新日本風土記「大雪山麓 米どころ」東川米はなぜおいしい?水と暮らしを解説【10月12日】|10/12 22:00
10月12日(月)22時からNHK BSP4Kで放送予定の「新日本風土記 選『大雪山麓 米どころ』」は、北海道最高峰・旭岳を抱く大雪山のふもとと、そこで営まれる米づくりを見つめる回です。
中心となる舞台は北海道上川郡の東川町。NHKオンデマンドの番組紹介では、良質な地下水が豊富で、全国でも珍しく上水道がない町として紹介されています。東川町がなぜ「米どころ」として知られるようになったのかを知るには、山から里へ続く水の流れが大きな手がかりになります。
新日本風土記「大雪山麓 米どころ」の放送日時と内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月12日(月)22:00〜23:00 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 番組 | 新日本風土記 選「大雪山麓 米どころ」 |
| 主な舞台 | 北海道・大雪山麓、東川町 |
| 語り | 松たか子、井上二郎、柴田祐規子 |
NHKオンデマンドでは、この回が2025年10月21日放送の59分番組として掲載されています。紹介文には、大雪山がアイヌの人々から「カムイミンタラ」と呼ばれてきたこと、山が清らかな水を里にもたらすこと、その恵みを受けた東川町が米どころとして知られることが記されています。
今回のBSP4K放送は、番組表では2025年放送回の選放送として案内されています。自然の風景だけを見る番組ではなく、水が農業、日々の生活、移住者を引きつける町の魅力へどうつながっているのかを丁寧に追う内容です。
東川米はなぜおいしい?大雪山の水との関係
東川町の米を語るうえで欠かせないのが、大雪山系の水です。JAひがしかわは、東川町を「大雪山系の清水が豊富に注ぐコメどころ」と説明し、この環境の中で栽培技術を高めながら「東川米」ブランドを築いてきたとしています。
旭岳の雪解け水が里へ届く
JAひがしかわによると、大雪山連峰に降った雪は大地へ染み込み、長い時間をかけて磨かれ、旭岳のふもとに湧き出します。その水が「大雪旭岳源水」です。水そのものは「平成の名水百選」にも選ばれています。
番組が描く「米どころ」は、単に田んぼが多い地域という意味ではありません。山に降った雪が水となり、その水が生活と農業を支え、地域の景観や暮らし方まで形づくっていることがポイントです。水源から水田、食卓までを一つの流れとして見ると、番組の風景がより立体的に感じられます。
東川米は北海道米で初の地域団体商標
「東川米」は、2012年に北海道米として初めて地域団体商標に登録されました。特許庁の紹介では、指定商品は北海道上川郡東川町産の米。産地独自の栽培基準やGAPを導入し、品質と安全性を高める取り組みが続けられています。
JAひがしかわも「東川米®信頼の証10か条」やGAP基準などを通じて品質管理を進めてきたと説明しています。自然条件の良さだけに頼らず、生産者とJAが栽培や管理の基準を積み重ねてブランドを支えている点も、「おいしい米」の背景として注目したいところです。
東川町は本当に上水道がない町?
NHKの番組紹介では、東川町は良質な地下水が豊富で、全国でも珍しく上水道がない町として紹介されています。JAひがしかわも、東川町では大雪山の山々から流れてくる天然水や平野部から地下に染み込んだ水が生活を支えていると説明しています。
ここで興味深いのは、飲み水と農業用水が別々の話ではないことです。地域では、水源を守ることが日常生活を守ることにつながり、同時に米や野菜など農産物の価値を支えることにもなります。JAひがしかわは「みずとくらす」を掲げ、水の安全性を確認して農産物を育てることや、河川・畦畔の整備、水源の保全を方針として示しています。
東川町を扱った別番組では、家具や森と暮らしの関係も紹介されています。町の自然と産業をもう少し広く知りたい方は、8Kニッポン「ぬくもりKAGUに誘われて」の東川町記事もあわせて読むと、同じ土地を別の角度から見ることができます。
番組で注目したい東川町の暮らしと写真甲子園
NHKオンデマンドの紹介には、東川町が写真甲子園の開催地として知られることも記されています。全国の高校生が町を舞台に風景や人々を撮影する大会で、農業だけでなく「風景を見る町」としての顔もあります。
大雪山の雄大な自然、広がる水田、地下水とともに暮らす住民、移住してきた人々。こうした要素は一つずつ独立しているのではなく、東川町の生活の中で重なっています。「新日本風土記」は、その土地の名物を並べるだけでなく、人がなぜそこに住み続けるのか、土地の自然が暮らしにどう染み込んでいるのかを描く番組です。
同番組の地域回が好きな方は、別の水辺文化を扱った新日本風土記「四万十川」ロケ地の記事も参考になります。大雪山麓とは景観が大きく異なりますが、水と人の営みを見つめるという点で見比べやすい内容です。
前回・2025年初回放送で描かれたポイント
今回選ばれた「大雪山麓 米どころ」は、NHKオンデマンド上では2025年10月21日に放送された回です。紹介文で軸になっているのは、大雪山の清らかな水、東川町の米づくり、地下水の暮らし、移住、写真甲子園という複数の要素です。
この構成からも、主役は「東川米」という商品だけではなく、米が育つまでの自然環境と、それを受け継ぐ町の生活そのものだと分かります。ブランド米の味を入口にしながら、その背後にある水、土地、生産者、地域文化まで視野が広がるのがこの回の見どころです。
なお、JAひがしかわでは近年、機能性精米工場を備えた「ひがしかわライスターミナル」を稼働させ、東川米の長期品質保持や輸出にも取り組んでいます。番組の2025年放送時点の風景に加えて、現在も東川米のブランドづくりが続いていることが分かります。
視聴前に知っておきたい東川米の現在
JAひがしかわによると、東川米には「ゆめぴりか」などの品種があり、地域では品質管理だけでなく、精米設備や輸出、加工品にも取り組んでいます。2024年からは機能性精米工場の運営が始まり、香港、フィンランド、オランダなどへの輸出拡大も進めているとされています。
米づくりの背景を知ったうえで番組を見ると、水田の映像や生産者の言葉が「きれいな田園風景」以上の意味を持って見えてきます。自然環境を守ること、品質を管理すること、地域の名前をブランドとして育てることが、一つの土地でつながっているからです。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「新日本風土記 大雪山麓 米どころ」
- 番組表.Gガイド「新日本風土記 選 大雪山麓 米どころ」
- JAひがしかわ「東川米」
- JAひがしかわ「大雪旭岳源水」
- 特許庁「地域団体商標 東川米」
よくある質問
新日本風土記「大雪山麓 米どころ」の舞台はどこですか?
主な舞台は北海道の大雪山麓にある東川町です。東川米の産地であり、良質な地下水とともに暮らす町として紹介されます。
東川米がおいしいとされる理由は何ですか?
大雪山系の豊かな水に恵まれた自然環境に加え、生産者とJAによる栽培基準や品質管理の積み重ねがブランドを支えています。
語りは誰ですか?
NHKオンデマンドでは、松たか子、井上二郎、柴田祐規子が語りとして掲載されています。
まとめ
「新日本風土記 選『大雪山麓 米どころ』」は、東川米のおいしさだけでなく、その米を育てる大雪山の水と東川町の暮らしまでたどる回です。
旭岳の雪解け水、地下水で営まれる生活、品質を守り続ける生産者、写真甲子園をはじめとする地域文化まで知ると、東川町が「米どころ」と呼ばれる背景がよりよく見えてきます。10月12日の放送は、田園風景の奥にある水と人のつながりに注目すると楽しみやすいでしょう。

