
プロフェッショナル是枝裕和|『箱の中の羊』創作の舞台裏・AIと弔い・見逃し配信
2026年7月31日放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、映画監督の是枝裕和さんに密着した「探しても 探しても」です。放送時間は7月31日(金)22:30~23:15、NHK総合。『万引き家族』『誰も知らない』『怪物』で世界的に評価されてきた監督が、一本の映画を生み出すまでの2年間を追います。
番組で中心となる作品は、是枝監督が『万引き家族』以来8年ぶりに日本映画のオリジナル脚本で挑んだ『箱の中の羊』です。「多くがAIに置き換わる近未来に、人間に残されるものは何か」という問いを、家族と弔いの物語から描きます。
この記事では、番組の放送情報、密着した映画のあらすじとキャスト、是枝監督の演出で注目したい点、見逃し配信までをまとめます。
プロフェッショナル「映画監督・是枝裕和」放送情報
| 番組名 | プロフェッショナル 仕事の流儀 |
|---|---|
| 放送回 | 探しても 探しても ~映画監督・是枝裕和~ |
| 放送日時 | 2026年7月31日(金)22:30~23:15 |
| 放送局 | NHK総合 |
| 出演 | 是枝裕和、西川美和 |
| 語り | 橋本さとし、河合優実 |
| 配信 | NHK ONEで同時・見逃し配信予定 |
映画監督の西川美和さんは、是枝監督と同じ映像制作集団「分福」に所属する作り手です。作品の近くで是枝監督を見てきた人物の言葉を通じて、本人だけでは説明しにくい仕事の流儀も浮かび上がりそうです。
番組の語りは、シリーズでおなじみの橋本さとしさんと、俳優の河合優実さんが担当します。
密着した新作は映画『箱の中の羊』
『箱の中の羊』は、2026年5月29日に公開された是枝裕和監督のオリジナル映画です。少し先の未来を舞台に、2年前に息子を亡くした夫婦が、息子と同じ姿をしたヒューマノイドを家族として迎えます。
| 役名・立場 | 出演者 |
|---|---|
| 甲本音々/建築家の母 | 綾瀬はるか |
| 甲本健介/工務店二代目社長の父 | 大悟(千鳥) |
| 甲本翔/亡き息子とヒューマノイド | 桒木里夢 |
| 監督・脚本・編集 | 是枝裕和 |
綾瀬はるかさんと是枝監督は『海街diary』以来の再タッグです。過去作での関係や浴衣姿については、『海街diary』4姉妹の着こなしを振り返った記事でも紹介しています。
千鳥の大悟さんにとっては映画初主演。バラエティで見せる顔とは異なる、息子を失った父親の繊細な感情をどう表現するのかも作品の大きな見どころです。
テーマはAIと弔い|人に残される可能性とは
番組紹介で示されている重要な言葉が「AI」と「弔い」です。『箱の中の羊』では、亡くなった人の姿や声をテクノロジーで再現できる社会が、家族の悲しみを癒やすのか、それとも新たな葛藤を生むのかが問われます。
是枝作品は、家族を固定された形としてではなく、「一緒に過ごした時間」「記憶」「選び直される関係」として描いてきました。ヒューマノイドを扱う本作でも、SF的な仕掛け自体より、目の前の存在を人は家族として愛せるのかという感情の揺れが中心になります。
- 亡くなった人を再現することは弔いになるのか
- 記憶や声が同じなら、その存在は本人といえるのか
- AIが多くの仕事を担う時代に、人間の創造力はどこに残るのか
- 家族は血縁や身体で決まるのか、それとも時間によって生まれるのか
番組は映画の物語だけでなく、AIを題材にする監督自身の創作が、AIでは代替できない瞬間をどう生み出すのかにも迫ります。
2年密着で見える是枝裕和監督の演出と創作現場
今回の密着期間は2年。完成作品だけでは分からない、脚本を探り、俳優と場面をつくり、編集で物語を選び直す過程が記録されています。
子どもの自然な反応を引き出す現場
是枝監督は、子どもを大人の芝居の型にはめるのではなく、その場で生まれる反応を作品へ取り込む演出で知られています。ヒューマノイドの翔を演じる桒木里夢さんは、200人以上のオーディションから選ばれた映画初出演の子役です。作り込まれた近未来設定と、子どもの予測できない表情がどう同居するのかが注目点です。
答えを先に決めず、現場で探し続ける
「探しても 探しても」という番組タイトルは、正解を用意して撮るのではなく、俳優、スタッフ、場所との出会いの中で映画の答えを探し続ける姿を表しているように受け取れます。監督が何を待ち、どの瞬間に撮影を続けるのか。その判断こそ、完成した映像以上に見逃せない部分です。
監督・脚本・編集を一人で担う意味
是枝監督は本作で原案、監督、脚本、編集を担当しています。撮影前に書いた物語を絶対視せず、現場で生まれた表情や関係を編集段階で組み直せる点が、是枝作品の柔らかさにつながっています。
是枝裕和監督の代表作と受賞歴
是枝裕和さんは1962年東京都生まれ。早稲田大学卒業後にテレビマンユニオンへ入り、ドキュメンタリー番組の演出を経て、1995年の『幻の光』で長編映画監督としてデビューしました。
- 『誰も知らない』:柳楽優弥がカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞
- 『そして父になる』:カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞
- 『海街diary』:家族になる4姉妹の日常を描いた作品
- 『万引き家族』:カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞
- 『怪物』:複数の視点から一つの出来事を描いた作品
2026年は『箱の中の羊』に続き、藤本タツキさんの漫画を実写化した映画『ルックバック』も9月11日に公開予定です。出演する菅田将暉さんの役どころについては、実写映画『ルックバック』の追加キャスト記事で詳しくまとめています。
見逃し配信はNHK ONE|再放送はある?
『プロフェッショナル 仕事の流儀』是枝裕和監督回は、NHK ONEで同時配信と見逃し配信が予定されています。NHK ONEの見逃し配信は原則として放送後1週間です。
再放送日時は番組表で個別に確認する必要があります。放送から1週間を過ぎた後は、NHKオンデマンドの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で配信される場合があります。
| 視聴方法 | 確認ポイント |
|---|---|
| NHK総合 | 7月31日(金)22:30~23:15 |
| NHK ONE | 同時配信・原則1週間の見逃し配信 |
| NHKオンデマンド | 見逃し期間後に配信される場合あり |
| 再放送 | NHK ONEや当日の番組表で確認 |
放送前後に注目されるポイント
- 番組で密着した映画名:『箱の中の羊』。
- 映画のテーマ:AI、死者の再現、弔い、家族の再生。
- 主演キャスト:綾瀬はるか、大悟、桒木里夢。
- 創作現場の秘密:子役への演出、俳優との距離、編集での選択。
- 次回作:実写映画『ルックバック』が2026年9月11日公開予定。
- 見逃し配信:NHK ONEで原則1週間。
映画をすでに見た人にとっては、完成した場面がどのような試行錯誤から生まれたのかを知る機会になります。まだ見ていない人にとっても、是枝作品が家族や社会の問題をどのように映画へ変えていくのかを知る入口になるでしょう。
まとめ
『プロフェッショナル 仕事の流儀』「探しても 探しても ~映画監督・是枝裕和~」は、2026年7月31日(金)22:30からNHK総合で放送されます。
番組が追うのは、映画『箱の中の羊』が完成するまでの2年間です。AIが死者の姿を再現できる近未来を舞台にしながら、是枝監督が探すのは、人間にしか生み出せない表情、関係、物語です。作品の答えだけでなく、答えを探し続ける現場そのものが、この回の最大の見どころです。
よくある質問
プロフェッショナル是枝裕和回の放送時間は?
2026年7月31日(金)22時30分から23時15分まで、NHK総合で放送されます。地域や緊急編成によって変更される場合は、当日の番組表が優先されます。
番組で密着する是枝裕和監督の映画は何?
2026年5月29日公開の映画『箱の中の羊』です。息子を亡くした夫婦が、亡き息子の姿をしたヒューマノイドを迎える近未来の家族の物語です。
箱の中の羊の主演は誰?
綾瀬はるかさんと千鳥の大悟さんが夫婦役でダブル主演し、息子・翔とヒューマノイドを桒木里夢さんが演じます。
プロフェッショナル是枝裕和回の見逃し配信はある?
NHK ONEでは総合テレビの番組を放送後1週間見逃し配信する仕組みがあります。配信対象や終了時刻は番組ページで確認してください。1週間を過ぎた後は、NHKオンデマンドで配信される場合があります。

