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タモリ・山中伸弥の!? iPS細胞スペシャル11月7日|若返り・角膜移植・超長寿の研究|11/7 19:30

2026年11月7日(土)19時30分から、NHK総合で「タモリ・山中伸弥の!?」iPS細胞スペシャルが放送されます。

今回のテーマは、発見から20年を迎えたiPS細胞の現在と、その先に広がる未来です。難病治療や角膜の再生医療に加え、細胞の時間を巻き戻す仕組みを使った若返り研究、100歳を超える人の細胞から探る超長寿の秘密など、幅広い研究が紹介されます。

タモリ・山中伸弥の!? iPS細胞スペシャルの放送日時と出演者

項目内容
放送日時2026年11月7日(土)19:30~20:53
放送局NHK総合
番組知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?
特集iPS細胞スペシャル「iPS細胞 その先の未来」
MCタモリ、山中伸弥、MISIA
進行吉村崇(平成ノブシコブシ)
配信NHK ONEで同時・見逃し配信予定と案内

ステラnetの番組紹介では、11月7日(土)19時30分から20時53分までの83分間、通常より5分拡大したスペシャルとして案内されています。番組名は「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?」で、今回の特集タイトルは「iPS細胞 その先の未来」です。

MCはタモリさん、iPS細胞を生み出した山中伸弥さん、そしてMISIAさん。進行は平成ノブシコブシの吉村崇さんです。

科学の専門家である山中さん自身が、研究の現在地とこれからの可能性を語る点も大きな見どころです。

iPS細胞の発見から20年、医療はどこまで進んだ?

iPS細胞は、皮膚や血液などの体細胞に特定の遺伝子を働かせ、さまざまな細胞へ変化できる能力を持たせた人工多能性幹細胞です。京都大学iPS細胞研究所CiRAの説明では、山中教授のグループは2006年にマウス、2007年にヒトのiPS細胞を作製したと報告しています。

体の細胞をいったん初期化し、別の種類の細胞へ変化させられることが、iPS細胞の大きな特徴です。患者自身の細胞を使う研究では、病気の仕組みを調べたり、薬の候補を探したり、失われた機能を補う再生医療につなげたりすることが期待されています。

2026年は、研究が医療現場へ進む大きな節目にもなりました。日本医療研究開発機構(AMED)によると、2026年3月6日、iPS細胞由来の再生医療等製品である重症心不全向けの「リハート」と、パーキンソン病向けの「アムシェプリ」が、条件及び期限付きで製造販売承認を取得しました。

厚生労働省の2026年3月6日の会見では、これらの製品は承認後に保険収載の手続きを経て保険診療で使用可能になると説明されています。また、条件及び期限付きの承認であり、承認後も有効性の検証などが必要とされています。

つまり、iPS細胞の医療応用は研究段階だけにとどまらず、実用化へ進み始めています。ただし、すべての病気に使える治療が完成したわけではありません。

対象となる病気や製品ごとに、承認条件や保険診療での扱いを確認する必要があります。

角膜移植で視力は回復する?番組で紹介される再生医療

番組紹介では、事故で右目の視力が0.01以下になった男性が、iPS細胞から作った角膜の移植を受ける臨床試験の現場が取り上げられます。どのような治療を受け、視力や生活にどのような変化が起きるのか、患者の経過を追う内容です。

大阪大学の研究紹介によると、同大学ではヒトiPS細胞から角膜上皮細胞シートを作製する技術を開発し、角膜上皮幹細胞疲弊症の患者4人に世界初のiPS細胞由来角膜上皮細胞シート移植を実施しました。研究紹介では、4例すべてで腫瘍形成や拒絶反応などの安全性の問題が発生せず、重い角膜混濁があった患者の視力が回復したと説明されています。

角膜は、目の表面にある透明な組織です。角膜上皮幹細胞が失われると、角膜の透明性を保つことが難しくなり、視力に影響が出る場合があります。

iPS細胞を使って角膜上皮の細胞を作り、シート状にして移植する研究は、これまで治療が難しかった患者に新しい選択肢を届けることを目指しています。

ただし、番組で紹介される男性の症例と、大阪大学が公表している4例の臨床研究が同じ治療・研究であるとは確認できません。番組の患者の経過と、大学が発表した研究成果は分けて受け止める必要があります。

細胞の時間を巻き戻すと若返る?

iPS細胞の技術は、病気やけがで失われた細胞を補う再生医療だけでなく、細胞の状態を初期化して病気の仕組みを調べる研究にも役立ちます。番組紹介では、山中さんがタモリさんの細胞を使って「巻き戻し」を実演する場面や、外付け肝臓の研究が取り上げられるとされています。

細胞の初期化は、年齢を重ねた人の体全体をそのまま若返らせることと同じではありません。細胞を初期化する技術を使って、細胞の性質や病気の進行を研究することと、人間の老化を安全に逆転させる治療を実現することの間には、大きな隔たりがあります。

番組では、外付け肝臓の研究で見えてきた「若返り」のような効果にも触れると紹介されています。これは、細胞や組織の研究から得られた知見として注目されるテーマです。

すぐに人の若返り治療が受けられるという意味ではなく、どのような細胞の変化が起きているのか、今後どのように医療へ応用できるのかを考える内容になりそうです。

また、難病の患者の細胞を使い、病気が進む過程を培養皿の中で再現する研究も紹介されます。病気になる前の状態に近い細胞を作り、そこから病気がどのように進むかを観察できれば、原因の解明や薬の候補探しにつながります。

CiRAも、体外で病気の発症過程を再現することが、新しい薬の開発に役立つ可能性を説明しています。

100歳を超える人の細胞から探る超長寿の秘密

番組では、100歳を超えても元気に暮らす人たちの細胞を研究し、長寿の秘密を探るテーマも登場します。長寿の人の体にどのような特徴があるのかを、本人の生活習慣や経験だけでなく、細胞の性質から調べようとする研究です。

さらに、優れた才能を持つ人の細胞を作ったら何が分かるのか、絶滅した生物の脳を再現できるのかなど、iPS細胞の応用範囲を広げる問いも紹介されます。細胞を使って病気や老化、生命の進化を調べることで、これまで直接見ることが難しかった現象に迫ろうとしています。

ただし、細胞から長寿の要因を調べることと、誰もが100歳を超えて健康に生きられる方法が見つかることは別です。研究成果が人の健康寿命を延ばす方法になるまでには、再現性や安全性を確かめる段階が必要です。

番組紹介では、研究が進む一方で、生命倫理や哲学の議論も必要になる「ボディーオイド」研究にも触れるとされています。細胞からどこまで生命に近いものを作るのか、どの段階でどのようなルールが必要なのか。

科学の進歩だけでなく、社会全体で考えるべき問いもテーマになりそうです。

山中伸弥・タモリ・MISIA・吉村崇の役割

山中伸弥さんは、京都大学iPS細胞研究所の名誉所長・教授です。2006年にマウスのiPS細胞を作製した研究グループの中心人物で、2012年にはiPS細胞の作製に関する功績でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

今回の番組では、研究の生みの親として、20年間の進歩と想像を超えて広がった研究分野を伝えます。

タモリさんは、科学や人体、自然現象などを独自の視点で掘り下げる番組のMCです。今回も、細胞の時間を巻き戻すという考え方や、再生医療を超えて広がる研究に疑問を投げかけながら、山中さんの説明を聞いていきます。

MISIAさんは、2026年7月から番組の新MCに加わりました。MISIAさんの公式サイトでも、番組が「知的探求エンターテインメント番組」であり、NHK総合で放送されることが紹介されています。

今回のiPS細胞特集では、長寿研究や生命倫理など、科学を身近な問いとして受け止める視点にも注目です。

進行を務めるのは、平成ノブシコブシの吉村崇さんです。専門的な研究内容を、スタジオの会話や疑問を通して視聴者にも伝わりやすくつなぐ役割を担います。

山中さんの研究やこれまでの歩みを知りたい方は、山中伸弥さんの人物紹介記事も参考になります。また、タモリさんのプロフィールでは、これまでの活動を紹介しています。

前回の人類進化回やiPS心筋シートの記事もチェック

同じ番組の9月5日放送回では、人類進化の新たな謎やデニソワ人などが取り上げられました。生命の歴史を探る回と、細胞の可能性を探る今回のiPS細胞スペシャルを比べると、番組が扱う「人間とは何か」という問いの広がりも見えてきます。

タモリ・山中伸弥「人類進化 新たな謎」9月5日|デニソワ人とは?人類史3.0と交雑を解説

また、iPS細胞から作る心筋シートについては、別記事で仕組みや世界初の手術を紹介しています。今回の番組で扱う再生医療の実用化を理解するための関連情報として、あわせてご覧ください。

iPS細胞の心筋シートとは?世界初手術の仕組み・山中伸弥と澤芳樹

参考にした情報

よくある質問

iPS細胞スペシャルは何時から放送されますか?

2026年11月7日(土)19時30分から、NHK総合で放送予定です。番組紹介では20時53分までの83分間と案内されています。

iPS細胞は若返りや超長寿を実現できるのですか?

細胞の初期化や長寿の人の細胞を調べる研究は進んでいますが、人の体を若返らせたり、誰もが超長寿になったりする治療が確立したわけではありません。

iPS細胞を使った治療はすでに実用化されていますか?

2026年3月に重症心不全向けとパーキンソン病向けの製品が条件及び期限付きで承認されました。保険診療での使用には保険収載などの手続きが関係します。

まとめ

11月7日放送の「タモリ・山中伸弥の!?」iPS細胞スペシャルでは、発見から20年を迎えたiPS細胞が、再生医療や難病治療だけでなく、若返りや超長寿、生命進化の研究へ広がる様子が紹介されます。

2026年にはiPS細胞由来の治療製品が条件及び期限付きで承認され、医療への応用は新たな段階に入りました。一方で、若返りや超長寿の実現には、研究の成果と実際の治療を区別して考える必要があります。

山中伸弥さんとタモリさんたちが、iPS細胞の「その先の未来」をどのように見つめるのか注目です。

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