人間国宝×人間国宝 第3話|大角幸枝「鍛金」×須田賢司「木工芸」の技と経歴を解説|9/16 23:30
2026年9月16日(水)23時30分からBS朝日・BS朝日4Kで放送される『人間国宝×人間国宝』第3話は、金工・鍛金の大角幸枝さんと木工芸の須田賢司さんが対談します。金属と木という性質の異なる素材を長年扱ってきた2人が、技を磨くこと、素材と向き合うこと、工芸を次世代へつなぐことを語る30分です。
番組を見ながら気になりやすい「鍛金とは何か」「須田さんの“指物”とは?」「2人はいつ人間国宝に認定された?」という疑問を、日本工芸会・文化庁の公式情報と合わせて整理します。
人間国宝×人間国宝 第3話の放送時間・出演者
| 番組 | 人間国宝×人間国宝 第3話 |
| 放送局 | BS朝日/BS朝日4K |
| 放送日時 | 2026年9月16日(水)23:30~24:00 |
| 出演 | 大角幸枝、須田賢司 |
| テーマ | 金工・鍛金×木工芸 |
BS朝日の番組情報では、日本の伝統工芸をけん引する2人の人間国宝が分野の垣根を越えて語り合うシリーズとして紹介されています。第3話は、金属を叩いて形を作る大角さんと、木を組み上げて形を作る須田さんの組み合わせです。
大角幸枝とは|重要無形文化財「鍛金」保持者
日本工芸会の公式プロフィールによると、大角幸枝さんは1945年静岡県掛川市生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業し、鹿島一谷、関谷四郎、桂盛行らに師事しました。2010年に紫綬褒章、2015年に重要無形文化財「鍛金」保持者に認定されています。
大角さんの作品は、銀などの金属板を打ち出して器の形を作り、布目象嵌などの加飾を組み合わせる表現が特徴です。日本工芸会には「銀打出花器『荒磯』」「銀打出花器『渡海』」などが掲載され、硬い素材から流れや風景を感じさせる形を生み出しています。
当サイトでは美の壺「豊かな輝き 金工」記事でも、大角さんと鍛金・鋳金・彫金の違いを紹介しています。今回の対談を技法面から理解したい場合にあわせて読むと分かりやすいです。
須田賢司とは|三代続く木工芸家、指物の技を継承
日本工芸会の公式プロフィールでは、須田賢司さんは1954年生まれ。祖父・須田桑月さんから続く木工芸家の家に生まれ、東京都立工芸高等学校卒業後、父・須田桑翠さんに師事し、外祖父・山口春哉さんから漆芸も学びました。2014年に重要無形文化財「木工芸」保持者に認定されています。
文化庁の工芸技術記録映画では、須田さんの木工芸について、木取り、加飾、矧合せ、組手加工、組立などの指物技術で小箪笥を制作する工程が紹介されています。木の材質、木目、伸縮を読みながら高い精度で組み上げる仕事です。
鍛金と木工芸は何が違う?「叩く」と「組む」の素材対話
鍛金は、金属板を槌で打って延ばし、絞りや鎚起などを用いて立体へ成形する金工技法です。素材は硬い一方、打つ位置や力、焼きなましなどを重ねることで少しずつ形を変えられます。表面に残る鎚目そのものも鑑賞要素になります。
一方の木工芸には指物、刳物、挽物、曲物など多様な方法があります。須田さんが得意とする指物は、木材を精密に加工し、組手などで接合して箱や棚、卓などを作る技術です。金属を“動かして形にする”鍛金と、木を“読みながら組み上げる”木工芸。方法は違っても、素材の性質に逆らわず最大限に生かす点で共通します。
第3話の見どころ|異素材だからこそ見える「ものづくりの共通点」
番組説明は、金属と木という異なる素材を用い、長年技を磨いた2人だからこそ見えてくる工芸の奥深さを語るとしています。技法解説だけでなく、制作を続ける上での判断、作品にどこまで自分を出すか、伝統を守りながら新しい表現をどう作るかといった話が期待されます。
シリーズ自体が“人間国宝同士の対話”を軸にしているため、先生が技を一方向に教える番組ではありません。同じ到達点に立つ作家が、別素材の仕事をどう見るのかという相互観察が見どころです。
人間国宝とは?技だけでなく伝承も重要
一般に「人間国宝」と呼ばれるのは、重要無形文化財の各個認定保持者です。工芸技術では、卓越したわざを保持しているだけでなく、その技術を保存・伝承していくことも重要な役割になります。
日本工芸会は人間国宝による伝承者養成技術研修会や研修セミナーを実施しており、大角さんは2025年の鍛金研修セミナー講師、須田さんは2022年の木工芸伝承者養成技術研修会講師としても記録されています。作品を作る個人としてだけでなく、次代へ技を渡す存在として見ると番組のテーマがより立体的になります。
よくある質問
『人間国宝×人間国宝』第3話は何時から?
BS朝日・BS朝日4Kで2026年9月16日(水)23:30~24:00です。
大角幸枝さんは何の人間国宝?
重要無形文化財「鍛金」の保持者です。日本工芸会の公式情報では2015年に認定されています。
須田賢司さんは何の人間国宝?
重要無形文化財「木工芸」の保持者です。2014年に認定されています。
鍛金と木工芸の違いは?
鍛金は金属を打ち延ばし成形する技法を中心とする金工、木工芸は木を素材に指物・刳物・挽物などの技法で形を作る工芸です。
まとめ|金属と木、異なる素材から工芸の共通点を見つける第3話
『人間国宝×人間国宝』第3話は9月16日23:30からBS朝日で放送。鍛金の大角幸枝さんと木工芸の須田賢司さんが、長年の制作経験をもとに工芸の奥深さとものづくりの魅力を語ります。
大角さんは2015年に重要無形文化財「鍛金」、須田さんは2014年に「木工芸」の保持者に認定されています。金属を叩いて形を導く仕事と、木を読み精密に組む仕事の違いを意識して見ると、対談で語られる“素材との向き合い方”の共通点がより見えやすくなります。

