100分de名著「シュルレアリスム宣言」第4回|成田亨・明和電機に残る影響「シュルレアリスムと未来」|8/24 22:25

2026年8月24日(月)22時25分からNHK Eテレで放送される「100分de名著 アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言』第4回 シュルレアリスムと未来」は、全4回の締めくくりです。今回の焦点は、20世紀の前衛運動として語られがちなシュルレアリスムが、現代の表現や日常にどのような形で残っているのかという点です。

番組情報では、特撮作品「ウルトラマン」の怪獣デザインで知られる成田亨、そして現実には存在しない工業製品「ナンセンスマシーン」を生み出す明和電機などが具体例として挙げられています。第1~3回で学んだ無意識、自動記述、デペイズマンといった考え方を「その後」に接続する回として見ると理解しやすくなります。

第4回「シュルレアリスムと未来」の放送日時・出演者

番組名100分de名著 アンドレ・ブルトン「シュルレアリスム宣言」
今回第4回「シュルレアリスムと未来」
放送日時2026年8月24日(月)22:25~22:50
放送局NHK Eテレ
講師伊東順二(美術評論家/プロジェクトプランナー)
司会伊集院光、安部みちこ
再放送NHK出版の案内では金曜15:05~15:30

NHKの番組公式ページは検索で確認できましたが、調査時点では本文取得が制限されていたため、今回の具体的な放送内容はNHK系の番組情報とNHK出版の2026年8月テキスト案内を照合しています。NHK出版はこの8月シリーズを、ブルトンの『シュルレアリスム宣言』から20世紀最大級の芸術革命を読み解く企画として紹介しています。

なぜ今もシュルレアリスムが「地下水脈」のように残るのか

第4回の番組説明では、シュルレアリスム運動そのものは20世紀末までに退潮した一方、思想や表現の方法は日常の中へ浸透しているとされています。ここで重要なのは、シュルレアリスムを特定の絵画様式としてではなく、当たり前の現実の組み合わせをずらし、見慣れた世界を別の角度から見直す方法として捉えることです。

第3回では、異質なもの同士を意外な場所で出会わせる「デペイズマン」が大きな手がかりでした。第4回では、その発想が後世のデザインや映像、パフォーマンスなどへどう流れ込んだかが見どころになります。第3回「デペイズマンとは?」の解説を先に確認しておくと、今回の具体例とのつながりが見えやすくなります。

成田亨の怪獣デザインとシュルレアリスム

番組表では、成田亨が生命体と人工物のデペイズマンともいえる造形を追求した人物として紹介されています。『ウルトラマン』の怪獣や宇宙人の造形は、単なる「怖い生き物」の再現ではなく、生物・機械・幾何学的な形など、現実では自然に結びつかない要素を組み合わせることで独特の存在感を生み出しました。

この観点で見ると、シュルレアリスムの影響は「夢のような絵を描くこと」だけに限定されません。既存のカテゴリーを横断し、見慣れない関係を作り出す発想そのものが、戦後日本の映像文化にも受け継がれているという読み方ができます。

明和電機の「ナンセンスマシーン」は何がシュルレアリスム的?

もう一つの具体例が、現代芸術ユニット明和電機です。番組情報では、現実にはない工業製品「ナンセンスマシーン」を創作し、シュルレアリスムからの影響を公言している存在として取り上げられます。

工業製品らしい外観や機構を持ちながら、実用性から大きく外れた目的を担う装置は、「合理的で役に立つもの」という工業製品への常識を揺さぶります。理性や効率だけでは説明しきれない面白さをあえて形にする点が、ブルトンの目指した「現実を拡張する」態度と重なって見えるのが今回のポイントです。

第1回から第4回まで、何をつないで見ると分かりやすい?

  • 第1回:ブルトンとダダ、無意識を重視する発想の出発点
  • 第2回:夢と現実を統合する「超現実」、自動記述という方法
  • 第3回:デペイズマンなど、日常の意味をずらす表現
  • 第4回:その思想が後世のデザイン・映像・現代芸術にどう残ったか

シリーズの入口を確認したい方は、第1回「ブルトン・無意識・ダダとの違い」、考え方の中核を整理したい方は第2回「超現実・夢と現実・自動記述」もあわせて読むと、最終回の位置づけがつかみやすくなります。

テキストで読みたい人はNHK出版2026年8月号

NHK出版の公式案内では、2026年8月の『100分de名著』テキストはアンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言』を特集し、講師は伊東順二さん。全116ページで、発売日は2026年7月23日です。番組だけでは追いにくい人物名や作品例を整理したい人は、テキストを併用すると理解を深めやすいでしょう。

よくある質問

100分de名著『シュルレアリスム宣言』第4回はいつ放送?

2026年8月24日(月)22時25分から22時50分までNHK Eテレで放送されます。

第4回のテーマは?

『シュルレアリスムと未来』。成田亨や明和電機などの具体例を通して、シュルレアリスムが現代の表現や日常へ残した影響をたどる回です。

講師は誰?

2026年8月シリーズの講師は美術評論家・プロジェクトプランナーの伊東順二さんです。司会は伊集院光さん、安部みちこアナウンサーです。

再放送はある?

NHK出版の2026年8月テキスト案内では、Eテレ再放送は金曜15時05分~15時30分と案内されています。

まとめ

第4回「シュルレアリスムと未来」は、ブルトンの思想を歴史上の運動として閉じるのではなく、成田亨や明和電機などの表現へつながる現在形のシュルレアリスムとして捉え直す回です。第3回までのキーワードを思い出しながら、身近な映像やデザインの中に「現実の組み替え」がないか探して見ると、番組のテーマをより具体的に理解できます。

参考:NHK出版「100分de名著 アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言』2026年8月」、NHK系番組情報

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