一枚板テーブルにおすすめの樹種8選|選び方のポイントも解説

リビングにどっしりと構える一枚板のテーブルは、安定感と高級感のあるインテリアの主役になる存在です。しかし「一枚板」とひとことで言っても、樹種によって木目や色味、価格帯は大きく異なります。気に入った一枚に出会うためには、樹種ごとの特徴を知っておくことが大切です。

この記事では、一枚板テーブルとしておすすめの樹種を8種類紹介します。あわせて、購入前に押さえておきたい選び方のポイントも解説するので、これから一枚板テーブルを探す方はぜひ参考にしてください。

一枚板テーブルを選ぶときの基本的な考え方

一枚板テーブル選びで失敗しないためには、「樹種」や「見た目の好み」を最初に決めてしまわないことがポイントです。まず確認しておきたいのは、乾燥状態(割れや反りが出にくいか)、搬入経路(玄関や階段を通せるサイズか)、設置するスペースのサイズの3点です。これらを先に確認したうえで、樹種や見た目、脚のデザイン・高さ、保証内容を比較していくと、後から「家に入らなかった」「思ったより重くて移動できない」といった失敗を避けやすくなります。

テーブルのサイズ選びについては一枚板ダイニングテーブルのサイズの選び方でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。ここからは、一枚板として人気の高い樹種を8つ紹介します。

一枚板テーブルにおすすめの樹種8選

1. トチ(栃)

トチは、日本の東北や北海道を中心に育つ広葉樹で、日本を代表する銘木のひとつです。木質はやわらかいものから硬いものまで幅広く、軟らかい材は彫刻作品に、硬い材は丈夫な家具に使われます。

見た目の特徴は、シルクのような白っぽい木肌と美しい木目です。色が白いものほど価値が高くなる傾向にあります。また、加工の過程で「玉杢(たまもく)」と呼ばれる大きな同心円状の模様や、波模様の「リップルマーク」「虎杢」が現れることもあり、それぞれ一点物の表情を楽しめます。

2. タモ

タモは世界中に分布するポピュラーな広葉樹で、英語圏では「アッシュ」とも呼ばれます。家具材として古くから利用されており、流通量も比較的多い樹種です。

一枚板に加工したときの最大の魅力は、はっきりとした木目の美しさです。タケノコを縦に割ったような幾何学的な模様が特徴で、使い込むほどに木目の表情が際立っていきます。

3. ブビンガ

ブビンガはアフリカの熱帯雨林に生息する広葉樹で、耐久性の高さと虫害に強い性質で知られています。家具やドアのほか、和太鼓や彫刻作品にも使われる、丈夫で重厚感のある木材です。

色味は赤褐色で、濃い木目が幾重にも重なり合った複雑な紋様が特徴です。重厚感のあるダイニングテーブルやカウンターを探している人に向いています。

4. ケヤキ(欅)

ケヤキは日本を代表する広葉樹で、海外でも「ジャパニーズゼルコバ」として知られています。日本には四季があるため、年輪の変化に富んだ美しい木目が出やすいのが特徴で、一枚板の人気樹種ランキングでも常に上位に挙げられる定番です。

木目には、魚の鱗に似た「如鱗杢(じょりんもく)」や、樹木のコブをスライスした際に現れる同心円状の「玉杢」など、希少な模様が出ることもあります。また、年輪幅が広く樹皮が青みがかった「青ケヤキ」と、年輪幅が狭く割れや反りが出にくい「赤ケヤキ」があり、一般的に赤ケヤキのほうが高値で取引されます。

5. チェリー(ブラックチェリー)

チェリーは、北米からパナマ東部にかけて分布するバラ科サクラ属の広葉樹で、「ブラックチェリー」とも呼ばれます。日本に自生する山桜と同じ仲間にあたる木材です。

心材は黄みがかった褐色、辺材は白に近い淡い褐色をしているのが特徴で、経年によって色味が深まっていく経年変化も楽しめます。落ち着いた色合いで、ナチュラル系のインテリアにも合わせやすい樹種です。

6. サペリ

サペリは西アフリカ・中央アフリカ原産の樹種で、光の角度によって縞模様が浮かび上がる「リボン杢」と呼ばれる美しい木目が現れることで知られています。マホガニーに似た風合いを持ちながら、比較的手に入りやすい点も魅力です。

乾燥に時間がかかる一方で、乾燥後は縮みや変形が出にくいという特徴があります。心材は桃色から赤褐色へと変化していくため、設置後の色の変化を楽しみたい方にもおすすめです。

7. モンキーポッド

モンキーポッドはハワイなどで育つ樹種で、切り口の木肌の美しさが大きな魅力です。褐色の心材とクリーム色の辺材のコントラストがはっきりしており、ナチュラルかつ存在感のある一枚板に仕上がります。

特に輪切りにした丸テーブルとしての人気が高く、家庭のダイニングテーブルだけでなく、カフェやバーのテーブルとしても多く採用されています。

8. アフリカンチェリー

アフリカンチェリーは中央アフリカに分布するセンダン科の広葉樹です。木目の渦が複雑に絡み合う「交錯木理」が控えめで、比較的シンプルで均一な木目を持つのが特徴です。

樹皮に近い辺材は黄みがかった褐色、中心部の心材は落ち着いた褐色をしており、派手すぎない木目を求める方や、シンプルなインテリアに合わせたい方に向いています。

人気の樹種ランキングと選び方のコツ

一枚板テーブルの人気樹種ランキングでは、美しい杢目と耐久性の高さからケヤキ(欅)が上位の常連となっています。このほか、ウォールナットやイチョウ、ミズメザクラなども人気が高い樹種です。とはいえ、人気ランキングはあくまで参考のひとつ。実際に選ぶ際は、設置する部屋の雰囲気や床・壁の色との相性、普段使いするうえでの傷の目立ちにくさなども含めて、総合的に判断するのがおすすめです。

実店舗では一点ずつ表情の異なる一枚板を実際に見て選べますが、近くに専門店がない場合や、まずはイメージをつかみたい場合は、Amazonなどの通販サイトで一枚板テーブルの実例をチェックしてみるのもよいでしょう。

まとめ

一枚板テーブルは、樹種によって木目・色味・価格帯が大きく異なり、それぞれに異なる魅力があります。今回紹介したトチ・タモ・ブビンガ・ケヤキ・チェリー・サペリ・モンキーポッド・アフリカンチェリーのほかにも、ウォールナットやイチョウなど人気の樹種は数多く存在します。

樹種の特徴を押さえつつ、乾燥状態や搬入経路、設置スペースのサイズもあわせて確認しながら、長く愛用できる一枚に出会ってください。

このテーマの関連記事はこちら