英雄たちの選択「国宝誕生」フェノロサは何をした?廃仏毀釈・秘仏から国宝制度へ【9月6日】|9/6 13:50
2026年9月6日(日)13時50分からNHK総合の関西地域で放送される「英雄たちの選択 国宝誕生 ~アーネスト・フェノロサの挑戦~」。明治初期、廃仏毀釈で仏像や仏画が壊されていくなか、アメリカから来日したフェノロサが日本美術を守る側へ回った過程をたどる回です。
検索で気になりやすいのは「フェノロサは何をした人?」「なぜ外国人が国宝制度の誕生に関わった?」「秘仏の扉を開いたことにどんな意味があった?」という点でしょう。結論から言えば、番組が描く核心は、文化財の価値を“見つけ直すこと”が、保存の仕組みを生む出発点になったという流れです。
英雄たちの選択「国宝誕生」9月6日の放送情報
| 番組名 | 英雄たちの選択 国宝誕生 ~アーネスト・フェノロサの挑戦~ |
| 放送日時 | 2026年9月6日(日)13:50~14:49 |
| 放送局 | NHK総合(関西地域) |
| 司会 | 磯田道史、浅田春奈 |
| 出演 | 井上瞳(美術史家・愛知学院大学教授)、永井紗耶子(小説家) |
| 語り | 松重豊 |
| NHKオンデマンド記載の元放送 | 2026年7月27日 |
NHKオンデマンドの公式本文では、フェノロサが明治時代にお雇い外国人として来日し、日本美術に心酔した一方、廃仏毀釈によって貴重な仏像や仏画が破壊される状況を目撃したことが紹介されています。9月6日の放送時間と出演者は、NHKの公式番組データを利用する番組情報でも照合できます。
フェノロサは何をした人?「国宝誕生」までの流れ
アーネスト・フェノロサは、もともと日本美術保存の専門家として来日した人物ではありません。ところが、日本で美術作品を実際に見てその価値に強くひかれ、近代化の陰で古い寺院や仏像・仏画が失われていく現実に直面します。
番組紹介で象徴的なのが「何百年もタブーとされてきた秘仏の扉を開いた」という行動です。秘仏は信仰上の理由から公開されないことがありますが、文化財として何が残っているのかを把握しなければ、保存の必要性も社会に示せません。フェノロサの行動は、信仰への敬意と保存のための調査をどう両立するかという難しい問題も含んでいました。
重要なのは、フェノロサ一人が現在の国宝制度を作ったと単純化しないことです。番組は、彼の型破りな行動と日本美術への愛が日本人自身に文化財の価値を気づかせ、その再評価の流れが制度へ結実したと説明しています。
なぜ廃仏毀釈で仏像や仏画が危機に?番組の背景を整理
明治維新後、神仏分離の政策と社会の急激な変化を背景に、各地で仏教施設や仏像が破壊・売却される廃仏毀釈が起こりました。近代国家をつくる動きのなかで、古いものすべてが等しく守られたわけではありません。
この回を「外国人が日本美術を褒めた話」とだけ見ると、国宝誕生の意味を見落とします。何が価値ある文化財なのかを調べ、記録し、残すという考え方が社会に共有されていくことが重要です。現在の文化財保護につながる発想を、明治の価値観の転換として見ると理解しやすくなります。
秘仏の扉を開くことはなぜ“挑戦”だった?見どころを考察
番組タイトルの「挑戦」は、単に珍しい仏像を見るための冒険ではありません。数百年守られてきた信仰上の慣習に踏み込みながら、失われる前に作品の価値を確かめる必要があるという、保存と伝統の緊張関係に向き合った点にあります。
放送では、美術史家の井上瞳さんと小説家の永井紗耶子さんが出演します。美術史の視点だけでなく、人が「自分たちの文化の価値」に気づく瞬間をどう捉えるかにも注目すると、制度史を超えて見やすくなります。
同じ『英雄たちの選択』で近代化の挑戦を扱った記事として、早川徳次が日本初の地下鉄を実現した回もあります。文化を守る挑戦と都市をつくる挑戦という違いはありますが、どちらも「当たり前になる前の選択」を追う回です。
参考情報:NHKオンデマンド「国宝誕生 ~アーネスト・フェノロサの挑戦~」。9月6日の関西地域での再放送はNHK公式SI番組情報で確認しています。
よくある質問
「英雄たちの選択 国宝誕生」はいつ放送?
NHK総合の関西地域で2026年9月6日(日)13:50~14:49に放送予定です。NHKオンデマンドでは元放送が2026年7月27日と案内されています。
フェノロサはなぜ日本美術を守ろうとした?
明治初期の廃仏毀釈で仏像や仏画が破壊される現場を目にし、日本美術の価値が失われる危機感を強めたことが番組の出発点です。
フェノロサが開いた「秘仏」と国宝制度はどうつながる?
番組は、秘仏を含む文化財を実見して価値を見いだし、その価値を日本人に再認識させる活動が、文化財を国家的に守る制度へつながった流れを描きます。
まとめ|国宝誕生の鍵は「日本美術の価値を見つけ直したこと」
9月6日の「英雄たちの選択」は、フェノロサが廃仏毀釈の危機を前に日本美術を守ろうとし、秘仏を含む文化財の価値を社会に再認識させていった過程を描きます。国宝制度の誕生を理解するうえでは、制度の名前だけでなく、まず「何を残すべきか」を見いだす活動が必要だった点が核心です。
放送中は、フェノロサがどの場面で日本美術の危機を実感したのか、秘仏の開扉がどのような判断だったのか、日本人側の意識がどう変化したのかを追うと、タイトルの「国宝誕生」が一本の流れとしてつながります。

