さわやか自然百景 千歳川下流域|タンチョウが100年ぶりに繁殖した理由とヒナの成長【9月27日】|9/27 07:45
2026年9月27日(日)7:45からNHK総合で放送される『さわやか自然百景』は「千歳川下流域 タンチョウの里」。北海道中央部の千歳川下流域で、およそ100年ぶりに繁殖が戻ったタンチョウと、そのヒナの成長を追います。
「なぜ千歳川にタンチョウが戻った?」「2020年に何があった?」「ヒナは何を食べて育つ?」という放送前後の疑問を、番組情報と環境省の保護増殖資料をもとに整理します。
さわやか自然百景「千歳川下流域 タンチョウの里」の放送情報
| 放送 | 2026年9月27日(日)7:45~8:00 |
| 放送局 | NHK総合 |
| 舞台 | 北海道・千歳川下流域 |
| テーマ | 約100年ぶりに繁殖するようになったタンチョウ |
| 語り | 堀伸浩 |
今回の舞台は、支流や水路、沼、遊水地が網の目のように広がる千歳川下流域。番組では、かつて国内有数のタンチョウ繁殖地だった湿地に再びタンチョウが戻り、ヒナを育てる様子を15分で描きます。
千歳川でタンチョウが約100年ぶりに繁殖したのは2020年
番組情報では、千歳川下流部の湿地はかつてタンチョウの繁殖地だったものの、農地開拓で湿地が失われた影響から姿が見られなくなり、2020年におよそ100年ぶりの繁殖再開が確認されたと説明されています。
環境省北海道地方環境事務所も、千歳川流域の舞鶴遊水地でタンチョウ保護増殖の取り組みを進めています。国の河川整備資料では、舞鶴遊水地で2012年に飛来が確認され、2020年に繁殖、ヒナの成長が確認された経緯が示されています。
なぜ戻ってきた?遊水地が湿地環境として機能
千歳川流域には洪水対策のための遊水地群が整備されました。遊水地は大雨時に水を一時的にためる治水施設ですが、平常時には湿地やヨシ原、水辺が生まれ、生き物の生息場所にもなります。
環境省は千歳川流域の舞鶴遊水地でタンチョウが暮らせる環境づくりを進めており、治水と生物多様性の両立を目指す事例としても注目されています。番組では、人工的に整備された水辺が、結果としてタンチョウの繁殖を支える環境になっている点も背景として見えてきます。
タンチョウのヒナは何を食べる?カエルや水生昆虫で採餌を練習
今回の映像で特に分かりやすい見どころが、5月に生まれたヒナの成長です。親鳥はカエルや水生昆虫をくちばしで渡し、ヒナはそこから食べ方を覚えていきます。
最初は獲物をつかむことにも苦労しますが、次第に自分で歩き回り、採餌できるようになります。優雅な成鳥の姿だけでなく、生きる技術を一つずつ身につけていく幼鳥が中心に描かれるため、親子の行動を観察する自然番組としても見応えがあります。
千歳川下流域はタンチョウの新しい繁殖地になりつつある
タンチョウは国の国内希少野生動植物種に指定され、保護増殖事業が続けられています。環境省資料では、道東以外への分散も重要なテーマで、千歳川流域はその象徴的な場所の一つです。
『さわやか自然百景』の直近回では、島や山の固有の環境と生き物の関係を扱ってきました。シリーズの別回としては、与論島のオオゴマダラとオカヤドカリ、櫛形山のコヒョウモドキ・サルオガセも関連して読めます。今回は「治水のための場所が野生動物の繁殖地にもなる」という点が大きな違いです。
よくある質問
さわやか自然百景「千歳川下流域 タンチョウの里」はいつ放送?
2026年9月27日(日)7:45~8:00にNHK総合で放送予定です。語りは堀伸浩さんです。
千歳川でタンチョウの繁殖が再開したのはいつ?
2020年です。番組情報では、およそ100年ぶりの繁殖再開と紹介されています。
タンチョウのヒナは何を食べる?
番組では親鳥がカエルや水生昆虫を与え、ヒナが食べ方を練習し、やがて自分で採餌できるようになる様子が紹介されます。
まとめ
『さわやか自然百景 千歳川下流域 タンチョウの里』は、約100年ぶりに戻ったタンチョウの繁殖と、ヒナが自力で生きる術を身につける過程を描く回です。2020年の繁殖再開、遊水地という新しい湿地環境、親子の採餌という3点を押さえて見ると、千歳川下流域が「タンチョウの里」になりつつある理由が分かりやすくなります。

