、前週は歴史的な言葉を現代へ読み直す構成、今回は現在進行形の対話と行動を記録する構成という違いがあります。

出演者の違い

前週「歎異抄にであう」第1回では、講師として阿満利麿さんが出演し、聞き手に鎌倉英也さん、池座雅之さん、朗読に糸井羊司さん、語りに髙橋美鈴さんが名を連ねました。

10月12日回は谷山洋三さんが中心で、語りは塩田朋子さんです。東北大学病院の告知では、緩和医療科の金田諦晃臨床宗教師も出演すると案内されています。

出演者を確認したい場合は、10月12日回の出演者まとめも参考になります。

前週は「歎異抄」シリーズ、今回は単独テーマ

「歎異抄にであう 無宗教からの扉」は全6回のシリーズです。NHK出版によると、2026年10月から2027年3月にかけて、2022年に放送したシリーズがアンコール放送されます。

そのため10月5日回は、半年にわたって続く学びの入口に当たります。第1回だけで完結するというより、これから「念仏」「悪人正機」「他力」などへ段階的に進んでいくシリーズの始まりとして見ると位置づけが分かりやすくなります。

対して10月12日回は、谷山洋三さんの現在に焦点を当てた単独テーマです。谷山洋三さんのファイナルツアーと臨床宗教師を扱った記事では、今回の中心となる活動を別角度から整理しています。

共通しているのは「どう生きるか」という問い

テーマの見せ方は違っても、2週に共通しているのは、単なる宗教知識の紹介だけではなく、人はどう生きるのかという問いを扱っていることです。

前週は親鸞の言葉と『歎異抄』を通して、人間の自己中心性や救いを考えました。10月12日回は、谷山さんが学生や教え子と交わす言葉、臨床宗教師として積み重ねてきた活動を通して、生死を自分の問題として考える構成です。

「無宗教」と「臨床宗教師」は反対の話ではない

言葉だけを見ると、前週の「無宗教」と今回の「臨床宗教師」はまったく別の方向に見えます。しかし番組の焦点は、特定の信仰を持っているかどうかだけではありません。

前週は宗教になじみの薄い人にも『歎異抄』の言葉を開き、今回は医療や災害などの現場で心のケアに向き合う臨床宗教師の実践を通じて、人が苦しみや死とどう向き合うかを扱います。入口は違っても、人生の根本的な問いに近づこうとする点でつながっています。

前回を見ていなくても10月12日回は見られる?

10月12日回は前週「歎異抄にであう」の続編として案内されているわけではありません。テーマも中心人物も異なるため、10月5日回を見ていなくても内容を追える構成と考えてよいでしょう。

ただし、前週を見ていると、「こころの時代」が古典の読解と現代の実践の両方から宗教・人生を扱っていることが分かります。2週を続けて見ることで、番組が扱う「生きること」の幅広さを感じやすくなります。

参考にした情報

よくある質問

10月5日の「歎異抄にであう」は新作ですか?

2026年10月5日放送分は、2022年に初回放送された「歎異抄にであう 無宗教からの扉」のアンコールです。NHK出版は2026年10月から2027年3月まで2022年放送分をアンコール放送すると案内しています。

10月12日「生死あるがまま」は前週の続きですか?

前週の「歎異抄にであう」とは別テーマです。10月12日は宗教学者・谷山洋三さんの日々、学生との対話、臨床宗教師の活動などを追う内容です。

前週を見ていなくても10月12日回を楽しめますか?

はい。10月12日回は「歎異抄にであう」の続編として案内されておらず、谷山洋三さんを中心にした独立した内容です。

まとめ

前週10月5日の「こころの時代」は、アンコールシリーズ「歎異抄にであう」第1回として、親鸞の言葉を手がかりに「無宗教」の人にも開かれた形で宗教と人生を考える回でした。

10月12日の「生死あるがまま 宗教学者・谷山洋三」は、古典を読み解く前週とは異なり、谷山洋三さん自身の対話や活動を通して「最後までどう生きるか」を見つめる回です。同じ番組枠の2週を比べると、古典と現代、言葉と実践という異なる入口から「生きること」に迫っている違いが見えてきます。

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