『大理石の男』あらすじ・キャスト|ワイダ生誕100周年、WOWOW9月1日放送・配信期限|9/1 4:10
2026年9月1日(火)午前4時10分からWOWOWシネマで、アンジェイ・ワイダ監督のポーランド映画『大理石の男』が字幕版で放送されます。WOWOW公式では、1950年代のポーランドで“労働者の英雄”として持ち上げられた一人の男の足跡を、映画大学の女子学生が追う社会派ドラマと紹介されています。
2026年は1926年生まれのワイダ監督の生誕100周年。WOWOWでも「アンジェイ・ワイダ生誕100周年記念特集~ポーランドへの眼差し」が組まれており、本作を“スターリニズムの偽善性”に切り込む重要作として位置づけています。放送前に物語の構造と歴史的な見どころを押さえておくと、155分の長編がぐっと見やすくなります。
『大理石の男』WOWOW放送日時・作品データ
| 放送日時 | 2026年9月1日(火)4:10〜6:50 |
|---|---|
| 放送局 | WOWOWシネマ |
| 放送形式 | 字幕版 |
| 制作年 | 1977年 |
| 制作国 | ポーランド |
| 内容時間 | 155分 |
| 原題 | Czlowiek z Marmuru |
| 監督 | アンジェイ・ワイダ |
WOWOW公式作品ページでは9月1日午前4時10分の放送予定が明記されています。早朝の長尺放送なので、リアルタイム視聴より録画で見たい人は開始時刻と終了予定をまとめて確認しておくと安心です。
『大理石の男』あらすじ|忘れられた労働英雄ビルクートを追う
主人公は、映画大学で学ぶ女子学生アグニェシカ。卒業制作の記録映画で、1950年代に国民的な労働者の英雄とされたマテウシュ・ビルクートを取り上げようとします。しかし調査を始めると、かつて大々的に称賛されたはずの人物が、1970年代には急速に忘れられていることに気づきます。
アグニェシカは当時の関係者を訪ね、記録映像や証言をつなぎ合わせていきます。その過程で浮かぶのは、平凡なレンガ工だったビルクートが、国民の労働意欲を高めるために国家によって“英雄”へと作り替えられていった事実です。
本作は単に一人の人物の栄光と転落を追うのではなく、「誰が英雄像を作るのか」「記録映像は真実を伝えるのか」「都合の悪い歴史はなぜ忘れられるのか」という問いを、映画を作る学生の取材そのものを通して描きます。
アンジェイ・ワイダ生誕100周年|なぜ2026年に注目される?
WOWOWは2026年、ワイダ監督の生誕100周年を記念した特集を展開しています。公式特集では『大理石の男』のほか、『約束の土地』『戦いのあとの風景』『婚礼』など、ポーランド社会と歴史を異なる角度から見つめた作品を並べています。
『大理石の男』で特徴的なのは、1950年代を直接描くだけではなく、1970年代の若い映像作家が“過去を掘り返す”構造です。公的な記録と個人の記憶のずれを追うことで、スターリニズム下の社会が作った建前と、その陰で傷ついた人々の姿をあぶり出します。
キャストと役柄|ビルクートとアグニェシカを誰が演じる?
| マテウシュ・ビルクート | イエジー・ラジヴィオヴィッチ |
|---|---|
| アグニェシカ | クリスティナ・ヤンダ |
| ブルスキ | タデウシュ・ウォムニツキ |
| ミハラク | ピョートル・チェシラク |
| ヴィテク | ミハウ・タルコフスキー |
イエジー・ラジヴィオヴィッチが演じるビルクートは、国家の宣伝によって理想的な労働者像へ祭り上げられる人物。クリスティナ・ヤンダ演じるアグニェシカは、その偶像がどのように作られ、なぜ消されたのかを追う側です。
現在と過去を行き来する構成では、アグニェシカの取材が進むほど、同じ出来事の意味が変わって見えてきます。誰の証言か、どの時代に撮られた映像かを意識して見ると、物語の仕掛けが理解しやすくなります。
見どころは「プロパガンダ」と記録映画の境界
作品の核心は、映像が“真実の記録”であると同時に、権力によって都合よく編集され得るという点です。ビルクートの英雄像を作った映像と、それを再検証するアグニェシカのカメラが対置されることで、観客自身も「何を信じるか」を問われます。
WOWOW公式解説では、本作が当時政治的タブーだったスターリニズムの偽善性を鋭く批判し、その後のポーランド社会の“連帯”の動きを先取りした作品と説明されています。社会派映画が苦手でも、ミステリーのように断片を集めて一人の人物像を復元する物語として見ると入りやすいでしょう。
カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞
『大理石の男』は第31回、1978年のカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞しています。政治や歴史を扱う重厚さだけでなく、“映画を使って過去を検証する映画”という自己言及的な構成が、現在でも評価される理由の一つです。
ワイダ監督作品を初めて見る人にとっては、歴史知識を完璧に覚えてから視聴する必要はありません。まず「国家が作った英雄像を、後世の学生が調査する物語」と捉え、証言や記録の食い違いに注目すると理解しやすくなります。
WOWOWオンデマンドでの配信期間
WOWOW公式作品ページでは「アーカイブ配信中」と表示され、WOWOWオンデマンドの作品ページには2026年9月30日(水)午後11時59分までの配信期間が表示されています。テレビ放送を録画できない場合でも、配信期間内であればオンデマンド視聴という選択肢があります。
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よくある質問
『大理石の男』はいつWOWOWで放送?
WOWOWシネマで2026年9月1日(火)午前4時10分から放送予定です。内容時間は字幕版155分です。
『大理石の男』はどんな映画?
映画大学の女子学生アグニェシカが、1950年代に労働者の英雄として称賛されたビルクートの足跡を追い、国家によって作られた英雄像の裏側へ迫る社会派ドラマです。
監督と主なキャストは?
監督はアンジェイ・ワイダ。イエジー・ラジヴィオヴィッチ、クリスティナ・ヤンダ、タデウシュ・ウォムニツキ、ピョートル・チェシラク、ミハウ・タルコフスキーらが出演します。
WOWOWオンデマンドで見られる?
WOWOW公式ではアーカイブ配信中と案内され、作品ページには2026年9月30日(水)午後11時59分までの配信期間が表示されています。
公式・参考情報
『大理石の男』は、忘れられた労働者の英雄を追う調査劇でありながら、国家・メディア・記憶の関係まで問い直す作品です。9月1日のWOWOW放送では、アグニェシカが拾い集める証言と、過去の記録映像がどう食い違っていくかに注目すると、ワイダ作品の鋭さを味わいやすくなります。

