高橋昌也は演出家として何をした?銀座セゾン劇場と黒柳徹子作品、読売演劇大賞まで
高橋昌也さんは俳優として多くの映画・ドラマに出演しましたが、演劇界では演出家としての実績も非常に大きい人物です。1970年代後半から演出活動に力を入れ、別役実作品やシェイクスピア作品、さらに黒柳徹子さん主演の海外コメディシリーズを数多く手がけました。
「高橋昌也 演出家」「高橋昌也 銀座セゾン劇場」「高橋昌也 黒柳徹子」と検索する人向けに、俳優とは別の側面である演出家・劇場人としての仕事を整理します。
高橋昌也は1970年代後半から演出活動を本格化
PARCO劇場のプロフィールでは、高橋昌也さんが1970年代後半から演出家としての活動に力を入れたことが紹介されています。『建築家とアッシリア皇帝』や『うしろの正面だあれ』など別役実作品のほか、シェイクスピア作品なども手がけました。
俳優として舞台に立ってきた経験を持つ高橋さんは、演じ手の身体や台詞の感覚を理解したうえで作品全体を組み立てる演出家でした。俳優と演出の両方を経験したことが、その後の劇場運営にもつながっていきます。
1987年から銀座セゾン劇場の芸術総監督
1987年、高橋昌也さんは銀座セゾン劇場の芸術総監督に就任しました。PARCOの資料では、劇場が閉館した1999年までその職を務めたとされています。
銀座セゾン劇場は、海外作品や新しい舞台表現を紹介する場として知られました。高橋さんは一演出家としてだけでなく、劇場の方向性を支える芸術総監督として、どのような作品を上演し観客に届けるかという立場にも関わりました。
黒柳徹子主演『幸せの背くらべ』などを演出
高橋昌也さんの演出歴で特に知られるのが、黒柳徹子さん主演舞台との長い関係です。銀座セゾン劇場時代には『幸せの背くらべ』『ライオンのあとで』『マレーネ』などを演出しました。
なかでも『幸せの背くらべ』は1996年に読売演劇大賞の演出家賞を受賞した作品としてPARCOのプロフィールに記されています。翌1997年にも再演され、高橋さんの代表的な演出仕事の一つになりました。
PARCO製作の海外コメディシリーズでも演出を継続
銀座セゾン劇場閉館後も、高橋昌也さんは黒柳徹子さん主演の海外コメディを継続して演出しました。PARCOの公演資料には『レティスとラベッジ』『ポンコツ車のレディ』『ブロンドに首ったけ』『ローズのジレンマ』『ふたりのカレンダー』『ルーマーズ 口から耳へ、耳から口へ』『リグレッツ・オンリー』などが並びます。
長期間にわたり同じ主演俳優と作品を作り続けたことからも、高橋さんが一作ごとの演出だけでなく、俳優の持ち味を生かしたシリーズ作りに深く関わっていたことが分かります。
晩年まで黒柳徹子の舞台を演出する予定だった
2014年の訃報では、高橋昌也さんは亡くなる直前まで黒柳徹子さん主演舞台の演出を予定していたと報じられています。長年にわたって続いた仕事上の関係が、晩年まで継続していたことを示すエピソードです。
高橋昌也さんの演出家としての仕事を振り返ると、現代戯曲や古典作品の演出、銀座セゾン劇場の芸術総監督、黒柳徹子さんとの海外コメディシリーズという三つの柱が見えてきます。
よくある質問
高橋昌也は銀座セゾン劇場で何をしていましたか?
1987年に芸術総監督へ就任し、1999年の閉館まで務めました。
高橋昌也が黒柳徹子主演で演出した作品は?
『幸せの背くらべ』『ライオンのあとで』『マレーネ』『レティスとラベッジ』『ローズのジレンマ』など多数あります。
高橋昌也は演出で受賞していますか?
PARCOのプロフィールでは、『幸せの背くらべ』で1996年の読売演劇大賞演出家賞を受賞したと紹介されています。
まとめ
高橋昌也さんは、俳優だけでなく演出家としても日本の舞台に大きな足跡を残しました。別役実作品やシェイクスピア作品を手がけ、1987年からは銀座セゾン劇場の芸術総監督を務めています。
黒柳徹子さん主演の舞台を長年にわたって演出し、『幸せの背くらべ』では読売演劇大賞演出家賞を受賞。晩年まで舞台演出を続ける予定だったことからも、高橋昌也さんのキャリアにおいて「演出家」は俳優と並ぶ重要な肩書きだったといえます。

