TV

  • HOME
  • ブログ
  • TV
  • 新美の巨人たち「はじめてのおつかい」10月31日|林明子の原画・写真に隠された子どもの世界|10/31 22:00

新美の巨人たち「はじめてのおつかい」10月31日|林明子の原画・写真に隠された子どもの世界|10/31 22:00

10月31日(土)22時からテレビ東京で放送される「新美の巨人たち」は、刊行から50年を迎える名作絵本「はじめてのおつかい」を取り上げます。

今回のアートトラベラーは俳優の蓮佛美沙子さん。絵を手がけた林明子さんの原画やラフスケッチ、さらにアトリエに残されていた膨大な人物写真を見ながら、子どもの姿がなぜあれほど生き生きと見えるのか、その制作の秘密をたどります。

新美の巨人たち10月31日の放送日時と出演者

項目内容
放送日時2026年10月31日(土)22:00〜22:30
放送局テレビ東京
テーマ名作絵本「はじめてのおつかい」の真実
アートトラベラー蓮佛美沙子
ナレーション磯村勇斗
注目資料林明子の原画、ラフスケッチ、人物を撮影した多数の写真

テレビ東京公式は、1976年に刊行された「はじめてのおつかい」が今も読み継がれる理由を、林明子さんの描写から解き明かす内容と案内しています。番組では「子どもが見た世界」を大きな手がかりに、作品が持つリアリティへ迫ります。

「はじめてのおつかい」はどんな絵本?

福音館書店の公式紹介によると、「はじめてのおつかい」は筒井頼子さん作、林明子さん絵の作品です。主人公のみいちゃんが、母親に頼まれて一人で牛乳を買いに出かけます。

途中で転んだり、お店の人に気づいてもらえなかったりと、大人から見れば小さな出来事が、初めて一人で行動する子どもにとっては大きな試練として描かれます。福音館書店は、みいちゃんの心の動きを鮮やかに描いた絵本と紹介しています。

この回で面白いのは、物語の筋だけでなく、その気持ちを絵だけでどう伝えているのかに踏み込む点です。読者がみいちゃんと同じ高さから町を見ているように感じる理由が、原画や制作資料から見えてきそうです。

林明子の原画とラフスケッチで何が分かる?

テレビ東京公式では、蓮佛美沙子さんが林明子さんの原画やラフスケッチを鑑賞し、描写の秘密を紐解くと紹介しています。

完成した絵本では自然に見える人物の動きや視線も、その前には何度も形を探った過程があります。ラフスケッチは、どの瞬間を選び、どこに人物を置き、どの表情を残すかという作家の判断が見えやすい資料です。

林明子さんの絵は、子どもの顔だけでなく、走る姿、立ち止まる姿、少し緊張した体の向きなどから感情が伝わります。番組では完成画とラフを見比べることで、こうした細部が偶然ではなく、観察と試行の積み重ねで生まれたことに注目したいところです。

アトリエに残された膨大な人物写真は何のため?

今回の予告で特に気になるのが、林明子さんのアトリエに残されていたという人物を撮影した膨大な量の写真です。テレビ東京公式は、その写真の目的を番組内の大きな謎として提示しています。

放送前の時点では、どの場面でどの写真を参考にしたかという具体的な答えまでは公式に明かされていません。ただ、番組が「現実の世界よりも本物に感じられる世界」を目指した作家の姿勢と結びつけて紹介していることから、人物の動きや姿勢を細かく捉える制作資料として重要だったことがうかがえます。

写真と原画がどのようにつながるのかは、この回の最大の見どころのひとつです。絵本を何度も読んだことがある方ほど、見慣れた場面の裏側にどんな観察があったのか気になるのではないでしょうか。

林明子が描いた「子どもが見た世界」とは

2026年10月に公開された文藝春秋PLUSの記事では、福音館書店の編集者が林明子さんについて、子どもの時に感じた不安や怖さ、うれしさを大切に持ち続けた作家だったと振り返っています。

そこでは林さんが、作品について現実以上に本物だと感じてもらえる世界を目指していたことも紹介されています。テレビ東京の今回予告にある「現実の世界よりも本物に感じられる世界」という言葉と重なる部分です。

「はじめてのおつかい」では、大人には短い道のりでも、みいちゃんにとっては坂道や車、お店で声をかけることのすべてが大きく感じられます。その感覚を大人目線に置き換えず、子どもの側から描くことが、作品のリアリティにつながっているのでしょう。

宮崎駿監督も夢中になった魅力を番組はどう描く?

今回の番組タイトルには、宮崎駿監督も夢中になったという言葉が掲げられています。テレビ東京公式も、宮崎監督を魅了した描写の秘密に迫るとしています。

ただし、放送前の公式予告では、宮崎監督がどの場面をどのような言葉で評価したのかまでは明らかにされていません。そのため、具体的な発言内容を推測せず、番組で紹介される原画・ラフ・写真と合わせて確認したいポイントです。

アニメーションも絵本も、一枚の絵の中で人物の動きや感情を伝える表現です。宮崎監督がどこに惹かれたのかが明かされれば、林明子さんの絵を見る新しい視点になりそうです。

林明子の作品をもっと知りたい人へ

福音館書店には「林明子の世界」という公式ページがあり、「こんとあき」「おつきさまこんばんは」など、長く読み継がれている関連作品が紹介されています。

2026年には、制作の舞台裏や本人の言葉をまとめた「子どもを描く 林明子の世界」も刊行されました。今回の「新美の巨人たち」を見て、ほかの作品でも子どもの動きや視線に注目したくなった方には、作品を横断して見比べるきっかけになります。

ナレーションは磯村勇斗

今回のナレーションは磯村勇斗さんです。キニナルでは、磯村勇斗さんのプロフィールで経歴や代表作をまとめています。

「新美の巨人たち」は作品の背景や作家の人生を30分で丁寧にたどる番組です。今回も原画や制作資料の情報を、磯村さんのナレーションがどうつないでいくのか注目です。

新美の巨人たちの過去記事もチェック

「新美の巨人たち」では、絵画だけでなく建築や工芸など、幅広い作品が取り上げられています。直近では下村観山「弱法師」を取り上げた回についても紹介しています。

今回は美術館の展示作品ではなく、世代を超えて読まれてきた絵本が主役です。身近な一冊を「美術作品」として見直す点で、シリーズの中でも親しみやすい切り口になっています。

参考にした情報

よくある質問

新美の巨人たち「はじめてのおつかい」の放送はいつですか?

2026年10月31日(土)22:00からテレビ東京で放送予定です。放送時間は22:30までです。

10月31日のアートトラベラーは誰ですか?

俳優の蓮佛美沙子さんです。林明子さんの原画やラフスケッチを鑑賞し、作品の描写の秘密をたどります。

番組では林明子の何が紹介されますか?

「はじめてのおつかい」の原画やラフスケッチ、アトリエに残された多数の人物写真が紹介されます。写真を何のために撮影していたのかも番組の注目点です。

まとめ

10月31日の「新美の巨人たち」は、「はじめてのおつかい」を通して、林明子さんが描いた「子どもが見た世界」の秘密に迫る回です。

蓮佛美沙子さんが原画、ラフスケッチ、アトリエに残された人物写真をたどり、なぜ登場人物が生き生きと感じられるのかを紐解きます。読み慣れた一冊を、物語だけでなく絵の観察力や制作過程から見直せる30分になりそうです。

このテーマの関連記事はこちら