映画『さがす』ネタバレ|父・智の失踪理由と山内の正体、ラストの意味【WOWOW9月2日】|9/2 21:00

2026年9月2日(水)21時からWOWOWシネマで放送される映画『さがす』[PG12]。片山慎三監督の商業映画デビュー作で、佐藤二朗さん演じる父・原田智が突然失踪し、中学生の娘・楓(伊東蒼)がその行方を追うところから始まるサスペンスです。

WOWOW公式は「父親の探索劇の果てに衝撃の真実が浮かび上がる」と紹介しています。この記事では、テレビで初めて見る人が気になりやすい「父はなぜ消えた?」「山内照巳の正体は?」「智と連続殺人犯はどうつながっていた?」「ラストのサイレンは何を意味する?」を、前半はネタバレ控えめ、後半は結末まで含めて整理します。

映画『さがす』9月2日のWOWOW放送情報

作品名さがす
放送日時2026年9月2日(水)21:00~
放送局WOWOWシネマ
制作年・国2022年・日本
内容時間124分
年齢区分PG12
監督・脚本片山慎三
共同脚本小寺和久、高田亮

WOWOW公式作品ページでは、9月2日21:00のほか10月31日1:00の放送予定も掲載されています。WOWOWオンデマンド側にも作品ページがあり、放送時間に合わない場合は配信ページの視聴条件を確認できます。

『さがす』のあらすじ|父を探す娘が「父の名前を使う男」に出会う

大阪の下町で、中学生の原田楓は父・智と二人で暮らしています。ある日、智は「指名手配中の連続殺人犯を見た。捕まえたら300万円もらえる」と楓に話した翌朝、突然いなくなります。

楓は父の職場や警察を頼りながら必死に捜索。やがて建設現場の労働者名簿に「原田智」の名前を見つけますが、その名で働いていたのは父ではなく、見知らぬ若い男でした。さらに楓は、指名手配ポスターの中にその男と同じ顔を見つけます。

ここから物語は単純な「行方不明の父を探す話」ではなくなります。父、娘、連続殺人犯それぞれの時間軸が組み替えられ、序盤に見えた事実の意味が次々に変わっていきます。

キャスト|佐藤二朗・伊東蒼・清水尋也・森田望智

出演人物
原田智佐藤二朗楓の父。連続殺人犯を見たと話した翌朝に失踪
原田楓伊東蒼失踪した父を一人で探し続ける中学生
名無し/山内照巳清水尋也指名手配中の連続殺人犯
ムクドリ/内藤あおい森田望智山内と接点を持つ女性
花山豊石井正太朗楓の周囲にいる人物

WOWOW公式は、佐藤二朗さんを「一見だらしない父親」、伊東蒼さんを父を探す娘として紹介し、二人の好演と、物語が進むほど意外な事実が浮かぶ構成を見どころに挙げています。

ここからネタバレ|父・智が失踪した本当の理由

以下は結末までのネタバレを含みます。

智は、山内を偶然見かけて賞金目的で追っただけではありません。二人には過去からの接点があり、智は山内の犯罪に関わっていました。

発端は智の妻・公子です。公子はALSを患い、身体の自由を失っていく中で死を望むようになります。智は介護と葛藤の末、当時介護職員として公子に接していた山内に妻の死を託してしまいます。しかし山内にとってそれは「救済」ではなく、自身の欲望を満たす殺人でもありました。

その後、智は山内がSNSで自殺志願者と接触する際の連絡役となります。つまり父の失踪は、山内を追うためだけではなく、自分自身がすでに山内と共犯関係にあったことを隠した行動でもありました。

山内照巳の正体|「救済」を口にする快楽殺人犯

山内は、自殺を望む人間に近づき、「苦しみから解放する」という言葉を使います。しかし実際には、相手の死を自らの欲望や金銭へ結びつける人物です。智は妻を救いたいという思いから山内の言葉に引き込まれますが、二人の動機は同じではありません。

ここが『さがす』の怖さです。「死にたいと言っているなら殺してよいのか」「本人の希望があれば第三者が命を奪ってよいのか」という問題と、介護する側の疲弊、家族の愛情、殺人者の自己正当化が一つの線上に並べられます。

智はなぜ山内を殺した?ムクドリの依頼が計画を変える

山内と智は、ムクドリと名乗る女性から高額の報酬を伴う「死」の依頼を受けます。ところが智は、山内に言われるまま最後まで手伝うのではなく、山内を殺害する方向へ動きます。

智には、自分が被害者であるように見せかける意図や金銭面の思惑もあります。一方で、ムクドリの姿に妻を重ねたことで、彼自身の中にあった「妻の望みをかなえた」という理屈と、「取り返しのつかないことをした」という罪悪感が再び衝突します。

ラストの意味|楓は父を「見つけた」が、以前の父には戻れない

終盤、楓は父の失踪の真相だけでなく、智が山内と関わり、殺人に手を染めたことまでたどり着きます。タイトルの「さがす」は、行方不明者の居場所を探す意味から、大切な人の本当の姿を探し当てる意味へ変わります。

ラストでは父娘が卓球を通して以前のようにじゃれ合う時間が戻ったように見えます。しかし、その背後からパトカーのサイレンが近づいてきます。楓は父を取り戻したい気持ちを抱えながらも、起きたことをなかったことにはできません。

この終わり方は、「父を見つけた=ハッピーエンド」ではありません。楓が探し当てた真実によって、二人の平穏な日常は決定的に終わる。だからこそ、最後の短い父娘のやり取りが強く残ります。

『さがす』が面白い理由|視点が変わるたびに善悪の見え方も変わる

映画は、最初に楓の視点で「消えた父」を追わせ、その後に山内、さらに智の過去へと時間を巻き戻します。同じ出来事でも、誰の視点から見るかで意味が変わる構成です。

  • 楓から見れば、父は突然消えた被害者に見える
  • 山内の側を見ると、父が事件と無関係ではないと分かる
  • 智の過去を見ると、妻の病気と介護、山内との出会いが明かされる
  • 最後に現在へ戻ると、楓が「父を探す」行為の意味が反転する

単純な犯人当てではなく、観客が一度信じた人物像を何度も組み替えさせられる点が、本作の大きな魅力です。

WOWOWオンデマンドで見る

WOWOW公式には『さがす』のオンデマンド作品ページもあります。テレビ放送を見逃した場合や、伏線を確認するためにもう一度見たい場合は、WOWOWオンデマンドの作品ページで現在の視聴条件を確認してください。

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同じWOWOW映画の放送記事では、作品の仕掛けや映像表現を解説した『永遠に美しく…』WOWOW放送ガイドもあります。『さがす』は派手なVFXではなく、視点と時間軸の操作で観客の認識を揺さぶるタイプの作品です。

映画『さがす』のよくある質問

『さがす』はWOWOWでいつ放送?

2026年9月2日(水)21:00からWOWOWシネマで放送予定です。WOWOW公式には10月31日1:00の次回放送も掲載されています。

父・智はなぜ失踪した?

山内との共犯関係を背景に、最後の依頼と自分の計画を進めるためです。単に懸賞金目当てで犯人を追ったわけではありません。

山内照巳は何者?

自殺志願者に近づき「救済」を装って殺害する連続殺人犯です。智の妻・公子の死にも関わっています。

ラストのパトカーのサイレンは何を意味する?

楓が父の罪を知り、事件が法的な結末へ向かうことを示す演出です。父娘が一瞬だけ昔の関係へ戻る場面と重ねることで、「父は見つかったが、以前の日常は戻らない」ことが強調されています。

参考にした公式情報

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