夫に不倫をお願いされました|夫婦の契約で不倫は許される?慰謝料・離婚への影響|9/3 3:20

『夫に不倫をお願いされました』EP8「罰」では、夫・弘樹の提案から始まった「公認不倫」が、家庭を守るどころか花恵・弘樹・涼平・春奈の関係をさらに複雑にしていきます。そこで気になるのが、夫婦で「不倫してもいい」と約束していたら、法律上も不倫は問題にならないのかという点です。

結論は、「契約書があるから絶対に慰謝料ゼロ」「離婚で不利にならない」とは一概に言えません。夫婦の合意内容、実際の関係、婚姻が破綻していたか、第三者が何を知っていたかなど、個別事情で評価が変わります。以下は一般的な制度解説で、具体的な紛争では弁護士など専門家への確認が必要です。

EP8「罰」で描かれる公認不倫の契約

番組名夫に不倫をお願いされました EP8「罰」
テレビ東京放送2026年9月3日(木)3:20~(水曜深夜)
原作中家ヨシタカ『夫に不倫をお願いされました』
主演中村ゆりか、佐野玲於
EP8の中心人物花恵、弘樹、涼平、春奈、恵梨香、陽菜

ドラマ公式では、花恵は弘樹から公認不倫を提案され、その後、涼平と毎週土曜日に会う関係になります。しかし花恵自身は「これが本当に家庭円満につながるのか」と疑問を抱き、離婚と親権も意識し始めます。

EP8の法律的な面白さは、紙の上で「許可」しても、夫婦・親子・第三者の感情や法的関係まで同じように固定できるわけではない点です。

夫婦の合意があれば不貞行為ではなくなる?

民事上の不貞をめぐる責任は、単に「肉体関係があったか」だけでなく、婚姻共同生活の平和を侵害したか、当時すでに夫婦関係が破綻していたかなどが問題になります。最高裁判例でも、婚姻関係がすでに破綻していた場合には第三者が原則として責任を負わないとされた考え方があります。

そのため、配偶者が明確に同意していた事情は重要な材料になり得ます。ただし、同意の範囲や撤回、相手方の認識、実際に夫婦関係へ与えた影響などで争いになる可能性があります。「一度サインしたら将来どんな関係でも完全免責」とは言い切れません。

慰謝料はどうなる?裁判所は原因と経緯をみる

裁判所の案内では、慰謝料は不法行為による精神的苦痛を慰謝する損害賠償で、配偶者の不貞行為が原因で離婚する場合などに、離婚調停や慰謝料請求調停の中で話し合うことができると説明されています。

実際の調停では、離婚に至った経緯や原因がどこにあったかなどの事情を確認します。したがって「不倫した事実」だけで機械的に金額が決まるわけではありません。公認不倫の合意があったなら、その合意も経緯の一つとして検討対象になり得ます。

ドラマの「親権は弘樹」という条件はそのまま決まる?

EP8では、花恵から離婚を切り出した場合は娘・春奈の親権を弘樹が持つという条件が花恵を悩ませています。ただし、現実の離婚では子どもの利益が中心になります。2026年4月1日施行の改正民法では、離婚後の子の養育に関するルールが大きく見直され、親権・監護・養育費・親子交流などを子の利益の観点から考える仕組みが整備されています。

夫婦間の事前合意だけで、将来の親権・監護に関する判断が常に固定されるとは限りません。離婚時の事情、子どもの生活状況、父母の話し合いなどが重要になります。

「公認不倫契約」で特に確認したい5点

  • 誰との関係を、どの期間・範囲で認めたのか
  • 合意は自由意思でされたのか、後から撤回・変更があったか
  • 第三者は配偶者の同意をどこまで知っていたのか
  • 夫婦関係が実質的に維持されていたのか、すでに破綻していたのか
  • 子ども、生活費、別居、離婚など別の法律問題が同時に生じていないか

ドラマの花恵と弘樹は「家庭円満のため」という目的では一致していたものの、花恵は愛情を求め、弘樹は問題を外部化しようとしています。同じ契約書に署名しても、前提となる認識がズレていたことがEP8で表面化しています。

EP9では離婚・夫婦カウンセリングへ

公式EP9「崩壊」では、春奈の失踪と事故の危険をきっかけに、花恵が離婚を考え、弘樹も「親権も花恵に譲るから離婚しよう」と言い出します。その後、区役所で夫婦カウンセリングを勧められます。

つまりドラマ自身も、「契約書があるから問題解決」ではなく、夫婦が本音や価値観を振り返る方向へ進みます。各話の事実関係はEP8「罰」あらすじ記事、シリーズ全体はドラマガイドで確認できます。

よくある質問

夫が不倫を許可したら慰謝料は請求できませんか?

一概には言えません。配偶者の同意は重要な事情になり得ますが、合意の範囲や婚姻関係の状態、第三者の認識など個別事情で評価が変わります。

「公認不倫契約書」に法的効力はありますか?

夫婦間の合意を示す資料にはなり得ますが、将来起きるすべての紛争を一律に解決する万能な契約とは限りません。

不倫した側は必ず親権で不利になりますか?

親権・監護は子どもの利益を中心に考えられます。不倫の有無だけで機械的に決まるものではありません。

離婚と慰謝料はどこで話し合えますか?

裁判所では夫婦関係調整調停(離婚)の中で、離婚、慰謝料、親権、財産分与などを話し合う手続が案内されています。

まとめ|「許可」があっても夫婦問題は契約だけでは完結しない

EP8「罰」は、夫婦が決めた公認不倫のルールが、感情・親子関係・第三者との関係まで管理できないことを示す回です。現実の法律でも、合意書の存在だけで慰謝料や離婚、親権の結論が自動的に決まるわけではありません。

ドラマを見るときは「契約が有効か無効か」の二択だけでなく、誰が何に同意し、いつ関係が変わり、子どもの生活にどう影響したかという経緯に注目すると、EP9以降の離婚・カウンセリングの展開も理解しやすくなります。

参考情報

  • テレビ大阪『夫に不倫をお願いされました』公式STORY
  • 裁判所「家事事件Q&A」「夫婦(離婚等)」「慰謝料請求調停」
  • 法務省「父母の離婚後等の子の養育に関する民法等改正」

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