父は戦争を連れて帰った|日本兵の戦争トラウマは家族に何を残した?ザ・ドキュメント8/29|8/29 1:15

2026年8月29日(土)午前1時15分から関西テレビで放送される『ザ・ドキュメント 父は戦争を連れて帰った』は、戦地で負った心の傷が復員後の家庭に持ち込まれ、子や家族へどのような影響を残したのかを追うドキュメンタリーです。

今回の中心人物は、大阪で暮らす藤岡美千代さんと「PTSDの日本兵家族会」代表の黒井秋夫さん。戦争を直接経験していない世代にまで続く苦しみを通して、「戦争トラウマ」「復員兵のPTSD」「家族への連鎖」という、戦後81年の今も残る問題を見つめます。

ザ・ドキュメント「父は戦争を連れて帰った」の放送日時・基本情報

番組名ザ・ドキュメント 父は戦争を連れて帰った
放送局関西テレビ
放送日時2026年8月29日(土)1:15〜2:15 ※8月28日(金)深夜
語り豊田康雄(関西テレビアナウンサー)
主な取材対象藤岡美千代さん、黒井秋夫さん(PTSDの日本兵家族会代表)

父が戦争から持ち帰った「トラウマ」とは

関西テレビ公式では、戦地で深い心の傷を負った兵士の一部が、戦後に妻や子どもへ暴力や虐待という形で苦しみを向けたと説明しています。当時は家庭内の問題として扱われることが多く、戦争体験との関連が社会的に十分検討されてこなかったことが番組の出発点です。

現在ならPTSDやトラウマという言葉で理解される症状も、戦中・戦後の日本では本人や家族が適切な支援につながりにくい状況がありました。番組は、個人の性格だけで片づけず、戦争が人間の心や家族関係に何を残したのかをたどります。

藤岡美千代さんが父の記憶をたどる理由

藤岡美千代さんは幼少期、元海軍兵だった父から深刻な暴力や性被害を受け、両親の離婚後まもなく父は自ら命を絶ったと公式ページで紹介されています。長い年月が過ぎても苦しみは消えず、父の写真を見ることさえ難しい状態が続いてきました。

それでも藤岡さんは、父が戦地で何を経験したのかを知ろうとします。理解することと許すことは同じではありません。番組が描くのは、被害を受けた側が自分の人生を取り戻すために、加害者でもある父の過去へ向き合う複雑な過程です。

黒井秋夫さんと「PTSDの日本兵家族会」の活動

黒井秋夫さんは、定職に就かず無気力だった元陸軍兵の父を長く軽蔑してきた一方、父が戦場で経験したことを知る中で「戦争が父を変えたのではないか」と考えるようになった人物です。現在は同じ苦しみを抱える家族とともに声を上げています。

戦争を語るとき、戦死者や空襲・原爆などの被害だけでなく、生きて帰った兵士の精神的後遺症と、その家族が受けた影響にも目を向ける必要があります。サイト内の『報道特集』8月15日回の記事でも、子や孫へ続く「戦争トラウマ」が扱われています。

「戦争神経症」はなぜ隠されてきたのか

関西テレビ公式は、戦時中に精神の不調をきたす兵士が相次いだ一方、日本軍ではそれを恥とみなす空気があり、戦後も復員兵への心のケアがほとんど行われなかったと説明しています。こうした背景が、本人の苦痛だけでなく家庭内の暴力や断絶を長期化させた可能性を番組は問いかけます。

同じく戦争を当事者の証言から考える記事として、『徹子の部屋「戦争と私」』では、美輪明宏さんや横井庄一さんらの記録を紹介しています。世代も体験も異なりますが、個人の証言から戦争を捉え直すという点でつながるテーマです。

見どころは「父を理解したい。しかし許せない」という葛藤

この作品で重要なのは、戦争が原因なら家庭内の加害行為が許される、という単純な話ではない点です。公式ページにも「父を理解したい。しかし、許すことはできない」という藤岡さんの葛藤が示されています。

戦争被害と家庭内被害を二者択一にせず、その両方を事実として見つめる姿勢が本作の核です。戦後81年という時間を経た今、戦争の傷が「記憶」だけでなく家族関係や心身の反応として残り続けることを考える一時間になりそうです。

よくある質問

『父は戦争を連れて帰った』はいつ放送?

2026年8月29日(土)1:15〜2:15、関西テレビで放送予定です。番組公式では8月28日(金)深夜1:15〜2:15と案内されています。

番組で取り上げられる「戦争トラウマ」とは?

戦地で負った深い心の傷が復員後も残り、本人だけでなく妻や子どもなど家族にも影響が及ぶ問題です。番組は暴力や虐待、無気力などの形で現れた家族の傷痕を取材します。

出演・語りは誰?

主な取材対象は藤岡美千代さんと黒井秋夫さんです。語りは関西テレビの豊田康雄アナウンサーが担当します。

参考となる公式情報

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