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映像の世紀バタフライエフェクト「ウォール街 10月の悪夢」再放送は11月5日|3つの金融危機を比較|11/5 23:50

2026年11月5日(木)23時50分から、NHK総合で「映像の世紀バタフライエフェクト ウォール街 10月の悪夢」が再放送されます。

今回のテーマは、1929年の大恐慌、1987年のブラックマンデー、2008年のリーマンショック。いずれも10月に市場を揺るがした出来事ですが、背景や社会への広がり方は同じではありません。

番組の内容を押さえながら、3つの金融危機がどのように違ったのかを時系列で整理します。

11月5日の放送日時・出演者

項目内容
番組名映像の世紀バタフライエフェクト「ウォール街 10月の悪夢」
放送日時2026年11月5日(木)23:50〜11月6日(金)0:35
放送局NHK総合1・東京
放送時間45分
語り伊東敏恵
放送形態再放送

J:COMの番組表とNHK番組表の掲載では、11月5日23時50分から45分間の再放送です。番組の語りは伊東敏恵さんが担当します。

初回放送は2026年10月26日(月)22時からの回です。今回の再放送では、ウォール街を揺るがした3つの危機と、市場に向き合った2人のカリスマを描きます。

前回(10月26日)の初回放送で扱われた内容

10月26日の初回放送では、ウォール街の100年を背景に、1929年の大恐慌、1987年のブラックマンデー、2008年のリーマンショックが取り上げられました。番組紹介では、元FRB議長アラン・グリーンスパンと投資家ウォーレン・バフェットという、異なる市場観を持つ2人の歩みも大きな軸として紹介されています。

今回の記事では、人物の比較よりも3つの金融危機の発生要因と影響の違いに注目します。初回放送の人物面を詳しく知りたい場合は、10月26日放送回の記事も参考になります。

「10月の悪夢」と呼ばれる3つの金融危機

番組が取り上げるのは、1929年、1987年、2008年に起きた市場の急落です。共通点は10月に大きな衝撃が起きたことですが、1929年は株価の暴落から長期不況へ、1987年は世界の市場を巻き込む急落へ、2008年は住宅金融の問題から金融機関全体の信用不安へと広がりました。

1929年の大恐慌は株価暴落だけで終わらなかった

1920年代のアメリカでは株価が大きく上昇し、ニューヨーク株式市場は好景気を象徴する場所になっていました。Federal Reserve Historyによると、ダウ工業株30種平均は1921年8月の63から、1929年9月には381まで上昇しています。

しかし、上昇は長く続きませんでした。1929年10月28日の「ブラックマンデー」にはダウ平均が約13%下落し、翌29日の「ブラックチューズデー」にも約12%下落しました。

11月半ばまでにダウ平均はピークからほぼ半分の水準に落ち込みます。

株価の下落は、証券市場の中だけで収まりませんでした。銀行の経営不安や金融危機が続き、企業活動や雇用、家計にも深刻な影響が及びます。

Federal Reserve Historyは、大恐慌を1929年に始まり第二次世界大戦期の1941年まで続いた、アメリカ近代経済で最も長く深い景気後退として説明しています。

この時代を考えるうえで重要なのは、株価が下がった日だけでなく、その後に銀行危機や信用収縮が重なったことです。市場の混乱が実体経済へ伝わり、暮らしや仕事に長く影響した点が、1929年の危機の大きな特徴です。

1987年のブラックマンデーは1日で22.6%下落

1987年10月19日、ニューヨーク株式市場で株価が急落しました。ブラックマンデーと呼ばれるこの日のダウ工業株30種平均の下落率は22.6%。

Federal Reserve Historyは、1営業日の下落率として当時も現在も最大級の記録と説明しています。

急落前の市場では、1987年前半に株価が急上昇していました。ダウ平均は同年8月下旬までの7か月で44%上昇し、過熱への警戒が高まっていたといいます。

10月中旬には貿易赤字やドル安をめぐるニュースが投資家心理を悪化させ、売りが連鎖しました。

さらに、株式・オプション・先物市場の仕組みが十分に連動していなかったことや、ポートフォリオ保険と呼ばれる取引手法が売りを加速させたことも、混乱を大きくした要因として挙げられています。アメリカだけでなくアジアなどの市場も同時に下落し、金融市場の国際的なつながりが強く意識される出来事となりました。

一方、1929年とは異なり、1987年の急落はそのまま銀行危機や長期不況にはつながりませんでした。連邦準備制度理事会(FRB)は市場に流動性を供給する姿勢を示し、取引所では急落時に売買を一時停止するサーキットブレーカーなどの仕組みが整えられていきます。

2008年のリーマンショックは住宅ローン問題から広がった

2008年の金融危機は、アメリカの住宅市場の過熱と、住宅ローンを組み込んだ金融商品の価値が揺らいだことを背景にしています。

Federal Reserve Historyによると、アメリカの住宅価格は1998年から2006年にかけて平均で2倍以上になりました。住宅ローンの借り入れも拡大し、信用力が低い借り手向けのサブプライムローンも証券化されて市場に広がっていきました。

住宅価格が下がり始めると、ローンの返済が滞るリスクが高まり、住宅ローン関連証券を保有する金融機関の損失が懸念されます。金融機関同士がどの程度のリスクを抱えているのか分かりにくくなり、資金を貸し出す側も慎重になりました。

大きな転機となったのが、2008年9月15日のリーマン・ブラザーズの破綻です。信用不安は他の金融機関や短期金融市場にも波及し、危機はアメリカ国内にとどまらず世界経済へ広がりました。

アメリカの景気後退は2007年12月に始まり、2009年6月に終了したとFederal Reserve Historyは説明しています。ピークから底までの実質GDPは4.3%減少し、失業率は5%未満から10%へと上昇しました。

株価の急落だけではなく、住宅、金融機関、企業活動、雇用にまで影響が及んだ危機でした。

3つの危機は何が違う?

3つの出来事を並べると、同じ「10月の悪夢」でも、危機の広がり方が異なることが分かります。

出来事主な時期直接の市場ショック・背景その後の影響
1929年の株価暴落1929年10月株価の急落、投機的な上昇の反転銀行危機と長期の大恐慌へ
ブラックマンデー1987年10月19日株価の過熱、売りの連鎖、取引構造の問題世界的な急落、取引制度の改革
リーマンショック2008年9月〜秋住宅ローン関連資産の損失、金融機関への信用不安世界金融危機と深刻な景気後退

1929年は、証券市場の暴落をきっかけに銀行や経済全体が長く傷ついた危機です。1987年は、売りが短時間に集中し、世界の株式市場へ一気に波及した一方、金融システム全体の崩壊には至りませんでした。

2008年は、住宅ローンを起点とする金融商品の損失が金融機関の信用不安に変わり、世界規模の景気後退につながりました。3つの危機を比べると、株価の下落率だけでは、その後に社会へどのような影響が広がるかを判断できないことが見えてきます。

番組が描く2人のカリスマとは?

番組では、元FRB議長のアラン・グリーンスパンと投資家のウォーレン・バフェットという2人の人物にも焦点を当てます。

番組紹介によると、グリーンスパンは市場の安定に半生を捧げた人物で、その経済思想には作家アイン・ランドの影響が色濃く反映されていました。一方、バフェットは市場の熱狂に流されず、企業の本当の価値を見極めて資産を築いた投資家として紹介されています。

同じウォール街を見つめながら、一人は市場を信じ、もう一人は市場を疑ったという対照が、番組の大きな軸です。単に金融危機の年表をたどるだけではなく、危機の時代に市場をどう捉えたのかという思想の違いにも注目です。

グリーンスパンとバフェットの人物像や、初回放送で扱われた2人の対比については、10月26日放送回の記事でも紹介しています。

語りは伊東敏恵アナウンサー

今回の語りは伊東敏恵さんです。番組公式の案内では、世界各国から集めた貴重なアーカイブ映像をもとに、人々の小さな営みが連鎖して歴史を動かす様子を描くシリーズとして紹介されています。

歴史上の出来事を映像でたどる番組では、当時の記録映像とナレーションが、出来事の背景や人々の選択をつなぐ役割を担います。今回も、金融市場の数字だけでは伝わりにくい時代の空気を、アーカイブ映像と語りから読み取れる構成です。

伊東敏恵さんのプロフィール記事もあわせてご覧ください。

見逃し配信・再放送の視聴方法

NHKの番組は、放送後にNHK ONEで同時配信・見逃し配信の対象となる場合があります。今回の11月5日再放送分について、配信の掲載期間や対象状況は公式の番組ページで確認してください。

テレビで視聴する場合は、NHK総合1・東京で11月5日(木)23時50分から録画予約できます。日付が変わって11月6日(金)0時35分に終了する深夜帯のため、録画機器では終了日が翌日になる点に注意してください。

参考にした情報

よくある質問

11月5日の「ウォール街 10月の悪夢」は何時からですか?

2026年11月5日(木)23時50分から、NHK総合1・東京で放送されます。終了は翌6日(金)0時35分の予定です。

番組で取り上げる金融危機は何ですか?

1929年の大恐慌、1987年10月19日のブラックマンデー、2008年のリーマンショックです。

語りを担当するのは誰ですか?

NHKアナウンサーの伊東敏恵さんです。

まとめ

11月5日深夜の「映像の世紀バタフライエフェクト ウォール街 10月の悪夢」は、1929年、1987年、2008年に起きた3つの金融危機を振り返る再放送です。

1929年は長期の大恐慌へ、1987年は世界的な株価急落と取引制度の改革へ、2008年は住宅ローン問題から世界金融危機へとつながりました。市場の熱狂と恐怖がどのように歴史を動かしたのか、グリーンスパンとバフェットという対照的な人物の視点とともにたどれる内容です。

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