おとなのEテレタイムマシン「お若伊之助」古今亭志ん朝|10月21日放送のあらすじと見どころ|10/21 22:30
2026年10月21日(水)22時30分から、NHK Eテレ1・東京で「おとなのEテレタイムマシン『お若伊之助』古今亭志ん朝」が放送されます。今回よみがえるのは、1997年に収録された古今亭志ん朝の高座です。
「お若伊之助」は、若い男女の恋をきっかけに物語が進み、途中から不思議な気配が濃くなっていく古典落語です。番組紹介では、粋な江戸弁や巧みな人物描写に加え、人情、滑稽さ、怪談めいた一席を楽しめると案内されています。
10月21日「おとなのEテレタイムマシン」の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月21日(水)22:30~23:00 |
| 放送局 | NHK Eテレ1・東京 |
| 番組名 | おとなのEテレタイムマシン「お若伊之助」古今亭志ん朝 |
| 出演 | 古今亭志ん朝 |
| 演目の収録 | 1997年3月14日 |
| 収録時間 | 29分30秒 |
放送日時と演目紹介はGガイドの番組情報に掲載されています。NHKグループモールの公式商品ページでも、志ん朝の高座を収めた映像作品の収録内容として「お若伊之助」が挙げられ、1997年3月14日収録、29分30秒と案内されています。
「お若伊之助」はどんな落語?
「お若伊之助」は、別題「因果塚の由来」などでも知られる演目です。番組表の紹介によると、主人公のお若は日本橋の商家の一人娘で17歳です。
流行していた浄瑠璃を習いたいと母親に願い、母親は出入りの鳶頭・初五郎に相談します。
初五郎が師匠として紹介したのは、元武士の伊之助です。伊之助はお若に稽古をつけるようになりますが、若い二人はやがて深い仲になってしまいます。
母親は二人を別れさせ、お若を道場を開く伯父のもとへ預けることにします。
ここまでは、娘を心配する母親、仲を取り持つ鳶頭、恋に落ちる若者たちという人情話のように進みます。しかし、別れたはずのお若の周囲で不思議な出来事が起こり、物語は単なる恋愛話では終わらなくなります。
お若と伊之助、二人を取り巻く人物
お若は商家の一人娘です。母親が娘の習い事を心配するのは、年ごろの娘を見知らぬ男と二人きりにすることへの不安があるからです。
浄瑠璃の稽古という日常の場面から物語が始まるため、後に起こる出来事との落差が際立ちます。
伊之助は元武士の若者で、初五郎の紹介によって稽古をつける立場になります。母親は二人の仲に気づくと、伊之助に手切れ金を渡して関係を断ち、お若を伯父の道場へ預けます。
初五郎は二人の間を取り持つ役割を担い、後半では出来事の真相を確かめるために動き回ります。
この演目では、登場人物それぞれの立場が物語を動かします。母親の心配、初五郎の世話焼き、伊之助とお若の関係を聞き分けながら聴くと、話の流れがつかみやすくなります。
なぜ怪談めいた話に変わるのか
演目の一般的なあらすじでは、お若が伯父の道場に預けられた後も、夜になると伊之助が訪ねてくるように見えます。ところが、伊之助本人にはその訪問に心当たりがありません。
離れた場所にいるはずの人物が、なぜ夜ごとお若のもとへ現れるのか。この食い違いが、後半の不気味さを生みます。
伯父や初五郎が真相を確かめようとすると、夜に現れる人物の正体は人間ではなく、伊之助の姿に化けた狸だったという展開になります。一般的な筋では、お若は狸の子を身ごもり、悲劇的な結末へ向かいます。
細かな語り方や省略は演者によって異なる可能性があるため、今回の放送では志ん朝がどこに間を置き、どのように怪異を立ち上げるかが聴きどころです。
「お若伊之助」は、恋の行き違いを描く人情噺のように始まりながら、後半では人間の理解を超えた出来事へと進みます。笑いを含む江戸の会話から、少しずつ不安が増していく空気の変化も、この演目の大きな特徴です。
古今亭志ん朝の高座で注目したいところ
番組紹介では、志ん朝の魅力として、粋な江戸弁と巧みな人物描写が挙げられています。落語は一人の演者が複数の登場人物を声や仕草で演じ分ける芸です。
誰が話しているのか、どんな立場なのかが伝わると、場面が頭の中に自然と浮かびます。
今回の演目では、娘のお若、母親、鳶頭の初五郎、伊之助、伯父のやり取りが続きます。声の調子や言葉の間合いに耳を傾けると、人物の気持ちだけでなく、江戸の暮らしや人間関係も感じ取りやすくなります。
また、前半と後半の調子の違いも注目したい点です。稽古や恋の話では会話のテンポや人物の滑稽さが楽しめますが、夜の訪問をめぐる場面では、同じ人物の言葉でも不安がにじみます。
大げさな効果音に頼らず、語り口や沈黙で空気を変えていくところに、落語ならではの表現があります。
NHKグループモールの公式商品ページには、志ん朝が若い時期から円熟期までに残した高座の記録が収録されていると説明されています。「お若伊之助」は1997年3月14日収録の演目として掲載されており、今回の放送は当時の高座に触れられる機会です。
前回(9月30日放送)の「井戸の茶碗」との違い
9月30日放送の「おとなのEテレタイムマシン」でも、古今亭志ん朝の「井戸の茶碗」が取り上げられました。「井戸の茶碗」は、正直者同士が骨董品に隠れていた小判をめぐって譲り合う人情噺です。
一方、今回の「お若伊之助」は恋愛の行き違いから始まり、怪異を含む因果話へ転じていきます。
同じ志ん朝の高座でも、演目によって聴きどころは異なります。「井戸の茶碗」のあらすじや登場人物を振り返りたい方は、9月30日放送「井戸の茶碗」古今亭志ん朝の記事もあわせてご覧ください。
見逃し配信はある?
今回確認できた番組表とNHKグループモールの案内では、この放送回の見逃し配信について明確な記載は確認できませんでした。配信の有無を確認する場合は、NHKの番組ページやNHKオンデマンドで番組名・演目名を調べ、対象回が掲載されているかを確認してください。
今回の番組は22時30分から23時までの30分枠です。演目そのものの収録時間はNHKグループモールの案内で29分30秒とされており、落語一席を中心に楽しむ構成です。
参考にした情報
- Gガイド「おとなのEテレタイムマシン『お若伊之助』古今亭志ん朝」
- NHKグループモール「志ん朝三十四席 DVD全8枚+CD全5枚」
- 河出書房新社「伝説の高座、復活!古今亭志ん朝 大須演芸場CDブック」
- Web千字寄席「お若伊之助」のあらすじ・解説
よくある質問
「お若伊之助」はどんな話ですか?
商家の娘お若と、浄瑠璃の師匠になった伊之助の恋から始まり、別れた後に起きる不思議な夜の訪問をきっかけに、怪談めいた展開へ進む落語です。
10月21日の放送時間は何時からですか?
NHK Eテレ1・東京で、2026年10月21日(水)22時30分から23時までの放送予定です。
今回の高座はいつ収録されたものですか?
NHKグループモールの公式商品ページでは、「お若伊之助」は1997年3月14日収録、29分30秒と紹介されています。
まとめ
2026年10月21日(水)の「おとなのEテレタイムマシン」では、古今亭志ん朝の「お若伊之助」が22時30分から放送されます。1997年収録の高座で、粋な江戸弁や人物描写に加え、人情話から怪談めいた物語へと移り変わる語りを楽しめます。
お若と伊之助の関係、二人を引き離そうとする母親や初五郎の動き、そして夜の訪問をめぐる謎を追いながら聴くと、話の雰囲気がより伝わってきます。笑いと不気味さが同居する志ん朝の一席に注目です。

