木ノ下裕一・南沢奈央はどんな人?みるラジオ「おしゃべりな古典教室」で古典を語る2人の経歴と役割|10/30 23:00
10月30日(金)23時からNHK Eテレで放送される「みるラジオ おしゃべりな古典教室」には、木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一さんと、俳優の南沢奈央さんが出演します。
今回のテーマは「風」をめぐる和歌・短歌の歌合戦と、坂口安吾「夜長姫と耳男」の読み解きです。古典芸能の研究と実践を続ける木ノ下さんと、落語を愛する南沢さんという異なる立場の2人が、古典を難しいものとしてではなく、今の感覚で楽しめる言葉として紹介します。
みるラジオ おしゃべりな古典教室10月30日の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月30日(金)23:00〜23:50 |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 番組 | みるラジオ おしゃべりな古典教室 |
| 出演 | 木ノ下裕一、南沢奈央 |
| 主なテーマ | 「風」をめぐる和歌・短歌、坂口安吾「夜長姫と耳男」 |
「おしゃべりな古典教室」は、もともとNHK FMで放送されている番組です。10月30日のEテレ「みるラジオ」では、その会話をテレビで楽しめる形で届けます。
番組表では、木ノ下さんと南沢さんが「風」をテーマにした和歌と近現代短歌を持ち寄って語り合う企画と、坂口安吾の小説「夜長姫と耳男」を古典の視点から読み解く企画が案内されています。
木ノ下裕一はどんな人?
木ノ下裕一さんは、木ノ下歌舞伎の主宰です。まつもと市民芸術館のプロフィールによると、1985年に和歌山市で生まれ、小学3年生のときに上方落語を聞いたことをきっかけに古典芸能への関心を深めました。
2006年には、古典演目の補綴や監修を自ら行う「木ノ下歌舞伎」を旗揚げしています。歌舞伎の作品をそのまま保存するだけでなく、現代の舞台としてどう立ち上げ直すかを考え続けてきた人物です。
代表作には「娘道成寺」「義経千本桜―渡海屋・大物浦―」「糸井版 摂州合邦辻」などがあります。2016年に上演した「勧進帳」の成果で文化庁芸術祭新人賞を受賞し、舞台制作だけでなく執筆や講座でも古典の面白さを伝えています。
現在は「おしゃべりな古典教室」のパーソナリティーを務めるほか、まつもと市民芸術館の芸術監督団にも参加しています。
木ノ下裕一の番組での役割は?
番組での木ノ下さんは、単に作品の意味を説明する解説者ではありません。古典作品が生まれた背景や言葉の感覚を手がかりにしながら、「今読むと何が見えるのか」を会話の中で引き出す役割を担っています。
「風」の歌合戦では、木ノ下さんが古典和歌を紹介し、南沢さんが近現代の短歌を出す形で対話が進みます。同じ「風」という言葉でも、時代によって感じ方や表現がどのように変わるのかを比べられるのが見どころです。
過去のラジオ放送では、万葉集や平家物語に登場する歌を取り上げることも案内されています。木ノ下さんの強みは、作品を知識として閉じるのではなく、別の時代の言葉と並べて現在の感覚に開いていくところにあります。
南沢奈央はどんな人?
南沢奈央さんは、1990年6月15日生まれ、埼玉県出身の俳優です。公式サイトのプロフィールでは、趣味として読書と落語鑑賞を挙げています。
俳優としてドラマや舞台などで活動する一方、落語への関心が深く、古典芸能に親しんできたことが「おしゃべりな古典教室」での大きな持ち味になっています。
専門家とは違う立場から作品を受け止め、自分が面白いと思った言葉や場面を率直に語ることで、古典に詳しくない視聴者にも入り口を作っています。
南沢奈央の番組での役割は?
南沢さんは、木ノ下さんと対等に「好きな作品」を持ち寄って話す相手です。今回の「風」をめぐる歌合戦では、近現代の短歌を担当し、古典和歌と並べながら言葉の感触や情景を語ります。
ラジオ版の番組情報では、花山周子や片山広子、吉井勇、江戸雪などの歌が取り上げられています。古典だけに閉じず、新しい時代の短歌まで行き来するため、「和歌は学校で習うもの」という印象とは違う楽しみ方ができます。
南沢さんが落語好きであることも重要です。落語も古典作品を現代の観客に語り直す芸能であり、言葉の間や人間のおかしみを楽しむ感覚が、番組の自然な会話につながっています。
「風」をめぐる歌合戦では何をする?
今回の一つ目の企画は、「風」をテーマにした歌合戦です。木ノ下さんが古典和歌、南沢さんが近現代短歌を紹介し、同じテーマを異なる時代の言葉で見比べます。
ラジオ版では「心地よい風」「わびしい風」といった切り口のほか、「吹かない風」「舞い上がる風」という少し意外なテーマも登場しました。
風は目には見えませんが、季節、恋、寂しさ、別れ、期待など、さまざまな感情を運ぶ言葉として使われてきました。古典と現代短歌を並べることで、時代が変わっても似た感情が表現されていることに気づける企画です。
坂口安吾「夜長姫と耳男」をどう読む?
もう一つの柱は、坂口安吾の「夜長姫と耳男」です。ラジオ版の紹介では、1952年の作品として案内され、長い耳を持つ耳男が美しい夜長姫のもとで仏像を彫る物語として取り上げられています。
番組では、物語の残酷さや不思議さだけでなく、その背景に古典的な表現や考え方がどう関係しているのかを木ノ下さんと南沢さんが対話しながら考えます。
後半では、夜長姫の残酷さや戦争のイメージ、坂口安吾の文学観にも話が広がります。単純なあらすじ紹介ではなく、作品を読み進めながら「なぜこんな物語になっているのか」を考える内容です。
初めて見る人はどこに注目すると楽しめる?
古典に詳しくなくても、木ノ下さんと南沢さんの反応の違いを見ると入りやすくなります。専門的な背景を説明する木ノ下さんと、俳優・読書好きとして感じたことを言葉にする南沢さんがいることで、作品の見方が一つに固定されません。
また、以前の「みるラジオ」では「竹取物語」を扱った回もありました。みるラジオ「竹取物語」の記事と比べると、「みるラジオ」がラジオ番組をどのようにテレビで見せる企画なのかも分かりやすいです。
参考にした情報
- みるラジオ「おしゃべりな古典教室」番組情報|Gガイド
- Eテレ10月30日番組表|スクリーンリーダー対応NHK番組表
- NHK FM「おしゃべりな古典教室」10月25日番組表
- 木ノ下裕一プロフィール|まつもと市民芸術館
- 南沢奈央 PROFILE|Nao’s Room
よくある質問
みるラジオ おしゃべりな古典教室はいつ放送されますか?
NHK Eテレで2026年10月30日(金)23時から23時50分まで放送予定です。
おしゃべりな古典教室の出演者は誰ですか?
木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一さんと、俳優の南沢奈央さんです。
10月30日のテーマは何ですか?
「風」をめぐる和歌・短歌の歌合戦と、坂口安吾「夜長姫と耳男」を古典の視点から読み解く企画です。
まとめ
10月30日の「みるラジオ おしゃべりな古典教室」は、古典の専門的な背景を現代の舞台につなげてきた木ノ下裕一さんと、読書・落語を愛する俳優の南沢奈央さんが、古典を会話で楽しむ番組です。
「風」の歌を古典と近現代で比べ、さらに坂口安吾「夜長姫と耳男」を読み解くことで、昔の言葉や物語が今の感覚とどうつながるのかを楽しめます。

