新美の巨人たち「ザ・ファミリー・オブ・マン」とは?日本橋高島屋2026会期・料金・503枚の意味|8/15 22:00

2026年8月15日(土)22時からのテレビ東京系「新美の巨人たち」は、ルクセンブルクに恒久展示されている伝説的写真展「ザ・ファミリー・オブ・マン(The Family of Man)」を特集します。テレビ東京公式ページでは、68カ国273人の写真家による503枚の写真、ユネスコ「世界の記憶」への登録、そして原爆投下直後の長崎で撮影された一枚まで紹介すると予告しています。

しかも放送日の8月15日は、日本橋高島屋S.C.で70年ぶりの回顧展が開催中です。「テレビで見た写真展はどこで開催?」「503枚すべて見られる?」「料金はいくら?」「長崎の写真を撮ったのは誰?」という放送前後の疑問まで、番組・展覧会・ユネスコの公式情報をもとに整理します。

この記事の要点

  • 「新美の巨人たち」は2026年8月15日(土)22:00からテレビ東京系で放送
  • Art Travelerは雨宮塔子さん、ナレーターは貫地谷しほりさん
  • 「ザ・ファミリー・オブ・マン」は1955年にMoMAで始まった写真展
  • オリジナルは68カ国273人の写真家による503点、2003年にユネスコ「世界の記憶」へ登録
  • 2026年8月12日〜24日、日本橋高島屋S.C.で回顧展を開催中
  • 日本展は503点全部ではなく、オリジナルから厳選した約115点+現代作品約50点
  • 長崎の原爆投下翌日を撮影した山端庸介の写真も重要な展示作品

新美の巨人たち8月15日「ザ・ファミリー・オブ・マン」放送内容

番組名新美の巨人たち
放送日2026年8月15日(土)
放送時間22:00〜22:30
放送局テレビ東京系
特集ザ・ファミリー・オブ・マン
Art Traveler雨宮塔子
ナレーター貫地谷しほり
現地ルクセンブルク・クレルヴォー城

テレビ東京「新美の巨人たち」公式サイトでは、パリ在住の雨宮塔子さんがルクセンブルクを訪れ、独創的な展示空間と写真が生む強いインパクトの秘密に迫ると紹介しています。ナレーションは貫地谷しほりさんです。

「ザ・ファミリー・オブ・マン」とは?503枚が伝える人類の共通性

「ザ・ファミリー・オブ・マン」は、写真家で当時ニューヨーク近代美術館(MoMA)写真部門を率いていたエドワード・スタイケンが企画した大規模写真展です。1955年にMoMAで始まり、世界各地を巡回しました。

ユネスコ「世界の記憶」の公式ページによると、オリジナル展は68カ国・273人の写真家・503点で構成され、人生の喜びや悲しみ、家族、仕事、信仰、平和への願い、戦争の現実などを32のテーマでつないでいます。国籍や文化が違っても人間には共通する経験がある、というヒューマニズムのメッセージが展示全体を貫いています。

なぜルクセンブルクの至宝?クレルヴォー城に503点を恒久展示

スタイケンはルクセンブルク生まれで、晩年に「ザ・ファミリー・オブ・マン」を故郷へ委ねました。オリジナル・コレクションは現在、ルクセンブルク北部のクレルヴォー城に恒久展示されています。

ユネスコはこのコレクションを2003年に「世界の記憶」へ登録しました。番組タイトルでは「900万人が見た」と紹介され、テレビ東京公式も世界巡回で900万人以上が鑑賞したと説明しています。写真展そのものだけでなく、写真の大きさや配置、高低差などを使った展示デザインも作品体験の一部であり、雨宮塔子さんが現地でその秘密をたどります。

日本で公開中はどこ?日本橋高島屋で8月12日〜24日

放送タイトルにある「日本で公開中」は、日本橋高島屋S.C.本館8階ホールで開催される「ザ・ファミリー・オブ・マン写真展 人類愛と平和のビジョンを、いま再び」を指します。会期は2026年8月12日(水)から24日(月)までで、8月19日(水)は休業日です。

会場日本橋高島屋S.C. 本館8階 ホール
会期2026年8月12日(水)〜24日(月)
休業日8月19日(水)
入場時間10:30〜19:00(19:30閉場)
最終日17:30まで入場(18:00閉場)
一般1,200円
大学・高校生1,000円
中学生以下無料

1956年にも日本橋高島屋で同展が開催され、その後国内20都市以上を巡回して約100万人を集めました。2026年の展覧会はその70年後の回顧展で、2027年の日・ルクセンブルク外交関係樹立100周年を記念する企画でもあります。

日本橋高島屋では503枚全部を見られる?答えは「約115点」

ここは放送後に特に混同しやすいポイントです。ルクセンブルクのクレルヴォー城には503点のオリジナル・コレクションが恒久展示されていますが、2026年の日本橋高島屋展で展示されるのは、オリジナルから厳選した約115点です。

さらに、日本とルクセンブルクの現代作家による作品がそれぞれ約25点、合計約50点加わります。つまり、日本展は1955年の全展示をそのまま再現するのではなく、70年前の理念を現代の写真と接続して見直す回顧展です。「テレビで見た503枚を全部見たい」という場合は、ルクセンブルクの恒久展示と日本の回顧展を分けて考える必要があります。

長崎の原爆写真は山端庸介|1945年8月10日に撮影

テレビ東京公式は、今回の放送で原爆投下直後の長崎で撮影された子どもの姿を取り上げ、その一枚に込められたメッセージに迫ると予告しています。

日本橋高島屋の展覧会公式ページで「戦争の顔」の作品として紹介されているのが、日本の写真家山端庸介です。山端は原爆投下翌日の1945年8月10日に長崎へ入り、被爆した人々や市街地の惨状を撮影しました。展示では、戦争を抽象的な出来事ではなく、一人ひとりの「人の顔」として見る視点につながっています。

ロバート・キャパやW・ユージン・スミスも|日本展で見られる代表作

2026年の日本橋高島屋展では、山端庸介のほか、ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、W・ユージン・スミス、ウィン・バロック、ヴェルナー・ビショフなど、写真史を代表する写真家の作品が紹介されています。

戦争だけではなく、誕生、恋愛、結婚、家族、子ども、仕事、死、希望といった人間の営みを横断して見ることで、個々の有名作品を鑑賞するのとは異なる体験になります。スタイケンが写真を「一枚ずつ」ではなく、複数の写真を組み合わせて一つの物語として見せた理由が分かる部分です。

前回8月8日は川越氷川神社本殿|新美の巨人たち関連記事

前回8月8日の「新美の巨人たち」は、川越氷川神社本殿の江戸彫と重要文化財としての価値を特集しました。今回が写真と展示空間を扱うのに対し、前回は建築と彫刻、祭礼文化を読み解く回です。

番組の見方をさらに広げたい人は「新美の巨人たち川越氷川神社本殿|彫刻の謎・重要文化財の理由・川越まつりとの関係」もあわせてどうぞ。

よくある質問

「ザ・ファミリー・オブ・マン」とはどんな写真展?

エドワード・スタイケンが企画し、1955年にニューヨーク近代美術館で始まった写真展です。オリジナルは68カ国273人の写真家による503点で構成されています。

2026年の日本展はどこで見られますか?

日本橋高島屋S.C.本館8階ホールで、2026年8月12日から24日まで開催されます。8月19日は休業日です。

日本橋高島屋の入場料はいくら?

公式案内では一般1,200円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料です。

日本橋高島屋では503点すべて展示されますか?

いいえ。2026年の回顧展はオリジナルから厳選した約115点を展示し、さらに日本とルクセンブルクの現代作家による約50点も紹介します。503点のオリジナル・コレクションはルクセンブルクのクレルヴォー城に恒久展示されています。

8月15日の「新美の巨人たち」の出演者は?

Art Travelerは雨宮塔子さん、ナレーターは貫地谷しほりさんです。

長崎の写真は誰が撮影したもの?

日本橋高島屋の展覧会公式ページでは、1945年8月10日の長崎を撮影した山端庸介の作品を紹介しています。番組公式も原爆投下直後の長崎で撮られた子どもの姿を取り上げると案内しています。

まとめ

2026年8月15日の「新美の巨人たち」は、ルクセンブルクのクレルヴォー城に恒久展示される「ザ・ファミリー・オブ・マン」を、雨宮塔子さんの現地取材でたどります。68カ国273人の写真家による503点を通して、「人類は一つの家族」という戦後のメッセージが、分断や戦争が続く現在に何を問いかけるのかが大きなテーマです。

放送時には日本橋高島屋で回顧展も開催中です。日本展はオリジナル約115点と現代作品約50点で構成され、1956年の日本初開催から70年後の視点で「人類愛と平和」を見直します。テレビで作品の背景を知ってから会場へ行く場合も、会場を見てから番組を振り返る場合も楽しめるタイミングです。

参考情報

このテーマの関連記事はこちら