チリコンカンは日本の給食にいつ登場した?平成に広がった理由と学校給食の歴史|9/2 23:00
『おいしい給食 season3』第1話「チリコンカンと北の友達」で、甘利田幸男の前に現れる“異国から来た辛口の刺客”がチリコンカンです。2026年9月2日(水)23時からのチバテレ1再放送を見て、「こんな料理が昔の日本の給食に出ていたの?」と気になった人もいるでしょう。
結論からいうと、チリコンカンが全国の学校給食に一斉導入された特定の年は確認できません。一方、東京都内の公立中学校が2026年の給食だよりで「日本では平成の時代から給食として広まった」と紹介しており、現在は横浜市や朝霞市など複数の自治体で実際に提供されています。
チリコンカンは日本の給食にいつ登場した?
学校給食全体の歴史には1889年の始まりや、戦後の再開、米飯給食の普及など大きな節目があります。しかし、チリコンカンのような個別メニューについて、国が「この年から全国導入」と定めた記録は一般的ではありません。
そのため「何年から」と一点で答えるより、各自治体や学校が国際理解・食文化学習の一環として採用し、徐々に広がった料理と考えるのが適切です。練馬区立南が丘中学校は2026年6月の給食紹介で、チリコンカンについて平成の時代から日本の給食として広まったと説明しています。
なぜチリコンカンが学校給食に向いている?
チリコンカンは、ひき肉、たまねぎ、豆、トマト、香辛料などを煮込む料理です。横浜市立生麦小学校の給食紹介でも、ひき肉とたまねぎを炒め、豆、トマト、チリパウダーなどを加えて煮込む料理として説明されています。
給食との相性がよい理由としては、豆や肉、野菜を一皿で組み合わせやすいこと、大量調理しやすいこと、パンやご飯のどちらにも合わせやすいことが挙げられます。また、海外の食文化を学ぶ献立としても使いやすく、横浜市の学校では「各国の食文化を感じてほしい」という目的でさまざまな献立を提供していると紹介されています。
チリコンカンはメキシコ料理?アメリカ料理?
名前がスペイン語なのでメキシコ料理と思われることもありますが、朝霞市の学校給食紹介では、チリコンカンの発祥はアメリカ合衆国テキサス州とされ、19世紀に広まった料理だと説明されています。
「chili con carne」は「肉入りのチリ」という意味で、牛肉、トマト、豆、スパイス、チリペッパーなどを使う煮込み料理です。学校給食では辛さを子ども向けに調整し、豆をしっかり食べられる献立としてアレンジされることが多いのが特徴です。
『おいしい給食 season3』の時代設定とチリコンカン
『おいしい給食』は1980年代から始まり、シリーズの時系列が進む作品です。season3の公式紹介では、函館を舞台に北の地オリジナルの献立や食材が登場するとされています。第1話でチリコンカンが選ばれているのは、甘利田にとっての「新しい土地・新しい給食」の象徴としても見やすいメニューです。
実際の学校給食でチリコンカンが広まった時期について「平成」とする学校資料があることを踏まえると、作品内で異国感のある新鮮なメニューとして扱われるのも自然です。ただし、ドラマの献立をそのまま全国の給食史の史料として扱うことはできません。
第1話の物語そのものは「『おいしい給食 season3』第1話「チリコンカンと北の友達」あらすじ」で整理しています。チリコンカンを前に粒来ケンがどんなアレンジを見せるのかを確認したい人はこちらが分かりやすいです。
現在も給食に出る?自治体の提供例
チリコンカンは現在も学校給食で提供されています。横浜市立小学校では「チリコンカーン」という表記で提供例があり、朝霞市ではアメリカ料理を紹介する献立としてチキンヌードルスープと一緒に提供されています。
また、学校によっては「チリコンカンライス」のようにご飯と組み合わせる例もあります。地域によって具材、辛さ、主食との合わせ方が違うため、同じ名前でも給食らしい工夫が出やすい料理です。
よくある質問
チリコンカンは日本の給食に何年から登場しましたか?
全国一律の導入年は確認できません。公立学校の給食紹介では「平成の時代から広まった」とする説明があります。
チリコンカンはどこの国の料理ですか?
朝霞市の給食紹介では、アメリカ合衆国テキサス州発祥とされる料理として説明されています。
今も学校給食で食べられますか?
はい。横浜市、朝霞市、東京都内の学校などで近年の提供例が確認できます。
まとめ
チリコンカンについて「日本の給食に○年から登場した」と言える全国統一の年は確認できませんでした。一方で、公立中学校の資料には平成から給食として広まったとの説明があり、現在も複数の自治体で定番・国際理解献立として提供されています。
『おいしい給食 season3』第1話では、そんなチリコンカンが甘利田にとって「異国から来た辛口の刺客」として登場します。給食史を知ってから見ると、昔ながらの献立だけではなく、新しい食文化が学校へ入ってくる時代の変化も楽しめます。

