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村雨さんと日本庭園 小石川後楽園|琵琶湖の見立て・蓬莱島5年に1度の手入れとは【10月11日】|10/11 7:30

2026年10月11日(日)7時30分からNHK BSP4Kで放送される「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 選 小石川後楽園」は、東京ドームのすぐ近くに残る大名庭園、小石川後楽園を歩く回です。

番組の見どころは、水戸徳川家ゆかりの歴史だけではありません。大きな池を琵琶湖に見立て、庭を歩くことで江戸にいながら名所を旅したように感じさせる仕掛けや、普段は入れない池の島で行われる手入れに村雨辰剛さんが参加する場面も紹介されます。小石川後楽園の何が特別なのか、放送前に知っておきたいポイントを整理しました。

10月11日の放送日時と出演者

項目内容
放送日時2026年10月11日(日)7:30〜7:59
放送局NHK BSP4K
番組名村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 選 小石川後楽園
出演村雨辰剛
語り瀧本美織
舞台小石川後楽園(東京都文京区)

NHKオンデマンドの公式ページでは、この「小石川後楽園」回が2026年1月7日に放送された回として掲載されています。10月11日のBSP4Kでは「選」として再び放送される形です。

番組は、スウェーデン出身で庭師として活動してきた村雨辰剛さんが日本庭園を巡り、景色の美しさだけでなく、そこに隠れた視線の誘導、見立て、職人の手入れなどを体験しながら紹介していきます。

小石川後楽園はどんな庭園?水戸黄門が完成させた名園

小石川後楽園は、東京都文京区後楽にある都立庭園です。東京都公園協会の公式案内によると、江戸時代初期の1629年に水戸徳川家初代藩主・徳川頼房が造営を始め、二代藩主・徳川光圀の代に完成しました。

徳川光圀は「水戸黄門」として広く知られる人物です。番組紹介で「あの水戸黄門が完成させた名園」と表現されているのは、この歴史を指しています。

「特別史跡」と「特別名勝」の両方に指定

小石川後楽園は、国の特別史跡と特別名勝の両方に指定されています。歴史の舞台としての価値と、日本庭園としての景観・芸術的価値の双方が高く評価されている庭園です。

現在は高層ビルや東京ドームなどが近くにある都心の庭園ですが、園内へ入ると池や築山、樹木によって視界が切り替わり、外の都市景観とは違う世界が広がります。番組では、この「歩くことで景色が変わる」日本庭園ならではの体験が分かりやすく紹介されます。

大泉水は琵琶湖?江戸から京都へ旅する「見立て」の仕掛け

NHKオンデマンドの番組公式説明では、小石川後楽園について、江戸から京都への旅行を疑似体験できる仕掛けが満載と紹介されています。

その中心になるのが「大泉水」と呼ばれる大きな池です。東京都公園協会の庭園ガイドでは、大泉水とその周辺を海の景色としてつくり、さらに大泉水そのものは琵琶湖を模して造ったと説明されています。

なぜ庭の中に琵琶湖をつくったの?

江戸時代は、現代のように誰もが気軽に遠方へ旅行できる時代ではありませんでした。そこで大名庭園では、有名な景勝地や物語の舞台を庭の中に再現し、歩きながら旅を疑似体験する「見立て」が用いられました。

小石川後楽園には中国趣味も取り入れられていますが、日本各地の景色も凝縮されています。大泉水を琵琶湖に見立てることで、庭園を一周するだけで遠くの名所へ出かけたような感覚を味わえる設計になっているのです。

番組を見るときは、単に「池がきれい」と見るのではなく、この景色は何を表しているのかを考えながら見ると、小石川後楽園の面白さがぐっと増します。

蓬莱島とは?村雨さんが手入れを手伝う特別な場所

今回の放送で特に注目したいのが、大泉水に浮かぶ蓬莱島です。

東京都公園協会が2026年3月に公開した公式案内では、蓬莱島は大泉水の中央に位置し、作庭当初から弁財天が祀られ、かつては舟で参拝された記録があると紹介されています。普段は一般の来園者が立ち入ることができない場所です。

庭園ガイドでは、蓬莱島は不老不死の仙人が住むと考えられた海上の島をイメージしたものと説明されています。つまり、池の中に浮かぶ単なる中島ではなく、庭全体の物語性を担う象徴的な存在です。

5年に1度の手入れは何をする?

NHKオンデマンドの番組説明では、村雨さんが池に浮かぶ島で「5年に1度の手入れ」を手伝うことが今回の大きな見どころとして案内されています。

東京都公園協会が過去に発行した小石川後楽園の資料では、蓬莱島の手入れで、伸びた枝を剪定しながら島そのものだけでなく、その向こうの景色も枝越しに見えるよう調整する作業が紹介されています。歴史ある庭園では、樹木をただ小さく切るのではなく、どこから何を見せるかまで考えて手を入れることが重要になります。

庭師としての経験を持つ村雨さんが作業に加わることで、鑑賞する側からは見えにくい「庭を維持する仕事」に焦点が当たります。完成した景色だけでなく、その景色を守る職人の判断に注目したい場面です。

村雨辰剛さんはなぜ日本庭園を案内するの?

村雨辰剛さんは、所属事務所の公式プロフィールで庭師として紹介されています。スウェーデンで生まれ育ち、日本で語学講師として働いた後、23歳のときに日本の伝統文化に関わる仕事をしたいと造園業へ入りました。

特技には造園技術が挙げられ、NHK Eテレ「趣味の園芸」でもナビゲーターとして活動しています。番組で庭園を案内するときも、観光客の目線だけでなく「庭師ならどこを見るか」という視点を持てるのが強みです。

今回の蓬莱島の手入れは、その経歴が特に生きる内容です。庭を歩いて感想を語るだけではなく、実際の作業を通して、樹木の形や視線の抜けが庭の印象をどう変えるのかを伝えます。

語りは瀧本美織さん

番組の語りを担当するのは瀧本美織さんです。公式サイトでは鳥取県出身の俳優としてプロフィールが掲載され、映画やドラマ、声優など幅広い出演歴が紹介されています。

「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り」では、村雨さんの現地での体験に、瀧本さんのナレーションが加わることで、庭の歴史や仕掛けが整理されていきます。風景映像だけでは気づきにくい意味を言葉で補ってくれるため、初めて日本庭園を見る人にも入りやすい構成です。

小石川後楽園はどこ?アクセスと入園時間

東京都公園協会の公式ページによると、小石川後楽園の所在地は東京都文京区後楽1-6-6です。

開園時間は通常9時から17時までで、最終入園は16時30分。年末年始は休園日があります。JR水道橋駅や飯田橋駅、地下鉄の後楽園駅など複数の駅から歩いて行けるため、都心で日本庭園を体験しやすい場所です。

番組を見て実際に訪れたくなった場合は、文化財の保存修理やイベントで一部の利用条件が変わることもあるため、出発前に東京都公園協会の公式ページで最新情報を確認するのが安心です。

前回10月4日は無鄰菴の借景と飛び石を紹介

10月4日7時30分の同枠では、「村雨さんと日本庭園」の無鄰菴を扱う回が放送されました。

無鄰菴では、東山を庭の背景として取り込む借景、歩く人の視線を導く飛び石、滝を美しく見せる技法などが見どころでした。今回の小石川後楽園は、京都の景色そのものを東京の大名庭園に取り込む「見立て」が中心になるため、前回とは違う日本庭園の楽しみ方が見えてきます。

前回の内容は、村雨さんと日本庭園「無鄰菴」|東山の借景・飛び石・滝の仕掛けを解説【10月4日】でまとめています。借景と見立ての違いを比べながら見るのもおすすめです。

見逃し配信はある?

NHKオンデマンドには「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り」の各回が掲載されており、小石川後楽園回も作品ページがあります。番組全体の公式ページでは、放送回によってNHKプラスでの配信案内が表示されることもあります。

ただし、10月11日のBSP4K再放送に対応した個別の配信開始日時は、放送前の時点で公式ページから明確には確認できませんでした。見逃した場合は、NHKオンデマンドの番組ページで「小石川後楽園」回の視聴条件を確認するのが確実です。

参考にした情報

よくある質問

小石川後楽園は誰がつくった庭園ですか?

1629年に水戸徳川家初代藩主の徳川頼房が造営を始め、二代藩主の徳川光圀の代に完成した庭園です。

小石川後楽園の大きな池は何を表していますか?

中心にある大泉水は琵琶湖を模して造られています。庭を歩きながら各地の名所を旅するように楽しむ「見立て」の仕掛けの一つです。

村雨さんが手入れする島はどこですか?

大泉水の中央にある蓬莱島です。NHKの番組説明では、村雨辰剛さんが池に浮かぶ島で5年に1度の手入れを手伝う場面が紹介されています。

まとめ

10月11日の「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り」は、水戸徳川家ゆかりの小石川後楽園を、歴史・見立て・庭師の仕事という3つの角度から楽しむ回です。

大泉水を琵琶湖に見立て、江戸にいながら遠方への旅を疑似体験させる設計や、普段は入れない蓬莱島での手入れを知ると、庭の景色がただの自然ではなく、何百年も守られてきた「つくられた風景」であることが分かります。村雨辰剛さんの庭師としての視点にも注目です。

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