芸能きわみ堂「歌舞伎の襲名」再放送|市川團十郎3代・松本幸四郎家・中村梅玉を解説|8/14 21:00

2026年8月14日(金)午後9時からNHK Eテレで放送される「芸能きわみ堂 選 放送100年 歌舞伎の襲名」は、歌舞伎俳優が代々受け継いできた「襲名」をNHKの貴重な映像で振り返る特集です。2025年12月12日に放送された回のセレクションで、市川團十郎、松本幸四郎家、中村梅玉という名跡の継承を通して、歌舞伎で名前を受け継ぐ意味を掘り下げます。

「市川團十郎は現在何代目?」「松本幸四郎家の三代同時襲名とは?」「中村梅玉はいつ襲名した?」「そもそも歌舞伎の襲名とは何?」と気になった人に向けて、番組のポイントと歴史的背景を整理します。ゲストは講談師の神田伯山さん。伝統芸能を語る言葉にも注目です。

同じ「芸能きわみ堂」では2026年7月にも三代目尾上辰之助の襲名を取り上げており、名跡を受け継ぐことは今も続く歌舞伎界の大きなテーマです。過去の映像と現在の襲名を重ねて見ると、名前が単なる芸名ではなく、芸・家・観客の記憶まで背負うものだと見えてきます。

芸能きわみ堂「放送100年 歌舞伎の襲名」の放送日時・出演者

番組名芸能きわみ堂 選 放送100年 歌舞伎の襲名
放送局NHK Eテレ
放送日時2026年8月14日(金)午後9時~午後9時30分
初回放送2025年12月12日
司会高橋英樹、大久保佳代子
ゲスト神田伯山
主なテーマ市川團十郎三代、松本幸四郎家の三代同時襲名、中村梅玉の襲名

前週の「芸能きわみ堂」では市川團子さんのスーパー歌舞伎「もののけ姫」を特集しました。若い世代が新作に挑む姿と、今回の「襲名」で受け継がれる名跡を続けて見ると、歌舞伎の「革新」と「継承」の両方が分かりやすくなります。市川團子×「もののけ姫」回の内容はこちらでまとめています。

歌舞伎の「襲名」とは?名前を継ぐだけではない

歌舞伎の襲名は、俳優が歴史ある名跡を受け継ぎ、新しい名前で舞台に立つ節目です。襲名披露では口上や家にゆかりの深い演目が上演され、観客や関係者に新しい名を披露します。

重要なのは、名前と同時に先代が築いた芸のイメージや期待も受け継ぐことです。同じ名を名乗れば、観客は自然に先代・先々代と比べます。だからこそ襲名は祝祭である一方、本人にとっては大きな責任と覚悟を伴う出来事になります。

  • 名跡:代々受け継がれる俳優名
  • 襲名披露:新しい名を観客に披露する興行
  • 口上:襲名を寿ぐ舞台上のあいさつ
  • 家の芸:名跡や家に結びついた演目・演技の蓄積

市川團十郎は三代で何が違う?十一代目・十二代目・十三代目

番組では、NHKに残る映像を通して十一代目、十二代目、十三代目の市川團十郎へ続く流れをたどります。成田屋の「團十郎」は、歌舞伎十八番や荒事と深く結びつく大名跡です。

十一代目市川團十郎

戦後に「海老さま」と呼ばれて人気を集めた十一代目は、華やかな存在感で歌舞伎人気を支えた名優として知られます。現在の十三代目から見ると祖父にあたります。

十二代目市川團十郎

十一代目の長男で、1985年に十二代目市川團十郎を襲名。襲名披露は国内だけでなく海外でも行われ、團十郎の名を大きく広めました。現在の十三代目の父です。

十三代目市川團十郎白猿

市川海老蔵として長く活躍したのち、2022年11月に十三代目市川團十郎白猿を襲名しました。十一代目から十二代目、十三代目へと同じ名跡が家族の記憶と芸をつないでいくため、三代の映像を続けて見られること自体が今回の大きな見どころです。

松本幸四郎家はなぜ「二度の三代同時襲名」が特別なのか

高麗屋では、親・子・孫の三世代が同時に新しい名を受け継ぐ三代同時襲名が二度行われています。松竹の公式情報によると、1981年の三代同時襲名から37年後の2018年に、再び三世代そろっての襲名が実現しました。

  • 1981年:初代松本白鸚、九代目松本幸四郎、七代目市川染五郎の三代同時襲名
  • 2018年:二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎の三代同時襲名

同じ家で二度にわたり三世代同時襲名が実現したことは、長い歌舞伎史の中でも大きな出来事です。番組では当時の映像を通して、家族の中で名前が受け渡される瞬間と、その時代ごとの空気を見比べられます。

四代目中村梅玉の襲名はいつ?

四代目中村梅玉さんは、八代目中村福助を経て1992年4月に歌舞伎座で四代目中村梅玉を襲名しました。松竹「歌舞伎美人」の俳優紹介では、「金閣寺」の此下東吉や「伊勢音頭恋寝刃」の福岡貢を勤めた襲名として記録されています。

團十郎や幸四郎のように家全体の大きな物語として語られる襲名だけでなく、一人の俳優が芸歴を重ねて名跡へ到達する過程を知ることで、襲名の意味をより立体的に理解できます。

神田伯山が語る「襲名」の見どころ

ゲストの神田伯山さんは講談師として伝統芸能の世界に身を置き、自身も「六代目神田伯山」という名跡を襲名しています。そのため、歌舞伎俳優の襲名を外側から見るだけでなく、名を継ぐ側の重圧や祝祭感にも近い立場から語れる人物です。

番組では、襲名が観客にとって華やかなイベントである一方、本人には「新しい名前で先代を超えていく」覚悟が求められる点にも注目したいところです。歌舞伎を詳しく知らない人でも、家業や伝統を受け継ぐ物語として見ると入りやすくなります。

ウェブの声|先代と比べられる重圧に注目

この特集の初回放送後には、襲名した俳優が先代・先々代と常に比較されることや、観客の記憶を背負いながら新しい芸を見せていく難しさに注目する反応が見られました。単に「名前が変わる日」ではなく、過去の名優たちとの対話が始まる日として受け止めると、アーカイブ映像の意味がより深くなります。

よくある質問

「芸能きわみ堂 放送100年 歌舞伎の襲名」はいつ放送されますか?

2026年8月14日(金)午後9時から午後9時30分まで、NHK Eテレで放送されます。2025年12月12日放送回のセレクションです。

現在の市川團十郎は何代目ですか?

現在は十三代目市川團十郎白猿です。市川海老蔵から2022年11月に襲名しました。

松本幸四郎家の三代同時襲名はいつ行われましたか?

1981年と2018年の二度、親・子・孫の三世代による同時襲名が行われました。

中村梅玉はいつ四代目を襲名しましたか?

1992年4月、歌舞伎座で四代目中村梅玉を襲名しました。

神田伯山も襲名した名前ですか?

はい。現在の神田伯山は六代目で、講談の名跡を受け継いでいます。

まとめ

8月14日の「芸能きわみ堂」は、市川團十郎三代、松本幸四郎家の二度の三代同時襲名、四代目中村梅玉の襲名を、NHKの映像で振り返る回です。名跡を受け継ぐことが、単なる改名ではなく、先代の芸と観客の記憶を受け継ぐ行為だと分かります。

前週の市川團子特集とあわせて見ると、歌舞伎が「昔の形を守る芸能」だけではなく、名前と芸を受け継ぎながら次の世代が新しい表現へ挑戦していく世界であることが伝わってきます。

参考情報

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