タモリステーション「日本人と石油」製油所はどこ?ナフサ・ホルムズ海峡・あと何年を解説|8/8 20:54
2026年8月8日(土)20時54分からテレビ朝日系で放送される「タモリステーション 日本人と石油 最前線」では、毎日の暮らしを支えながら、意外と説明しにくい「石油」の正体を徹底取材します。
番組の大きな見どころは、タモリさんが国内最大級の製油所を訪れ、海外から届いた原油がガソリン、灯油、軽油、ジェット燃料、ナフサなどへ姿を変える工程をたどることです。
検索する人が特に気になるのは、「石油と原油は何が違う?」「取材した製油所はどこ?」「ナフサは何に使う?」「ホルムズ海峡が止まると日本はどうなる?」「石油はあと何年もつ?」という点でしょう。
先にまとめると、石油は自動車を動かす燃料だけではありません。スマートフォン、衣類、食品包装、洗剤、塗料、医療用品まで、現代生活の材料と物流を幅広く支えています。2026年は中東情勢によって日本の弱点が現実の問題となったため、今回の放送は「石油の基礎」と「エネルギー安全保障」を同時に理解できる内容です。
タモリステーション「日本人と石油」の放送時間・出演者
| 番組名 | タモリステーション 日本人と石油 最前線 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年8月8日(土) |
| 放送時間 | 20:54~22:24 |
| 放送局 | テレビ朝日系列 |
| MC | タモリ |
| ゲスト | 木村佳乃、松方正彦(早稲田大学先進理工学部教授・石油学会会長) |
| アシスタント | 渡辺瑠海(テレビ朝日アナウンサー) |
| 主な内容 | 石油の正体、製油所の精製工程、ナフサと日用品、ホルムズ海峡、日本の輸入依存、石油はあと何年もつのか |
番組では、原油を運ぶタンカー、製油所の巨大設備、製品が消費地へ届く物流までを取材します。ゲストの松方正彦教授は、石油精製や触媒、化学プロセスの専門家で、複雑な工程を生活とのつながりから解説する役割が期待されます。
今回の注目ポイントを先に整理
- 石油の正体:原油は多種類の炭化水素が混ざった液体で、そのままガソリンとして使うものではない
- 製油所の役割:沸点の差で分け、脱硫・分解・改質を行い、用途に合う製品を作る
- ナフサ:プラスチック、合成繊維、合成ゴム、洗剤、塗料などの出発点
- 日本の弱点:原油のほぼ全量を輸入し、中東依存度も非常に高い
- 2026年の最新状況:代替調達と備蓄で必要量は確保しているが、航路と供給網のリスクは消えていない
- あと何年問題:可採年数は変動する指標で、石油がなくなる日を示すカウントダウンではない
「石油問題」というとガソリン価格を思い浮かべがちですが、今回の重要語はナフサです。燃料として燃やす石油と、製品の材料として使う石油を分けて考えると、ニュースの影響範囲が見えやすくなります。
そもそも石油とは何?原油・ガソリンとの違い
原油は、地下から採取された未精製の液体です。主成分は炭素と水素からなる多種類の炭化水素で、硫黄分なども含みます。産地によって軽さ、粘り、硫黄分、各成分の割合が異なるため、同じ「原油」でも性質は一様ではありません。
石油は、原油そのものや、原油を精製して作るガソリン、灯油、軽油、重油、ナフサ、潤滑油、アスファルトなどを含む広い言葉として使われます。
ガソリンは石油製品の一つです。地下からガソリンがそのまま出てくるわけではなく、原油を製油所で蒸留し、品質を整える工程を経て、自動車用燃料になります。
石油は恐竜からできたの?
「石油は恐竜の死骸からできた」と説明されることがありますが、主な起源と考えられているのは、海や湖にいたプランクトンや藻類などの有機物です。堆積物の下に埋まり、長い時間をかけて熱と圧力を受け、石油や天然ガスへ変化したと考えられています。
原油は製油所で何になる?蒸留・脱硫・分解・改質の流れ
製油所は、原油を受け入れて各種の石油製品を作り、貯蔵・出荷する工場です。最初の中心工程が常圧蒸留で、原油を加熱し、成分ごとの沸点の違いを利用して分けます。
| 主な留分・製品 | 主な用途 | 暮らしとの関係 |
|---|---|---|
| LPG・石油ガス | 家庭・業務用燃料、化学原料 | 調理、給湯、工場 |
| ナフサ | 石油化学原料、ガソリン基材 | プラスチック、衣類、家電、自動車、包装 |
| ガソリン | 自動車燃料 | 乗用車、配送、移動 |
| 灯油・ジェット燃料 | 暖房、航空燃料 | ストーブ、飛行機 |
| 軽油 | ディーゼル燃料 | トラック、バス、建設機械 |
| 重油 | 船舶、工場、発電設備の燃料 | 海上輸送、産業活動 |
| アスファルト・潤滑油など | 道路舗装、機械の潤滑 | 道路、工場、自動車 |
蒸留だけでは、必要な量と品質をそろえられません。そこで硫黄分を減らす脱硫、重い成分を軽い成分へ変える分解、ガソリンなどの性能を高める改質を行います。
石油製品は「連産品」で、原油からガソリンだけ、灯油だけを自由に作れるわけではありません。原油の性質と製油所の設備構成を組み合わせ、国内で必要な製品のバランスに近づけます。このため、調達先を変えればすべて解決するとは限らず、代替原油を処理できるかという技術面も重要です。
ナフサとは?プラスチック・衣料品・食品との意外な関係
ナフサは、原油を蒸留して得られる軽い石油製品です。ナフサを高温で分解すると、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの基礎化学品が作られます。
| ナフサからつながるもの | 身近な製品例 |
|---|---|
| プラスチック | ペットボトル、食品トレー、ラップ、洗剤容器、スマートフォン部品 |
| 合成繊維 | ポリエステル衣料、スポーツウェア、カーペット |
| 合成ゴム | タイヤ、靴底、工業部品 |
| 塗料・溶剤 | 住宅、自動車、橋、印刷インキ |
| 医療・衛生用品 | 手袋、チューブ、容器、包装材 |
| 食品分野 | 食品そのものではなく、容器・フィルム・物流資材など |
「石油が食品に使われる」という表現は、石油を食品へ混ぜるという意味ではありません。食品を包むフィルム、保存容器、ペットボトル、工場や物流で使う部材などを通じて、食卓を間接的に支えているという意味です。
2026年5月は、中東から日本へのナフサ輸入量が前年同月比95.3%減となった一方、米国、アルジェリア、ペルー、スペインなどからの輸入が増え、世界全体からの輸入量は9.1%減に抑えられました。代替調達が機能した一方、価格や輸送距離、必要な種類の不足など、数量だけでは見えない問題もあります。
ホルムズ海峡と日本の石油|2026年8月の最新状況
日本は原油のほぼ全量を海外から輸入しています。政府統計では、石油は日本の一次エネルギー供給の約4割を占め、原油の輸入依存度は約99.7%です。さらに原油輸入の中東依存度は9割を超えます。
ホルムズ海峡は、ペルシャ湾と外洋を結ぶ狭い海上交通路です。サウジアラビア、UAE、クウェート、イラクなどから出る原油の多くが通過するため、日本にとっては「遠い海峡」ではなく、ガソリン、物流、化学製品、物価につながる重要地点です。
2026年春以降、中東情勢の悪化で航行が大きく制約され、日本は国家備蓄の放出と調達先の多角化を進めました。7月24日時点で政府は、8月分について前年の平均月間消費量の100%相当を代替調達で確保する見通しを示しています。調達先は米国だけでなく、アジア太平洋、中南米、中央アジア、アフリカなどへ広げられました。
8月1日時点の官民・産油国共同備蓄を合わせた石油備蓄は、国内消費の202日分と報じられています。すぐに国内の石油がゼロになる状況ではありません。
ただし、「必要量を確保できた」と「影響がなくなった」は同じではありません。長距離輸送によるコスト、タンカーの安全と保険、原油の性質、製油所が処理できる油種、ナフサや特定化学品の流通の目詰まりなど、供給網の途中にリスクが残ります。
ホルムズ海峡とペットボトル・飲料への影響は「ガイアの夜明け『サントリーの情報戦』とホルムズ封鎖」で詳しく整理しています。
石油はあと何年もつ?「約50年」の本当の意味
石油について検索すると、「あと50年でなくなる」という説明を見かけます。この数字のもとになるのが可採年数(R/P)です。
可採年数は、現在の技術と価格で採掘可能と考えられる確認埋蔵量を、その年の年間生産量で割った値です。資源エネルギー庁の資料では、2020年末の世界の確認埋蔵量を2020年の生産量で割った可採年数は53.5年でした。
しかし、これは「53年後の同じ日に石油が突然なくなる」という予言ではありません。
- 新しい油田が見つかると埋蔵量が増える
- 採掘技術が進むと、以前は取れなかった石油が採算に合う場合がある
- 原油価格が上がると、採掘可能と評価される範囲が変わる
- 省エネやEV化で消費量が減れば、計算上の年数は伸びる
- 需要が増えれば、計算上の年数は短くなる
そのため、可採年数は「現在の条件を固定した場合の目安」です。重要なのは枯渇日を当てることより、価格変動、地政学リスク、気候変動、供給網の安定性を考えながら、石油への依存をどのように下げるかです。
タモリが取材した国内最大級の製油所はどこ?
番組予告では、タモリさんが訪れた場所は「国内最大級の製油所」と案内されていますが、放送前の公式情報では施設名が明記されていません。
国内には、川崎、千葉、鹿島、根岸、堺、水島、麻里布、大分など、海上輸送と大消費地への供給に適した沿岸部に大規模な製油所があります。映像では、原油タンカーを受け入れる桟橋、巨大タンク、常圧蒸留装置、脱硫・分解設備、出荷設備が、施設を読み解く手がかりになります。
施設名を予想で断定するより、番組がどの工程を見せるかに注目するほうが、石油が届くまでの仕組みを正確に理解できます。
石油が不足・値上がりすると生活の何が変わる?
| 影響の入口 | 起こり得る変化 |
|---|---|
| ガソリン・軽油 | 自家用車だけでなく、宅配、バス、トラック、農業、建設のコストに影響 |
| 航空・船舶燃料 | 航空券、物流費、輸入品価格に波及する可能性 |
| ナフサ | 包装材、日用品、衣料、家電、自動車部品、医療用品の価格・供給に影響 |
| 重油・産業燃料 | 工場、発電、船舶のコストに影響 |
| アスファルト・潤滑油 | 道路工事、機械設備、整備費に影響 |
| 為替 | 原油は国際取引が中心のため、円安が輸入価格を押し上げやすい |
価格への影響は、原油価格だけで決まりません。為替、補助制度、税、在庫、輸送費、保険料、元売り・小売りの競争、製品ごとの需給が重なります。「原油が下がったのにガソリンがすぐ下がらない」「原油は確保できたのにナフサ由来製品が足りない」といったずれが起きるのは、このためです。
国内で今も石油・天然ガスを生産する企業や油田については「がっちりマンデーのINPEX特集|八橋油田・南長岡ガス田」も参考になります。
ウェブの声|放送前から関心が集まる疑問
ウェブ上の反応や検索傾向を見ると、政治や相場の話だけでなく、暮らしに引き寄せた疑問が目立ちます。
- 石油が燃料だけでなく、服、スマホ、医療用品にまで使われていることへの驚き
- 備蓄が200日分以上あれば本当に安心なのかという疑問
- ナフサとガソリンは同じものなのか、なぜ片方だけ不足するのかという関心
- 石油があと何年もつのか、可採年数は信用できるのかという疑問
- タモリさんが取材した巨大製油所の場所と設備への関心
- ホルムズ海峡の問題が、ガソリン価格や日用品の値上げにいつ波及するのかという不安
今回の放送は、こうした疑問を「石油ができるまで」「原油を分ける技術」「海上輸送」「身近な製品」という一本の流れで理解する機会になりそうです。
見逃し配信・再放送はある?
今回の「日本人と石油」について、放送前の番組公式情報では見逃し配信先や再放送日程は明記されていません。
- テレビ朝日「タモリステーション」公式サイト
- TVerの番組検索
- TELASAの番組検索
特番は回によって配信の有無や期間が異なり、ニュース映像や権利の都合で全編配信されない場合もあります。非公式な動画サイトではなく、上記の公式サービスで番組名を検索するのが安全です。
よくある質問
タモリステーション「日本人と石油」はいつ放送ですか?
2026年8月8日(土)20時54分から22時24分まで、テレビ朝日系で放送されます。
タモリが取材した製油所はどこですか?
放送前の公式予告では、国内最大級の製油所と案内されていますが、施設名は明記されていません。番組では原油の受け入れから精製・出荷までの工程が紹介されます。
石油と原油とガソリンの違いは何ですか?
原油は地下から採取した未精製の液体で、石油は原油や原油から作る製品を含む広い言葉です。ガソリンは原油を製油所で蒸留・改質して作る石油製品の一つです。
ナフサは何に使われていますか?
ナフサはエチレンやプロピレンなどの基礎化学品を作る原料で、プラスチック、合成繊維、合成ゴム、洗剤、塗料、食品包装、家電・自動車部品、医療用品などにつながります。
日本の石油はホルムズ海峡が止まるとすぐ不足しますか?
2026年8月分は代替調達で前年の平均月間消費量の100%相当を確保し、8月1日時点の備蓄は国内消費202日分と報じられています。ただし中東依存、輸送時間、原油の性質と製油所設備の相性などのリスクは残ります。
石油はあと何年でなくなりますか?
可採年数は埋蔵量を年間生産量で割った目安で、枯渇までの固定された残り時間ではありません。技術、価格、新規発見、需要によって変わるため、約50年という数字を単純な期限として受け取らないことが重要です。
タモリステーションの見逃し配信はありますか?
今回の回について、放送前の時点では見逃し配信先が明記されていません。テレビ朝日の番組公式ページ、TVer、TELASAの番組検索で配信対象か確認するのが確実です。
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- 2026年8月の値上げ食品は?原油・資材価格と家計への影響
参考にした公式・報道情報
- テレビ朝日「タモリステーション」公式サイト
- e-Stat・資源エネルギー庁「石油輸入調査」
- 資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた石油及び関連製品等に関する対応」
- Reuters:日本の8月原油供給は前年平均月間消費量の100%相当を確保
- Reuters:2026年8月1日時点の石油備蓄は国内消費202日分
- JETRO:2026年5月のナフサ輸入と代替調達
- 石油連盟「製油所の精製工程」
- 石油連盟「ナフサとは」
- 石油連盟「可採年数とは」
- JOGMEC「長年使い続けられている石油 その枯渇とは」
まとめ
2026年8月8日の「タモリステーション」は、石油を価格ニュースだけでなく、物質、産業、物流、生活、安全保障のつながりから理解する特集です。
- 原油は製油所で蒸留・脱硫・分解・改質され、複数の製品になる
- ナフサはプラスチック、衣料、ゴム、塗料、医療用品、食品包装の出発点
- 日本は原油のほぼ全量を輸入し、中東と海上交通路への依存が高い
- 2026年8月分の必要量と202日分の備蓄は確保されているが、供給網のリスクは残る
- 石油の可採年数は変動する目安で、枯渇日を示す数字ではない
- 取材した製油所名は予告段階では公表されていない
番組を見る際は、巨大設備の迫力だけでなく、「どの原油を、どの装置で、何に変え、どう運ぶのか」という流れに注目すると、ホルムズ海峡やナフサのニュースが自分の生活とつながって見えてきます。

