BSスペシャル『ブレグジター』9月10日|Brexitを選んだ人々は10年後どう思う?|9/10 23:25
2026年9月10日(木)23:25からNHK BSで『BSスペシャル ブレグジター イギリス・EU離脱を選んだ人々の10年』が放送されます。NHK公式ページは今回の取得環境ではrobots制限で本文を直接開けなかったため、Official Program Data Mark付きの公式SI番組情報を実際に確認し、放送内容・語りを照合しました。
番組が追うのは、2016年の国民投票でEU離脱を選んだ人々=「ブレグジター」です。10年前に「離脱」に投票した人たちは、Brexit後の英国を今どう評価しているのか。単なる制度解説ではなく、離脱を選んだ側の感情と、その10年後を追うドキュメンタリーです。
『ブレグジター』9月10日の放送情報
| 番組 | BSスペシャル ブレグジター イギリス・EU離脱を選んだ人々の10年 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年9月10日(木)23:25~24:25 |
| 放送局 | NHK BS |
| 語り | 井上二郎 |
| テーマ | Brexit国民投票から10年、離脱を選んだ人々と英国社会の分断 |
公式SIでは、離脱支持者の多くに「産業が衰退した地域に暮らす45歳以上の白人労働者層」「社会や政治への疎外感」という背景があったと説明し、SNSを多用した離脱キャンペーンの広報責任者にも取材するとしています。
ブレグジターとは?Brexitを選んだ人々
「Brexit」はBritainとexitを組み合わせた言葉で、英国のEU離脱を指します。2016年6月23日の国民投票では、離脱が約52%、残留が約48%で勝利しました。結果は僅差でしたが、英国政治の方向を大きく変えました。
番組タイトルの「ブレグジター」は、その離脱を支持した人々を指します。重要なのは、彼らを単純に「EUが嫌いだった人」と括らないことです。地域産業の衰退、賃金、移民、公共サービス、政治から置き去りにされた感覚など、複数の不満が離脱支持へ重なりました。
なぜ離脱票が伸びた?番組が見る“疎外感”とSNS
番組の事前情報では、離脱キャンペーンの広報責任者が「疎外された人々の感情に訴えるPRが投票行動を左右した」と語るとされています。ここはBrexitを理解するうえで大きなポイントです。
国民投票はEU法や貿易制度だけをめぐる専門的な議論ではありませんでした。「自分たちの声が政治に届いていない」「このままでは地域が良くならない」という感情が、主権回復や移民抑制のメッセージと結びつきました。SNSは短い言葉で不満や期待を拡散し、従来の政党政治とは違う動員を生みました。
10年後の世論|『離脱は間違いだった』が多数に
国民投票から10年となった2026年6月、YouGovの調査では英国全体でBrexitを「間違いだった」と見る回答が大きく増えています。Centre for European Reformが紹介した最新値では、離脱は正しかった29%に対し、間違いだった58%でした。
地域別でもYouGovは、イングランド56%、ウェールズ61%、スコットランド75%が「離脱は間違いだった」と回答したと報告しています。特にスコットランドではもともと残留支持が強く、10年後の評価でも差が大きく出ています。
それでも『すぐEU再加盟』で一枚岩ではない
Brexitへの後悔が増えたからといって、「全員が同じ条件でEUに戻りたい」という意味ではありません。King’s College London、Ipsos、UK in a Changing Europeの共同研究は、EUとの関係をより近づけたい意見が強まる一方、再加盟に伴う自由移動や制度上の条件を提示すると態度が慎重になることを示しています。
YouGovでも、EUへ再加盟せずに関係を緊密化する案には2026年6月時点で59%が賛成しています。つまり今の英国では「Brexitを成功だとは思わない」「EUとは近づきたい」「でも2016年以前と同じ形に単純に戻る話でもない」という複雑な世論が共存しています。
番組を見るポイント|『騙されたのか』だけで終わらせない
10年後の離脱支持者を追う番組で陥りやすい見方は、「当時の選択を後悔しているか、していないか」だけで人々を二分することです。しかし、離脱後に生活が改善しなかったと感じる人でも、EUへ戻ることには反対する場合があります。逆に離脱支持を維持しながら、政治への不満をさらに強めている人もいます。
番組の価値は、2016年の投票行動を「正解・不正解」で裁くより、その選択を生んだ地域格差や疎外感が10年でどう変わったかを聞ける点です。Brexitは制度上は実行されましたが、分断を生んだ原因そのものが解消されたかは別問題です。
2026年の英国政治でもBrexitの余波は続く
Brexitは過去の一度きりの国民投票ではなく、現在の貿易、移民、EUとの協定、国内政党の競争に今も影響しています。2026年にはEUとの関係を再調整する議論が続く一方、離脱の理念を十分に生かしていないという批判もあります。
そのため番組で取材される「ブレグジターの10年」は、個人の後悔を聞くだけでなく、英国がこの先どこへ向かうのかを考える材料になります。社会・政治テーマの記事は社会・ニュースの記事一覧からも確認できます。
よくある質問
『ブレグジター』は何時から?
2026年9月10日(木)23:25~24:25、NHK BSで放送予定です。
ブレグジターとは何ですか?
2016年の国民投票でEU離脱(Brexit)を支持した人々を指す言い方です。番組はその人々を10年後に取材します。
2016年の国民投票はどんな結果でしたか?
離脱支持が約52%、残留支持が約48%で、僅差で離脱が選ばれました。番組では約3ポイント差として紹介されています。
10年後、英国人はBrexitをどう見ていますか?
2026年6月のYouGov調査では、Brexitは誤りだったと答える人が多数となり、EUとのより緊密な関係を望む意見も強まっています。ただし再加盟の条件や移民・主権を巡る意見は一枚岩ではありません。
まとめ
『BSスペシャル ブレグジター』は、2016年にEU離脱を選んだ人々を10年後に訪ね、当時の疎外感、SNSを使った離脱キャンペーン、Brexit後の現実、現在の分断を見つめる番組です。2026年の世論ではBrexitを否定的に評価する人が多数ですが、EU再加盟や移民・主権をめぐる意見は単純ではありません。
「離脱を選んだ人は今どう思っているのか」という問いへの答えは一つではなく、その複雑さこそ今回の見どころです。公式SI番組情報では、語りは井上二郎アナウンサーと案内されています。

