ツクランカー「おと(1)」ドアチャイムの仕組みは?音の正体・STEAM教育を解説|8/10 16:05

2026年8月10日(月)のNHK Eテレ『ツクランカー』は、「おと(1)」。1年生の教室の扉につける「ドアチャイム」を作るため、聞いた人がわくわくする音を探します。

音は目に見えませんが、太鼓や木琴をよく観察すると、音が生まれる瞬間には物が震えています。今回の放送は、音の正体を知る理科的な視点と、相手に喜んでもらえる音を考えるデザインの視点を組み合わせた内容です。

この記事では、ドアチャイム作りの見どころ、音と振動の関係、「わくわくする音」の考え方、家庭でできる安全な音比べ、STEAM教育の意味、放送日時・出演者・見逃し配信の探し方をまとめます。

この記事の結論
・「おと(1)」では、1年生の教室に合うドアチャイム作りに挑戦する
・太鼓や木琴を観察し、音が物の振動から生まれることを確かめる
・大きい音だけでなく、音色、リズム、余韻、聞く人の気持ちまで考えるのがポイント
・科学・工作・デザインを横断するため、STEAM教育の流れが分かりやすい
・放送は2026年8月10日(月)午後4時05分~4時15分、NHK Eテレの予定

ツクランカー「おと(1)」の放送内容

今回の課題は、1年生の教室の扉につけるドアチャイムを作ることです。扉が開いたときに音が鳴り、教室にいる子どもたちが「誰か来た」と気づけるだけでなく、聞いて楽しくなる音を目指します。

番組では、太鼓や木琴から音が出る様子を観察します。たたいた直後の膜や板に注目すると、小さく揺れていることが分かります。目に見えにくい音を、物の動きから理解していくのが最初のポイントです。

  • どの部分が震えて音を出しているか
  • 強くたたいたときと弱くたたいたときで何が変わるか
  • 材料や形が違うと、音色がどう変わるか
  • 音が鳴ったあと、どのくらい余韻が続くか
  • 1年生が聞いたときに楽しいと感じるか

また、「こんなところにSTEAM」のコーナーでは、振動を利用して材料を切る超音波カッターが紹介されます。音や振動の仕組みが、工作だけでなく実際の道具にも応用されていることが分かる構成です。

ドアチャイム作りで解決する問題は何?

ドアチャイムは、ただ音を鳴らせば完成ではありません。使う場所と聞く相手に合っているかを考える必要があります。今回なら、利用者は1年生で、設置場所は教室の扉です。

必要な条件を整理する

  • 扉が開くと自然に鳴る:毎回手で鳴らさなくてもよい仕組み
  • 教室で聞こえる:小さすぎず、授業の邪魔になるほど大きすぎない
  • 安全に使える:角が鋭くない、重い部品が落ちない
  • 何度も鳴らせる:壊れにくく、引っかかりにくい
  • 楽しい気持ちになる:怖い音や不快な音にならない

このように「誰の、どんな困りごとを解決するのか」を先に考え、作って試し、直すことが問題解決型のものづくりです。最初の案がうまく鳴らなくても、失敗ではなく改善のための情報になります。

音の正体は振動|太鼓と木琴の違い

音は、物が震え、その震えが空気を伝わって耳に届くことで聞こえます。太鼓では張られた膜が震え、木琴ではたたいた板が震えます。

音の大きさは何で変わる?

強くたたくと振れ幅が大きくなり、一般に大きな音になります。弱くたたくと振れ幅が小さくなり、音も小さくなります。ただし、教室用のチャイムでは大きければよいわけではなく、必要な範囲で聞こえる音量が大切です。

音の高さは何で変わる?

短くて小さい板や、強く張った膜は速く振動しやすく、高い音になりやすい傾向があります。長くて大きい板や、ゆるく張った膜はゆっくり振動し、低い音になりやすくなります。

同じ高さでも音色が違う理由

木、金属、プラスチックなど、材料が違うと震え方が変わります。形、厚さ、固定の仕方、たたく物によっても響きが変わるため、同じくらいの高さでも「澄んだ音」「やわらかい音」「にぎやかな音」といった違いが生まれます。

「わくわくする音」はどう決める?

「わくわくする音」には一つの正解がありません。高い音が楽しいと感じる人もいれば、木のやさしい響きが好きな人もいます。だからこそ、作る人の感覚だけで決めず、実際に聞く1年生の反応を確かめることが重要です。

音を評価する5つのポイント

見るポイント考え方
音量教室の中で気づけるが、びっくりしすぎないか
音の高さ明るく感じるか、落ち着いて感じるか
音色金属的、木のようにやわらかい、軽いなどの印象
リズム一度だけ鳴るか、複数の音が続くか
余韻すぐ消えるか、少し響きが残るか

例えば、金属片を一つだけ鳴らす案と、長さの違う部品を二つ使う案では印象が変わります。試作品を聞いてもらい、「楽しい」「少し大きい」「もっと短い音がいい」などの感想を集めると、改善点が見えてきます。

ツクランカーがSTEAM教育になる理由

STEAM教育は、科学、技術、工学、芸術・文化など、数学を含む複数の学びを組み合わせ、実社会の問題発見や解決につなげる考え方です。文部科学省も、小学校段階からものづくり体験や教科横断的な学習を充実させることの重要性を示しています。

分野「おと(1)」での学び
Science(科学)音と振動の関係を観察する
Technology(技術)材料や道具の特徴を生かす
Engineering(工学)扉の動きで鳴る仕組みを設計する
Arts(芸術・文化・生活)聞く人が楽しくなる音色や見た目を考える
Mathematics(数学)長さ、個数、間隔を比べて調整する

2025年に公開された日本科学教育学会の報告でも、『ツクランカー』は、知識と技能をものづくりの試行錯誤へ結びつける番組として分析されています。見るだけで終わらず、「自分ならどう作るか」を考えると、番組の狙いがより分かりやすくなります。

プログラミングを含む小学校の学びについて知りたい方は、当サイトの小学校プログラミング教育の目的と現状も参考になります。

超音波カッターとは?子どもが使っても大丈夫?

超音波カッターは、刃を非常に細かく振動させ、樹脂などの材料を切りやすくする道具です。番組では、音や振動の技術が身近な加工道具に使われている例として紹介されます。

ただし、刃物であり、機種によっては刃や材料が熱を持つこともあります。家庭で番組をまねるための道具ではありません。子どもだけで扱わず、学校や専門施設で指導者の管理のもと使用するものと考えてください。

家庭でできる安全な「音の自由研究」

番組を見たあと、危険な工具を使わなくても音の違いを調べられます。身近な物を軽くたたき、材料や長さ、固定方法による変化を比べてみましょう。

用意する物

  • 紙コップ、プラスチック容器、空き箱など割れにくい物
  • 割り箸や鉛筆など、軽くたたく物
  • 輪ゴム
  • 記録用紙と鉛筆
  • スマートフォンの録音機能(使える場合のみ)

調べ方

  1. 同じ強さを意識して、それぞれの物を軽くたたく
  2. 音の高さ、音量、音色、余韻を記録する
  3. 置いた状態と、手で持った状態を比べる
  4. 輪ゴムの長さや張り方を変えて音を比べる
  5. 「教室のチャイムに向く音」を理由とともに選ぶ

ガラス、陶器、刃物、重い金属は使わず、大きな音を耳の近くで鳴らさないようにしてください。集合住宅では、時間帯と音量にも注意しましょう。

夏休みのテーマ選びで迷っている場合は、1日でできる小学生向け自由研究テーマ20選もあわせて確認できます。

放送日・出演者・見逃し配信

番組名ツクランカー「おと(1)」
放送局NHK Eテレ1・東京
放送予定2026年8月10日(月)午後4時05分~4時15分
テーマ音/1年生の教室につけるドアチャイム作り
出演川上凛子
田中卓志、北香那

放送時刻は地域や特別編成によって変わる場合があります。録画する場合は、当日のNHK番組表で確認してください。

インターネットでは、NHK ONEやNHK for Schoolで「ツクランカー」「おと ①」と検索すると探しやすくなります。見逃し配信は番組ごとに対象や視聴期限が異なるため、表示された配信期間を確認してください。NHK for Schoolで公開されている場合は、放送日を過ぎても学校や家庭学習で視聴できることがあります。

よくある質問

ツクランカー「おと(1)」はいつ放送?

2026年8月10日(月)午後4時05分から4時15分まで、NHK Eテレ1・東京で放送予定です。

今回作るものは何?

1年生の教室の扉につけるドアチャイムです。扉が開いたときに鳴り、聞いた子どもがわくわくする音を目指します。

音はなぜ聞こえる?

物が震えると周りの空気へ振動が伝わり、その振動が耳に届くことで音として感じます。番組では太鼓や木琴を観察し、振動と音の関係を確かめます。

STEAM教育とは?

科学、技術、工学、芸術・文化・生活など、数学を含む複数の分野を結びつけ、現実の問題を発見・解決する学びです。「おと(1)」では、音の科学とドアチャイムの設計、聞く人の気持ちを考えるデザインが組み合わされています。

超音波カッターを家庭で試してもいい?

刃物を高速で振動させる工具なので、子どもだけで使用してはいけません。番組では技術の応用例として観察し、家庭の実験は紙コップや輪ゴムなど安全な材料で行いましょう。

まとめ

『ツクランカー おと(1)』は、目に見えない音を振動から理解し、その知識を1年生向けのドアチャイム作りへ生かす回です。

  • 太鼓や木琴の震えを観察する
  • 材料、長さ、固定方法で音が変わることを比べる
  • 聞く人に合う音量・音色・リズムを考える
  • 試作品を鳴らし、感想をもとに直す
  • 音と振動の技術が超音波カッターにも使われることを知る

放送を見るときは、完成品だけでなく「何を観察し、どの案を試し、なぜ直したのか」に注目すると、STEAM教育の問題解決プロセスが見えやすくなります。

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