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ドラマ「俺たちの箱根駅伝」原作はどんな小説?池井戸潤が「もう二度と書けない」と語った理由と読む順番|10/10 21:00

10月10日(土)よる9時から日本テレビ系で始まるドラマ「俺たちの箱根駅伝」。原作は、池井戸潤さんが書いた同名小説『俺たちの箱根駅伝』です。

日本テレビの原作ページでは、十余年にわたる綿密な取材をもとに「週刊文春」で1年半連載され、池井戸さんにとって初めての単行本上下巻として刊行された作品だと紹介されています。池井戸さん自身も、作品について「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」と語っています。

ドラマを見る前に原作を読むか迷っている方へ向けて、ここでは文藝春秋と日本テレビの公式情報をもとに、どんな小説なのか、上下巻はどう分かれているのか、どの版から読めばよいのかを整理します。

ドラマ「俺たちの箱根駅伝」の原作と放送情報

項目内容
ドラマ名俺たちの箱根駅伝
初回放送2026年10月10日(土)21:00〜
放送局日本テレビ系
原作池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』
出版社文藝春秋
単行本上・下巻、2024年4月24日発売
文庫版上・下巻、2026年9月2日発売

文藝春秋の公式書誌によると、単行本は2024年4月24日に上巻・下巻が同時発売されました。上巻は376ページ、下巻は336ページです。

ドラマ放送直前の2026年9月2日には文春文庫版も発売され、上巻432ページ、下巻384ページとなっています。物語自体は同じ『俺たちの箱根駅伝』なので、初めて読む場合は単行本か文庫版のどちらかを上巻から順に読む形で問題ありません。

原作小説はどんな話?学生ランナーとテレビ局の二本柱

『俺たちの箱根駅伝』の特徴は、箱根駅伝を目指す学生ランナーだけを描く物語ではないことです。文藝春秋の特設サイトと日本テレビの公式説明では、古豪・明誠学院大学陸上競技部の挑戦と、箱根駅伝を中継する大日テレビのスタッフたちの奮闘が大きな二本柱として描かれています。

明誠学院大学は、かつて箱根駅伝で連覇したこともある名門という設定ですが、物語開始時点では本選出場を2年連続で逃しています。卒業を控えた青葉隼斗らにとって、予選会は箱根へ戻るための重要な機会です。

一方の大日テレビ側では、プロデューサーの徳重亮らが、選手の熱量を第一にした中継を実現するために奔走します。箱根駅伝という大舞台を「走る側」と「伝える側」の両方から描くため、単純なスポーツ青春小説だけではなく、仕事に向き合う大人たちの物語も同時に進んでいきます。

ドラマ第1話でも、この二つの視点はそのまま重要です。第1話全体の流れを先に知りたい方は、「俺たちの箱根駅伝」第1話あらすじの記事で公式予告を整理しています。

池井戸潤が「もう二度と、こんな小説は書けない」と語る理由

日本テレビの原作ページには、池井戸潤さん本人のコメントが掲載されています。執筆のきっかけは、箱根駅伝中継で「小涌園前」だけが地名ではなく施設名で呼ばれることへの小さな疑問だったと説明しています。

そこから、ランナーや支える人々、映像を届けるテレビマンたちの執念までを小説へ落とし込む構想へ広がりました。池井戸さんは、書きたいと思ってから実際に書き上げるまで何年もの月日が流れたと振り返っています。

番組公式は、この作品について十余年にわたる綿密で膨大な取材をもとにしたと紹介しています。文藝春秋の特設サイトでも、構想に10年をかけた長編として取り上げられています。

「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」という言葉は、単に長い作品だったという意味だけでなく、箱根駅伝に関わる人々への敬意を持ちながら、選手側と中継側の両方を大きな物語としてまとめ上げたことへの実感が込められたものと受け取れます。

池井戸潤の代表作と比べると何が違う?

池井戸潤さんは1963年岐阜県生まれで、慶應義塾大学卒業。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞、『下町ロケット』で直木賞を受賞しています。日本テレビの原作ページでは、「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」シリーズ、『空飛ぶタイヤ』『陸王』『民王』『ハヤブサ消防団』などが主な作品として挙げられています。

企業や組織で働く人々の葛藤を描く作品で知られる池井戸さんですが、『俺たちの箱根駅伝』では大学駅伝のランナーたちの青春と、巨大な生中継を担うテレビ局組織の現場が交差します。

学生スポーツの熱さと、仕事の現場で信念を守ろうとする人々の姿が一つの作品に入っているため、これまでの池井戸作品が好きな方にも、箱根駅伝そのものが好きな方にも入口がある小説です。

上巻と下巻はどう分かれている?

文藝春秋の文庫版書誌を見ると、上巻は物語の序盤から、箱根駅伝を目指すチームや中継スタッフたちの状況が大きく動いていく部分を担います。ドラマ第1話で描かれる予選会も、原作を理解するうえで重要な導入です。

下巻の公式紹介では、いよいよ箱根駅伝本選が幕を開け、大日テレビの徳重たちが生中継の実現へ奔走する一方、甲斐真人率いるチームが過酷な箱根路へ挑む展開が紹介されています。

つまり、ざっくり分けるなら上巻は本選へ向かうまでの戦いと準備、下巻は箱根駅伝本選が大きく展開する完結編として読むと全体像をつかみやすいです。

ただし、ドラマをネタバレなしで楽しみたい場合は、原作をどこまで先に読むかを決めておくと安心です。第1話の内容を補強したい程度なら上巻から読み始め、ドラマの先の展開まで一気に知りたいなら上下巻を通して読む、という選び方ができます。

ドラマ前に読むなら単行本と文庫版のどっち?

2026年10月時点では、単行本と文春文庫の両方が公式に案内されています。内容を初めて読む目的なら、携帯しやすさや価格で文庫版を選ぶのが分かりやすいでしょう。

文庫版は上巻・下巻とも2026年9月2日発売で、定価はそれぞれ968円(税込)と案内されています。ドラマ開始の約1か月前に刊行されているため、放送に合わせて読み始めたい人には手に取りやすい時期です。

一方、2024年発売の単行本は上巻・下巻とも1,980円(税込)。大きめの判型で読みたい方や、単行本としてそろえたい方はこちらを選べます。

まず上巻だけでも大丈夫?

ドラマ第1話から作品世界へ入りたいなら、まず上巻からで大丈夫です。原作は上下巻の長編なので、読む順番は上巻→下巻です。

第1話の公式ストーリーは予選会から始まります。原作を先に読むと、ドラマで描かれる明誠学院大学や大日テレビの状況を、映像とは別の文章表現から理解できます。

一方で、ドラマを先に見てキャストのイメージをつかんでから原作へ進む楽しみ方もあります。どちらが正解というより、結末まで先に知りたいかどうかで選ぶのが分かりやすいです。

原作とドラマで注目したいポイント

日本テレビは、1987年以来箱根駅伝を生中継してきた経験を持ち、今回のドラマは関東学生陸上競技連盟の全面協力を得たプロジェクトと説明しています。原作もまた、長期間の取材を土台にしていることが公式に示されています。

そのため、ドラマでは選手の走りだけでなく、テレビ中継を成立させるスタッフたちの仕事がどのように映像化されるかも大きな見どころです。原作の「伝える側」の描写が、実際に箱根駅伝中継を担ってきた日本テレビのドラマとしてどう立ち上がるのかは、この作品ならではのポイントです。

主題歌やドラマ全体の見どころについては、「俺たちの箱根駅伝」主題歌と原作の関連記事でも紹介しています。

参考にした情報

よくある質問

ドラマ「俺たちの箱根駅伝」の原作は何ですか?

池井戸潤さんの長編小説『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋)です。学生ランナーと箱根駅伝中継を担うテレビ局スタッフの双方を描く群像劇です。

原作は何巻ありますか?

上巻と下巻の2冊です。単行本は2024年4月24日、文春文庫版は2026年9月2日にそれぞれ上下巻が発売されています。

原作を読む順番は?

上巻から下巻の順です。ドラマ第1話の予選会から作品世界を知りたい場合も、まず上巻から読み始めれば大丈夫です。

池井戸潤は原作について何と語っていますか?

日本テレビの原作ページで、箱根駅伝に関わる人々への敬意を込めて熱量を持って書いた渾身の一作とし、「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」とコメントしています。

まとめ

ドラマ「俺たちの箱根駅伝」の原作は、池井戸潤さんが十余年にわたる取材と長い構想を経て書いた上下巻の長編小説『俺たちの箱根駅伝』です。

学生ランナーの挑戦と、箱根駅伝を伝えるテレビ局スタッフの仕事を二本柱にした作品で、2026年にはドラマ放送に合わせるように文庫版も登場しました。ドラマ前に読むなら上巻から、映像を先に楽しみたいなら第1話を見てから原作へ進む、というどちらの入り方でも作品の二つの視点を味わえます。

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